“Dash and Dot” ロボットが、Swift Playgroundsでプログラムできるようになった

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Wonder WorkshopというスタートアップがAppleと協力して、Swiftを使ったプログラミングのやり方を子供たちに教える。

2012年に設立されたWonder Workshopは、Dash and Dotという、おもちゃのロボットを作っている。子供たちはWonder Workshopのアプリを使って作ったプログラムでロボットを制御できる。プログラミングツールというよりはカジュアルゲームの感覚に近い。アプリはDash and DotとBluetoothで接続し、ロボットの動きやセンサー等の機能を制御するために必要なプログラミング言語を自動的に識別する。

今回Apple Educationとの提携によって、Wonder WorkshopのロボットはApple Swift Playgroundsともつないで、プログラムできるようになった。

Swift Playgroundsは、AppleのWWDC 2016で紹介されたiPadアプリで、プログラム初心者向けのパズルや、iPad上でタップして制御できるキャラクター等を使用できる。初心者がSwiftを使ってプログラミングの基本を学ぶためのアプリだ。

Dash and Dotのユーザーは、iPadでSwift Playgroundを開くとWonder Workshopの “Playbook” を利用できる。Playbookは近くにどのロボットがいるかを表示し、ユーザーはコーディングを始めることができる。

Wonder Workshopの共同ファウンダー・CEO、Vikas Guptaは次のように語った:

「Swift Playgroundでまず出来るのは、ロボットをプログラムして一連のミッションを完了することだ。ロボットの動きやアウトプットを制御し、正方形の中を動いたりダンスをしながら、音を鳴らし光を点滅させる」

さらにセンサーを使えば、ロボットをセンサー入力に基づいて動作させることもできる。例えば、手を叩いたら決められた動作をするようにロボットをプログラムできる。

Programming Wonder Workshop's Dash robot using Swift Playgrounds.

Wonder Workshopのロボット、Dashを、AppleのSwift Playgroundsを使ってプログラムしているところ。

Swift Playgroundsとの統合によって、Wonder WorkshopはDash and Dotのユーザーに、新たなプログラミングのチャレンジを提供している、とCEOは語った。

Wonder Workshopのミッションは、6~11歳の子供たちにテクノロジーとプログラミングの楽しさを与えることだ。

「どの子供にもデバイスを使いテクノロジーを習得する機会が与えられるべきだ」とGuptaは言った。「しかし自分で子供を持ってみて、初めて大きな問題に気が付いた。ポストPC世界でどうやってコンピューターサエンスを教えるのか? 現在使われているデバイスはクローズドだ。われわれが育った頃のパソコンやノートPCはオープンプラットフォームだった」

同社はこのプログラマブルロボットを家庭向けに販売しているが、Dash and Dotは学校のカリキュラムやプログラミング・クラブ等で数年前から使われている。現在世界8500ほどの学校でDash and Dotが導入されていると同社は報告している。

発売当時は一風変わった存在だったDash and Dotだが、今はSTEM教育向けロボットのメーカーに多くのライバルがいる。例えばBee-Bot, OzobotSpheroParrot等。そう、ドローン技術の会社であるParrotには教育部門がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook