Gatebox

好きなキャラと生活できる“バーチャルホームロボット”の「Gatebox」、期間限定の予約販売を開始

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ウィンクル代表取締役の武地実氏(左)とプライマルキャピタルの佐々木浩史氏(右)

ウィンクル代表取締役の武地実氏(左)とプライマルキャピタルの佐々木浩史氏(右)

「好きなキャラクターと一緒に生活できる」——2015年2月にそのコンセプトを明らかにし、2016年1月にはプロトタイプも披露してくれたウィンクルのバーチャルホームロボット(当初はコミュニケーションロボットと呼んでいた)「Gatebox」。その販売がいよいよスタートする。ウィンクルは12月14日、公式サイトにてGateboxの限定予約販売を開始した。価格は税別29万8000円で、販売対象は日本および米国。販売期間は2017年1月31日まで。予約販売台数は300台程度を見込んでいる。なお発送は2017年12月以降と少し先の予定になっているている。

Gateboxは、そのボックス内のスクリーンにキャラクターの映像を投影。各種センサーと組み合わせることで、ユーザーとコミュニケーションを取ることができるロボットだ。例えば朝になればユーザーを起こし、さらに起きたかどうかを確認して「おはよう」とあいさつをし、その日の予定を教えてくれる。夜帰宅すれば、電気を付け、「おかえり」のあいさつをしてくれるといった具合だ。筐体のボタンをタッチしてから話しかけたり、iOSとAndroid向けに用意されるアプリを通じて、疑似的なチャットを行いコミュニケーションをとったりするほか、Googleカレンダーのスケジュールを共有するといったことも可能だ。まずは以下のコンセプト動画を見てもらったほうが分かりやすいと思う。

本体にはプロジェクターのほか、スピーカー、カメラ、マイク、タッチボタン、人感センサー、温湿度センサー、照度センサーを搭載。またWi-Fi、Bluetooth、赤外線での通信に対応している。HDMI端子も備えており、接続したPCからプロジェクターを操作することも可能だ。本体サイズは幅220mm×奥行き360mm×高さ520mm。

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ユーザーとのコミュニケーションを行うのは、オリジナルキャラクターの「逢妻ヒカリ(アヅマヒカリ)」。ゲーム「ときめきメモリアル」や「ラブプラス」などにも関わった箕星太朗氏がキャラクターデザインを務めた。なおこの逢妻ヒカリはあくまで“初期販売コンテンツ”という扱い。今後は別のキャラクターが登場することも検討中だという。ウィンクル代表取締役の武地実氏は「例えば違う国の言語に対応するのであれば、その言語専用のキャラクターがいてもいいと思っている」と語る。また同社はこれまでに初音ミクとのコラボレーションも行っている。今後IPモノのキャラクターが登場するような可能性もあるとしている。

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ユーザーは当初、この逢妻ヒカリと(1)アクティブ・コミュニケーション:ユーザーの動きや時間に合わせて自律的に話しかける(2)トーク・コミュニケーション:ユーザーの音声を認識し、その内容に合わせた返事をする(3)チャット・コミュニケーション:チャットアプリを通じてメッセージのやり取りをする——の3種類のコミュニケーションが可能だという。

今回の予約販売に先駆けて僕も製品版のGateboxのデモを見ることができたが、筐体のデザインもプロトタイプに比べてはるかにブラッシュアップされていた。製品版に合わせて逢妻ヒカリの3Dモデルも作り直したほか、モーションについても200以上用意したという。

ウィンクルでは今後、定期的にGateboxの予約販売を行いつつ、製品のブラッシュアップを進めるという。「イメージしているのはアップルのような会社。ソフトもハードも最高のものを自社で作っていきたい。当面はGateboxのバージョンアップを進めていくが、今後はより体験を拡張する製品を提供していきたい」(武地氏)

ウィンクルは2014年2月の設立。これまでABBALab、インキュベイトファンド、プライマルキャピタル、iSGインベストメントワークスから合計約2億円の資金を調達している。