3d prining

フォード、自動車大型パーツの3Dプリント化を実証実験

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将来のフォード車は、3Dプリント製ということになるのかもしれない。月曜日に行われたフォード・モーターの発表によると、フォードは大きな車体パーツを3Dプリントによるものにするテストを始めたのだそうだ。パーツ製造に関する技術は、3Dプリント業界大手のStratasysが提供する。まずは大規模パーツの3Dプリント化が可能かどうかという実験から始めることとなっている。うまくいくならば、コストの面から実現可能性がまったくなかった小規模ロットのパーツ製造が可能となる。

StratasysのInfinite Build 3Dにより商用プロダクトを製造できるようならば、車のパーツ製造の世界に、これまでは考えられなかったニッチを実現することとなる。コスト的に成立しなかったアップグレードパーツなどを提供できるようになるのだ。さらにFordにとってみれば、レーシングカーカテゴリーや、プロトタイプやコンセプトカーの製造が、短期間かつ低コストで行えるようにもなる。

一般利用者からみれば、カスタムパーツをオーダーしたり、完全にオリジナルなパーツを用いたエステティック・アップグレードが行いやすくなるという意味をもつ。3Dプリントの技術を用いれば、パーツの生成に金型を使う必要もなくなるわけだ。これまでは、完全オリジナルなパーツはもちろん、少ない量のパーツ作成すら、コスト面から成り立ち得ないものだった。製造には車本体よりも高額な費用が必要となっていたのだ。

3Dプリントによるパーツ製造のメリットはコスト面だけの話ではない。重量面でもメリットがあるのだ。フォードの試算によれば、3Dプリントによるパーツは従来品に比べて半分程度の重量におさめることが可能なのだそうだ。すなわちボディパーツの多くを3Dプリント化すれば、その分だけ軽量化されて、燃費も向上することが期待される。

とりあえず、フォードは研究開発部門におけるテストを重ねていく予定であるとのこと。車の製造シーンに新たな時代が訪れることになるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H