ポケモンGO、ダウンロード、売上ともに減少。マリオに期待

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社会現象となったモバイルの大ヒット、ポケモンGOがピークに達した頃、期待に答えてNintendoのSuper Mario RunがApp Storeに登場した。モバイルユーザーの注目を奪ってポケモンの記録の数々を塗り替えようと目論んでいる。App Annieの最新データによると、ポケモンGOは過去数ヵ月間でダウンロード数、売上ともに減少しているが、その膨大なアクティブユーザー数のおかげで今も上位にランクされている。

米国のポケモンGOのダウンロード数は、2016年7月には8000万回以上だったが、11月には150万回にまで減少していることが同社によるポケモンGOデータの最新分析でわかった。この数字は同アプリが市場で飽和に近づいていることを示している。11月の数字は米国デビュー以来の総ダウンロードの5%にすぎない(プレイしたいと思っている人は既にダウンロード済みだとも言える)。

こうした減少にもかかわらず、ポケモンGOは11月のiOSとGoogle Playのゲーム総ダウンロード数ランキングで米国の16位に入っている。ちなみに、7月はナンバーワンだった。

もっと重要なのは、ポケモンGOのアクティブユーザーが減っていることだろう。これはゲームによる収入に直接影響を及ぼす。

今も米国だけで2300万人という膨大なモバイルアクティブユーザーを抱えているが、7月から11月の間に1/3弱減っている。7月には月間アクティブプレーヤーが6600万人いたとApp Annieは言っている。

ゲームが初めて公開されたとき、米国のユーザーは毎日平均1時間プレイしていたが、今は45分になっている。

さらに、ポケモンGOの米国での売上は7月の1.25億ドルから11月は1500万ドルに激減している。同じ期間にiOS/Androidゲーム総売上ランキングでも1位から6位に落ちている。

運営会社は減りいく数字をスペシャルイベントで食い止めようとした。例えばハロウィンに実施したイベントは前の週より多くの売上をもたらした。App Annieによると、このイベントのおかげで米国での売上は前週から170%伸びたという。

プレーヤーを呼び戻すために、先月から毎月のボーナスも提供している。しかし、どちらの試みもポケモンGOをかつての記録的数字に戻すことはできなかった。

もちろん、ポケモンGOが続けている売上げやアクティブユーザー数の状況は、他のモバイルデベロッパーにとって喉から手がでるほど欲しいものだ。米国のみのデータから全体像はわからないが、それでもこの数値は、あの巨大なモバイルヒットがどこへ落ち着いていくのかを示すものであり、あの騒動も終りに近づいているようだ(これからMario騒動が取って代わるかもしれない)。

ポケモンの開発元であるNiantic Labsはゲームのトラフィック減少を見越して、別の方法で収益化する方向へ進んでいる。例えば、日本のマクドナルドと提携したり、Sprintや最近では Starbucksともスポンサー契約を結んでいる。

「ポケモンGOの実績の落ち込みは、あの異常ともいえる記録的スタートを踏まえれば驚きではない」とApp Annieの調査担当SVP、Danielle Levitasは言う。「重要なのは、11月の米国の月間アクティブユーザー数、2300万人という数字が、第2位のゲームより50%以上多いことだ」。

もしこれがポケモンGOの安定状態だとすれば、悪くない居場所だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook