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PrismaがFacebookライブビデオで動作するアートフィルターをデモ

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昨日Facebookは、スタイル付フィルター機能のデモを行った、同社によれば程なくライブビデオ配信機能のリアルタイム処理オプションとして提供される。

これに負けじと、Prismaこの夏にローンチされると同時に、アートフィルターブームを広め、10月までに7000万ダウンロードを数えたアプリ)も、昨日独自のデモを開催した。

共同創業者のAlexey Moiseenkovは、Prismaのリアルタイムに働くスタイル変換テクノロジーのデモを、Facebookのライブプラットフォームを経由してブロードキャストで行い、視聴者とQ&Aセッションを行う機会として利用した(完全なビデオは下に示した)。

「マーク(ザッカーバーグ)と彼のビデオに挨拶したいね」と、Moiseenkovはその約30分に及んだPrismaフィルターを通したFacebookライブ配信の中で口にした。「これはもちろんデバイスからのライブだよ、あとインターネットだね ‐ マークありがとう、このビデオをシェアさせてくれるライブAPIを提供してくれて」。

段々調子が出てきて英語とロシア語で質問に答え始める前には、「誰かが視ててくれているといいな」とも付け加えていた。

彼はまた、途中フィルターを何度も切り替えながら、モスクワの自宅の中を写してみせた。「犬は飼っていないけど、冷蔵庫はあるよ」と彼は冗談を言った ‐ ザッカーバーグがペットの犬をFacebookのスタイル変換デモに使ったことを意識しながらのことだ。

Facebookは、AIを使ったアートフィルタリングに取り組んでいる唯一のハイテク巨人ではない。昨日にはGoogleが、ブログ上で「スーパーチャージスタイル変換」というタイトルの記事を公開している。記事中ではある特殊なニューラルネットに関する作業が取り上げられていて、そのニューラルネットを使えば利用者は異なる複数の入力スタイルを混ぜ合わせて1つのイメージを生成できるようになる。このため、勇敢な小さなスタートアップとしてのPrismaにとっての競争は、これ以上にはなりえないほど大きなものになっている。

ライブ配信中に出た、競争についての質問に答えてMoiseenkovは「GoogleとFacebookがこいつをコピーしようとしていることは本当にクールだけど、そのことはスタイル変換とオンデバイスのディープラーニング手法が、世界中のどの大企業にとっても、とっても気になる代物だっていう証拠だと思うね」と付け加えた。

初期の憶測にはPrismaチームが買収されるのではというものもあった。結局、彼らの製品の強みを複製しようと試みるプラットフォームの巨人たちの目の前で、彼らは自分たちのツールの機能セットの開発を続けてきた。

Prismaは今月の初めにそのビデオ機能を立ち上げたばかりである。これはPrismaの機能をクローンしてアートフィルターの流行りに素早く飛び乗ったPicsArtのようなライバルアプリの後塵を拝している状況だ。しかし、元々は写真フィルターアプリとして成功し、ユーザーにInstagramのフィードを簡単に飾り立てる方法を提供してきたにもかかわらず、チームは明らかにビデオをPrismaの中心命題として捉えている。

「私たちはビデオという手段で自己表現をする究極の方法を提供したいんだ、そして拡張現実やこうしたこと全てをね ‐ これはとんでもないことだ、なにしろそれは感情的な体験を変えてしまったのだから」と、Moiseenkovは付け加えた。

フィルターによって変換されたビデオの最も明白な利点は、スタイル付のマスクを見ているものに効果的に適用できれば、より多くの人びとにビデオコンテンツを作りシェアすることを促すことになるということだ ‐ またそれによって、1部のユーザーに共有を躊躇わせるかもしれない、機密保持(あるいは個人情報保護)の懸念に対する、スマートな解決手段の1つを提供することができる。それは多くの人の支持をすぐに得ることができる、「拡張現実」のようなものに見える。

だから、Facebookが可能な限り迅速に独自のスタイル変換フィルタをローンチしようとしている理由も、理解することは容易である。(「これが皆さんの手に届くことを楽しみにしています!」と、昨日のFacebookのプロトタイプのデモ後、CEOのマーク・ザッカーバーグは語った)。要するにテクノロジーの巨人は、利用者たちに落ち込みの傾向に逆らって、もっと沢山の個人的でオリジナルなストーリーを共有してもらう手段を探しているのだ。

Prismaの場合、Moiseenkovはおそらくあと数日で(恐らく今週の後半には)ライブ機能がリリースされると語った。まずiOSアプリにこの新しい機能が搭載される。Androidユーザーへは、機能の取り込みは約束されているものの、その提供時期に関しては明らかにされていない。

Moiseenkovはまた、処理が手元のデバイス上でローカルに行われることも約束した、もちろんFacebookのライブプラットフォームを使って配信するためには、インターネットへの接続が必要だ。

「このテクノロジーには全く限界がないと思っている…単に時間の問題だよ」と、彼は付け加えた。

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(翻訳:Sako)