Crayの新スパコン、XC50はシングル・キャビネット・タイプで1ペタフロップスを達成

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Crayは新しいスーパーコンピューター、XC50を発表した。これはXC40の後継モデルで、同社のシングルキャビネットタイプとして初めてピーク速度1pflops(ペタフロップス)を達成したという。XC50はNVDIA Tesla P100 GPUアクセラレータ、次世代のIntel XeonとXeon Phiをサポートする。想定使用目的にはディープラーニング・アルゴリズムの処理などが含まれる。Crayではこうした目的でのニーズが高まったことが同社のシステムでGPUの活用に力を入れるようになった原因だとしている。

ペタフロップス・スケールのコンピューティングは天気予報、システム・シミュレーション、量子論を応用した化学、生理的レベルでの頭脳活動のシミュレーションなど最新かつもっとも処理能力を必要とするを計算処理を助ける。Crayのプレスリリースによれば、スーパーコンピューターは人工知能、ディープラーニング・アプリケーションの分野でますます広く利用されるようになっているという。AIや機械学習は単なる研究プロジェクトを超えて次世代のコンシューマ向けサービスの中心になっていきそうだ。

XC50が最初に設置されるのはスイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)で、Piz Daintのニックネームを持つ現行のXC30のアップグレードとなる。同センターにはPiz Doraと呼ばれるXC40が稼働しており、XC50はこれと連動して新しいXC50システムが構築される。総合的なスピードで世界最速のコンピュータの一つとなるという。

一方、Crayはアメリカのエネルギー省アルゴンヌ国立研究所とアルゴンヌ・リーダーシップ・コンピューティング施設でコードネームThetaと呼ばれる新しいSC40スーパーコンピューターを開発中だ。ストレンジャー・シングの研究を始めるのだろうか?

〔日本版〕 Pizはスイス南東部で話されるロマンシュ語で「山、峰」の意味。なお原文のArgonne National LibraryはArgonne National Laboratoryのこととみて翻訳。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+