現時点で最高のVR端末は、Playstation VRで間違いない

次の記事

‘JOLED’は、空中浮遊する小さな球体で作られたディスプレイ

コンシューマー向けVR分野の新たなリーダーが誕生した。ローンチしたばかりのPlaystation VRだ。それは、厳重に隠されている軍の訓練用テスト端末、何百万ドルと高額なもの以外で私たちが利用できる最も良いVRで間違いない。HTC ViveやOculus Riftといった最上級ハードウェアから、スマートフォンで利用できるSamsung Gear VRを含めた中で最も良い。

私はHTC Viveを持っているが、すぐにそれを放り出すということではない。Gear VRも使ったことがあるし、Google Pixelのローンチイベントで少しだけ試すことができたDaydream VRも今後もっと使ってみたいと待ち遠しく思っている。もし個人でどのVRハードウェアを購入しようか検討している場合は、Lucasが書いたまとめ記事を読むと参考になるかもしれない。しかし、それでも私はPlaystation VRが、コンシューマー向けVRは圧倒的な代表格となる存在だと考えている。日常的に使用するユーザーにとって使いやすく、価値のあるテクノロジーを届けることができるだろう。

PSVRが完璧かと聞かれれば、全くそうではないだろう。ビジュアルの正確性やルームスケールVRはどちらも私の持つHTC Viveの方が良い。ワイヤレスのGear VRのような自由度もない。Playstationのカメラでは、ヘッドセットの位置を見失うというトラッキングの問題が時折生じるのも見つけた。これは没入体験の中で方向感覚を失わせるものだ。

Farpoint VR demo psvr

しかし、Playstation VRはシンプルなところが魅力だ。設定からキャリブレーション(測定の調整)、実際の使用まで、他のゲームコンソールを設定する時の体験と似ていた。Viveを含め、他のより複雑なシステムの設定を経験してきたからそう思うというのもあるが、PSVRは箱から取り出して、実際に使用するまで、その過程は一貫して「それだけでいいの?」と思わせるものだった。実際にVRを体験するまで、多くの手間がかかることを予想していた。

シンプルなだけでは十分ではない。けれどもPSVRはシンプルさと強力な体験の良いバランスを保っている。ハイエンドな技術的要件やテクノロジーに親しんでいなくとも、ViveやSteamVRのゲームを体験した時のような驚きを平均的なエンドユーザーにも提供している。

もう1つPlayStation VRが優っているのは、ゲームの選択肢があることだ。ローンチ時点でもそのゲームライブラリは圧倒的だが、最も良い点は全てのゲームがVRであるべきゲームだったと言えるからだ。全てが秀逸と言えるものではないだろう。けれど私が試した全てのゲームは、VRに対する全体の印象を良くするほどの影響があった。ViveやGear VRで試したゲームでは言えないことだ。

もし、PSVRに大きな課題があるとしたら、それはまだ高額すぎることだ。PCの金額も上乗せされるViveやOculusほど高額ではないものの、Playstation VRの価格はコアなゲーマー層以外を惹きつけるには高すぎるかもしれない。しかし、PSVRは自宅に置かれるようになる。そこでは様々なユーザーが試すだろう。VRにはそれが今、最も必要なことだ。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website