事実確認

Amazon Alexaは2016の大統領選挙戦に関する事実確認もすることができる

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友人たちと大統領選挙に関して議論した際に、ヒートアップしてしまったことはないだろうか?グッドニュースだ:いまやAlexaは2016年の選挙に関して、候補者の主張そのものに対する事実確認(fact check)をすることができる。対象にはクリントンとトランプの発言だけではなく、コメントの内容がチェックされた、他の候補者や政治家のものも含まれている。

この事実確認機能は、新しいスキルによって可能になっている ‐ Amazonの仮想アシスタントのパワーを強化する沢山のアドオン、音声駆動アプリの1つなのだ。この仮想アシスタントは、Amazon Echoスピーカーや、Fire TV、その他のデバイスに搭載されている。

この新しい「 Share the Facts(事実を共有する) 」スキルは、Duke Reporters’ Lab(デュークレポーター研究所:スタンフォード大の1部門)によってもたらされた。同研究所は質問に答えるために、信用のおける既存の事実確認サイトを利用している。例えばWashington Post’s Fact Checker、FactCheck.org、そしてPolitiFactなどが含まれる。

インストール後、スキルを利用するには以下のように言えば良い:「Alexa, ask the fact-checkers…(Alexa、事実確認をお願い…)」そしてあなたの質問を続ける。

同スキルは、討論、キャンペーン広告、その他のインタビュー中で行われた主張を確認することに利用可能だ。

以下に示すのがAlexaに対して訊ねることのできる質問の例だ:

  • “Alexa, ask the fact-checkers did Donald Trump oppose the war in Iraq?”(Alexa、事実確認をお願い。ドナルド・トランプはイラク戦争に反対したの?)
  • “Alexa, ask the fact-checkers was Hillary Clinton right that her email practices were allowed?”(Alexa、事実確認をお願い。ヒラリー・クリントンが主張した、電子メールの使い方は許可されていたという事実は正しかったの?)
  • “Alexa, ask the fact-checkers is it true that 300,000 Floridians have lost their health insurance because of Obamacare?”(Alexa、事実確認をお願い。30万人ものフロリダの住民がオバマケアのせいで健康保険を失ったというのは本当なの?)

このShare the Factsプロジェクトからスピンオフしたスキルは、自然音声認識を利用して質問を分析し、プロによって選別を受けた約2000のチェックデータベースから答を引き出してくる。その結果は、タイムリーで、かつパートナーの事実確認サービスの間でもっとも高い同意が得らているものとなるように、調整されている。

これは、AmazonのAlexaが、大統領キャンペーン中にユーザーを支援してきた唯一の方法ではない。アマゾン自身も最近、特に新しいスキルの追加なしに、ディベートの開催と他の選挙について直接質問することのできる、新しい機能を公開した

例えば、Alexaは有権者に対して、いつディベートがテレビで放映されるかをこれまで答えることができていたし、だれが調査で優位であるかを答えることもできる、そしてこの先はある候補者がどの州で勝ったのかといった質問にも答えられるようになる。

最後の質問は、選挙に関するリアルタイムの情報を伝えるために、Election Day(今年は11月8日)以降にAlexaが答えられるようになる音声コマンドの1つだ。また、誰が優勢なのか、人口の何パーセント票を候補者は得たのか、全体として誰が勝ちつつあるのか、特定の州で勝つと予想されているのは誰か、ある州で集まった票の数は何票か、特定の地域での選挙結果はどうか、あるいは単に「選挙結果は?」と訊ねることもできる。

既に、ユーザーたちは現在進行中の選挙戦とディベートに関する答を求めて、Alexaに向かい始めている。Amazonによれば、例えば水曜日に行われた最後のディベートの間に、「hombre」(スペイン語:「奴」「野郎」といった意味の俗語)に関連した問い合わせが40倍に増えたと言っている。

そして、ユーザーが最も沢山訊ねた2つの質問は、多かった順に次のようなものだ:「Alexa、ディベートの開始時間は?」そして「Alexa、議論に勝ったのは誰?」。

Amazon introduces Amazon Alexa, Echo and the All-New Echo Dot at a product launch in London

Amazonはまた、Alexaのユーザーたちが2016年の選挙に関連して、これまでに何百万もの質問をしていると語った。それらの質問のうちの数十万が、データベースの中身に格納されたものに関係したものだった。そして、ヒラリークリントンに関するものに比べて、ドナルド・トランプに関する質問の数が倍だったことを、Amazonは指摘した。

これはあくまでも個人的な意見だが、Alexaはどちらの陣営の味方もしていない。例えば彼女(Alexa)は、最後のディベートに関しては、どちらも新しい票の増減はなかったようだと答えるだけで、どちらが勝利したのかについては答えない。

一方、どちらに投票するつもりなのかと聞かれたときには – これまでに1万3000回以上聞かれているそうだが – Alexaこのように明るく答えるだけだ:

「雲の中には投票所はありません – 信じて下さいね、私見たんですよ。ここには1と0しかないんです」。

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(翻訳:Sako)