GMは500 Startupsと手を組み、アーリステージの投資機会を模索する

次の記事

リセットボタンを押したGoogle

過去数年間、GMは大規模な買収や出資を行ってきた。今年には自動運転車のCruiseを買収し、Uberの最大のライバルであるLyftには5億ドルを出資している。CTOのJon Lauckerner氏によれば、GMは新しい自動車体験を提供する分野にどのように入り込むべきか模索している最中だという。

しかし、どのような企業も、かつては創業されたばかりの小さな企業だった。そしてGMは、大きくなった企業に大規模な出資をする機会だけでなく、創業されたばかりの企業を見つける機会を探している。だからこそGMは、500 Startupsと手を組むことで様々な分野の有望企業を見つけ出し、同社が資本参加する分野をこれまでに以上に広げようとしているのだ。

GMのスポークスパーソンによれば、同社が参加するのはシード投資ではなく、シリーズAかそれ以降のラウンドだ(そして、そのような出資はGM Venturesを通して行なわれる)。出資を決めるうえでの判断基準は、その企業が成果を残しているどうかだという。このパートナシップによって、500 Statupsがこれまでに提供してきたメンターシップに加え、GMがもつネットワークを活用したメリットをスタートアップに提供することが狙いだ。

今後、GMは各バッチから有望な企業を5社見つけ出し(Lauckner氏によれば、この数字は固定化されたものではない)、その企業に500 Startupsと共同で出資していく。先日19番目のバッチに参加する企業を公開した500 Startupsは、GMとのパートナーシップによって他のアクセラレーターとの差別化を狙うことができる。実際、500 Startupsは他社とのさらなる差別化を図り、同社が運営するプログラムの名前から「accelerator」の文字を消している。このパートナーシップは、500 Startupsがもつコネクションを利用できるGMにとってもメリットがあるものだが、バッチに参加する企業にこれまで以上の価値を提供できる500 Startups側にとってもメリットがあるものなのだ。

GMはこれまでに何百もの企業を輩出してきた500 Starupsと手を組むことで、このアクセラレーターがもつ巨大なコネクションを有効活用して有望な投資先を見つけ出すことができる。また、500 Startupsはアメリカ国外で活躍する企業にもコネクションを持っている。

GMからの出資は自動車関連の分野に限られたものではない。GMのコアビジネスを間接的にサポートする「インフォテイメント」や機械学習などの分野で活躍するスタートアップにも出資が行なわれる可能性もある。GMがアーリーステージのスタートアップとのネットワークを構築することで、将来的には同社がスタートアップとパートナシップを結んだり、もしくはそのスタートアップを買収するというような機会が生まれることだろう。

アップデート:GMのスポークスパーソンは、同社が参加するのはシードラウンドではなく、それ以降の資金調達ラウンドであると明らかにした。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter