究極のクラウド化: デベロッパーのコンピューターをクラウド上から提供するSixaがシードで$3.5Mを調達

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追悼ジョン・グレン

クラウドには多くのメリットがあるが、ことハードウェアとなると、自分の手元や職場などに自分用のPCを置いている人が、圧倒的に多い。

Sixaは、クラウドから高速な仮想マシンを提供することによって、デベロッパーをPCから解放し、コンピューティングをクラウドに移そうとしている。同社は最近Y Combinatorを卒業して、Tandem Capitalが率いるシードラウンドにより350万ドルの資金を調達した。

3か月前にローンチしたときには、15000名あまりのデベロッパーがSixaのプラットホームに集まり、待機者リストに数千名が並んだが、今日(米国時間12/9)同社は、公開ベータを公式に開始した。

TandemのパートナーDoug Renertはこう語る: “非公開ベータのときからすでに数千ものデベロッパーがこのサービスに群がり、本物の需要があることが伺われた。今回の資金でSixaは歩幅が大きくなり、その需要に迅速に対応できる。ほかにも、世界的に広がるデベロッパーコミュニティをサポートでき、ハードウェアが一台もなくても強力なコンピューターに簡単にアクセスできることを、訴求していけるだろう”。

同社が提供するクラウドコンピューターの上ではWindowsが動き、その十分なパワーを月額49ドルまたは1時間49セントで利用できる。また同社には、デザイナーやゲーマー向けの、ハイエンドのグラフィクスカードと大容量のRAMを備えた‘機種’もある。そしてWebブラウザーから仮想デスクトップに容易にアクセスでき、USB機器にアクセスするためのアプリケーションも提供される。

これまでの、仮想マシンの最大の問題点は、レイテンシー(遅延)だった。マウスを動かすとその結果が半秒後に画面に現れるようでは、コンピューターがまるでメンタルな迷路のように見えてくる。Sixaは自分側で生ずるレイテンシーを11ミリ秒に押さえている。それにISPが提供するインターネットアクセスのスピードと、データセンターからの物理的距離を加味したものが、ユーザーが実際に体験するレイテンシーだ。

Sixaの協同ファウンダーでCEOの Mykola Minchenkoは語る: “クラウド上でPCを使うことからレイテンシーを取り除き、そこに、つねに最新のハードウェアとソフトウェアを使える利便性を加えた”。

Sixaは今、無料試用を提供している。時間はわずか2時間だが、自分のニーズによく合った構成が得られることを体験できる。

重くて不格好なPCを抱(かか)えたり引きずったりから卒業して、クラウド上にコンピューターを持てるようになると、そこから得られる利便性も大きい。たとえばあなたがビデオ編集者なら、デザイナー用PCのアカウントにサインアップし、編集結果をいちいちリモートのプロデューサーにエキスポート/アップロードしなくても、クラウドコンピューターのリンクを教えるだけで、彼らにあなたの成果が分かるだけでなく、彼ら自身による編集〔やコラボレーション〕もできる。そのほかの非常にさまざまな分野、とくに頻繁なテストを要する分野で、これと同じような利便性をフルに享受できる。

今現在Sixaは、デベロッパーとデザイナーとゲーマーに焦点を当てている。しかし今後は、大量のデータ処理を伴う設計業務や、セキュアなエンタープライズアクセス、仮想現実のシステムなどに、対象を拡大していきたい、としている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))