Tripbox
Tasitime

Instagramで人気の飲食店を探せるグルメサービス「Tastime」、AnyPay木村氏やFablic堀井氏が出資

次の記事

ザック曰く、FacebookのARプラットフォーム戦略の一環としてSnapchatの類似機能をリリースした

若い世代はGoogleで検索せずに、Instagramで検索している——インスタグラマー・GENKINGさんがそう語ってネット業界や広告業界(の特におじさんたち)に衝撃を与えたのはもう1年前のこと。今じゃこんな「Instagramでの検索」を前面に出したグルメサービスだって登場しているのだ。

Tripboxが提供する「Tastime」は、Instagramで人気の飲食店の情報を検索・閲覧できるグルメサービスだ。Instagramの許諾を受けて公式APIを使用しており、ネット上にある飲食店の情報(電話番号や住所、営業時間など)とInstagramにアップされたその飲食店の料理の写真、写真の投稿数などを閲覧できる。

現在、都内を中心に約2000店舗の飲食店情報を掲載。写真の投稿数が多い順に店舗を紹介する「ランキング」のほか、直近1カ月に投稿数が増加した店舗を紹介する「急上昇」、新たに登録された店舗を紹介する「新着」の3つのスタイルで店舗を閲覧できるほか、エリア(現在地から近い順の表示も可能)やジャンルなどの条件で店舗を検索することが可能。気に入った店舗の情報を保存するブックマーク機能も備える。ランキング自体は数日で大きく変化するものではないので正直僕は数日で見飽きてしまったが、急上昇や新着、そして現在地をベースにした検索機能で、きれいな写真をだらだら見ているだけでも楽しい。

ランキング画面(左)と飲食店ごとに表示されるInstagramの投稿(右)

Tastimeでは店舗の登録を運営側が行っており、ユーザーが登録する機能は備えていない。Instagramでの投稿数がそのまま店舗情報の豊富さにも繋がることから、ある程度の投稿数がある店舗を優先して登録しているのだという。トップページに表示する写真もスタッフが選んでいるそうで、おいしそうな料理、しゃれた店内の様子などが掲載されている。面白いのが、Instagramへの投稿数と、ほかのグルメサイトでの評価というのはある程度比例しているという話。やはりみんな、おいしい、楽しいというポジティブな感情があるからこそ写真を投稿するのだ。

Tripboxは2016年4月の設立。TripboxはこれまでにDas Capital(AnyPay代表取締役の木村新司氏の個人投資会社)およびFablic代表取締役の堀井翔太氏、その他エンジェル投資家1人から合計1500万円の資金を調達している。代表取締役の根本淳成氏は現在大学休学中の22歳。東日本大震災を契機に社会起業家に興味を持っていたというが、「(大きな社会問題でなくても)身近な問題を解決していく人間になればいい」という周囲のアドバイスから、ネットサービスでの起業を考えたという。

Tastimeを提供するきっかけになったのは根本氏自身の留学経験。「英語が難しいとき、『感じる』ことができたのは画像のような視覚的な情報だった。それで帰国後は海外からの旅行者向けに観光スポットや宿泊施設、飲食店情報を画像で提供するサービスを作った」(根本氏)。だが実際にサービスインしてみると、ユーザーの7割は日本人。そして閲覧される情報は飲食店に集中していた。そこでサービスをピボット。2017年3月にローンチするに至った。メインターゲットはInstagramとも親和性の高い10〜20代の女性。今後は動画対応を検討するほか、店舗向けのマーケティング機能によるマネタイズを狙うとしている。