新技術を育てるのはやはりポルノ?!

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大人向けの娯楽が、新しいテクノロジーの牽引役を果たした例は数えきれないほどだ。ISPについてもそうだったし、グラフィックカードの発展にも寄与している。バーチャルリアリティの分野でも、アダルトコンテンツこそがもっとも有力なユースケースとなるだろうと考える人は多い。重くて扱いにくいヘッドセットも、ポルノの力で広がり得るというわけだ。

その可能性を示すかのように、全世界でトップ50に入るアクセス数を誇るPornhubが、いくつかのデータを公開した。

たとえば昨年、PornhubサイトにおけるVRコンテンツの検索数は3800万にものぼるのだとのこと。ちなみにサイト内には1800本のVRコンテンツが用意されている。

ところで、Pornhubのレポートによれば、VRポルノはアメリカ国内よりも他の地域でより人気があるようだ。PornhubでポルノVRを検索した件数の多い国トップ10は以下の通りだ。

  1. 中国
  2. タイ
  3. 香港
  4. フィリピン
  5. ノルウェイ
  6. フィンランド
  7. ブラジル
  8. ベトナム
  9. エジプト
  10. チリ

現在のところ、Pornhubが対応を急いでいるのはCardboardだ。高性能というわけではないが、多くの人が利用している。VRを試してみたいと考える人にとても人気のデバイスだ。Pornhub自身も、プロモーションの一環として1万台のCardboardデバイスを配布したりもしていた。

ブラウザ上でVRを実現して、とくにモバイル環境で没入感を提供するWebVRは今後ますます普及していくのだろう。ただし、頭の動きに応じて視点を変更するというようなことは、少なくとも現在のところはできない。そのため、現在のVRポルノは、ステレオ立体視を提供したり、あるいは専用アプリケーションにダウンロードして楽しむものとなっている。

しかしWebVRが標準としての地位を確固たるものとしていけば、より高品質なVRポルノが登場してくるに違いない。

Pornhubだけでなく、他にも多くのアダルトコンテンツ・サイトがVRコンテンツの充実を目指している。ユースケース的に狙い目であるのと同時に、GoogleやFacebookなどの巨人たちが手を出しにくい分野であり、十分な商機があると考える人が多いのだろう。

2016年は、VR元年ともいえる年だった。当然に、2017年にかける期待も大きいものとなっている。アダルトエンターテインメント界は、さらなる発展を目指して動き出すこととなるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H