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iOS 10、デバイスの3分の2が採用

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Appleの最新のモバイルOS、iOS 10の普及のスピードはこれまでのどのiOSよりも速いようだ。モバイル市場のマーケティング企業、Fiksuが発表したデータによると、リリース後約1ヶ月の現在、iOS 10はアクティブなデバイスの66.7%にインストールずみだという。つまりiOSデバイスの3分の2が最新のOSを作動させていることになる。当初の採用スピードが遅かったことを考えると驚くべき数字だ。

このデータはまず9to5Macに発見された。このブログはまたMixpanelもiOS 10の採用率に関して同様のトレンドを報告していることを指摘した。Mixpanelのデータによれば、月曜日現在のiOS 10の採用率は65.38%だ。

興味深いのは、一般公開後の最初の2週間のiOS 10の動きはかなりゆっくりしていた点だ。実際iOS 6からiOS 9のどれよりも遅かった。それが9月の末になって急に動き出した。Appleのユーザーにおける新しいiOSのインストールとしては今までにないパターンだ。途中から採用スピードが急上昇するというのはこれまでになかった。データによれば、9月27日から10月4日にかけてiOS 10の採用率は20%アップしている。

こうなった原因はまだ明らかでない。しかしAppleが「アップデート通知」の出しかたを変えたことと関係があるかもしれない。つまり通常であれば、Appleは新しいiOS1を公開直後にユーザーにOSのアップデートを勧める通知を送っていた。しかし今回は通知を出すタイミングを遅らせたため、そのすぐ後で採用の急増が起きたのかもしれない。

データを比較してみると、iOS 9が 50%のデバイスにインストールされるまでは1週間だったが、過半数のデバイスにインストールされるには1月かかっている。さらにiOS 9が70%のデバイスにインストールされるまでには2ヶ月半かかった(Appleの発表による)。しかしiOS 9の普及速度はその1年前のiOS 8のときよりも上で、iOS 7の場合とほぼ同様だった。

Fiksu DSPの新市場戦略担当副社長Tom Cummingsは次にように語った。「iOSのアップデートでこれまでに中途から採用が加速するパターンはこれまで見たことがない。最初の2週間は伸び悩んでいた。その後、Appleの努力とユーザーのiOS 10への信頼感が増したことで採用が増加したのだろう。当初、iOS 10にはバグや作動不良のニュースが流れ、ユーザーはインストールをためらっていた可能性がある。

Cummingsによれば、当初のバグ等はすぐに修正された上に、iMessageとの統合などiOS 10の新機能がユーザーに好感されたことも採用を加速させたのだろうという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+