イーロン・マスク、その名も「掘削企業」(boring company)を始めるとツイート―道路下トンネルで渋滞解消

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多数の会社のCEOを務めるビジョナリー経営者のイーロン・マスクだが、今度は交通渋滞にうんざりするうちに、また新しい会社を思いついたらしい。その名もまさにThe Boring Companyだという〔boringには「うんざりする」と「穴を掘る」の両方の意味がある〕。この会社は掘削機で道路下にトンネルを掘って地上の渋滞を解消するのだそうだ。

マスクは土曜に渋滞に巻き込まれて新しいベンチャー企業のインスピレーションを得たらしい。ボーリングという単語をネタにした駄洒落ツイートを連発していた。その後のツイートからから考えても企業創立はどうやら本気らしい。

TeslaとSpaceXで驚異的な成功を収めたマスクだが、同時にこれまでCEOとして失敗も多かった。しかし事業の上でしつこい冗談を言う性格だたとは知られていない。これほどはっきり何かをやりたりと言うならそれは真剣なのだろう。しかもマスクはTwitterの自己紹介欄の「現在の事業」にTesla、SpaceX、OpenAIに加えて「トンネル(そう、地中を掘るあのトンネルだ)」を付け加えた。

マスクのツイートについて言えば―渋滞で立ち往生した人間の反応としてはいささか子供っぽい。普通程度の想像力があるティーンエージャーだったら、渋滞の解消策として、A) 空飛ぶ車、B) 地下トンネル、を考えつきそうだ。しかしマスクの実績を考えると、実現可能性を考慮した上の発言かもしれない。すくなくとも実現に向けてなんらかのロードマップは準備しているのだろう。

そういうことであればマスクはTwitterで大掛かりなホラを吹いたりうっぷんを晴らしたりしているわけではないのだろう。ともあれマスクはこれまでテクノロジー起業家として信じられない成果を上げてきた。それならもうひとつの山に登る(掘る?)ことにしたとしても不思議はない。

画像: Brisbane City Council/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

〔日本版〕東京の山手トンネルは1992年着工、2015年完成。総延長18.2km。7割の区間で記事トップ写真のような掘削機を利用したシールド工法が用いられたという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+