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PayPalが小規模ビジネス向けツールセットの”Business in a Box”を開始

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本日(米国時間5月1日)PayPalは、Business in a Boxという名のサービスを開始した。米国の小規模ビジネスのオーナーたちをより多く、そのプラットフォームへと誘うことが目的だ。WooCommerceならびにXeroと提携して開発されたこのサービスは、小規模ビジネスオーナーたちに様々なオンラインビジネス向けツールを提供する。例えばオンラインショップ、会計ツール、PayPalからの運転資金の借入申し込み、そして勿論PayPalを介したオンラインもしくはオフラインの支払い受付機能などだ。

Business in a Boxは主に、既にオフラインビジネスを確立していてこの先オンラインへの移行を考えている人たちだけではなく、売りたいものがありロードマップもイメージできているビジネス初心者への支援を狙っている。

しばしば、そうしたビジネスオーナーたちはShopify、Magento、BigCommerceあるいはWooCommerceといったe-コマースプラットフォームに向かう。そうすることで、プロモーション、マーケティング、注文管理、出荷、ソーシャルメディア対応などの様々な側面からビジネスを助けることのできるアドオンを活用し、オンラインでの存在感を高めることができるからだ。

PayPalは既に、こうしたe-コマースプラットフォームとも協力している。たとえば多くのビジネスオーナーが望むPayPalボタンをオンラインショップに提供することなどだ。しかし、この世界でのプレイヤーの1つWooCommerceと公式な提携を行なうことで、PayPalはこの分野での立場を強くできる。また、これにより、その他のサービスを促進することもできる。例えばPayPal Working Capitalを介した運転資金の貸付などがその1つだ。

同社によれば、PayPal Working Capitalは2013年のサービス開始以来、全世界で11万5000以上のビジネスに対して、ローンや前払いという形で30億ドル以上を提供してきたということだ。

しかしBusiness in a Boxは、全く新しい仕掛けというよりも、PayPalブランドの下でスマートに纏められた、ソリューションの集合というべきだろう。サービスにサインアップするビジネスオーナーたちは、申し込みの一環として、PayPalのパートナーたちからの割引を受け取ることができる。例えば、WooCommerceは、1年分のPressableサブスクリプションに3ヶ月の追加期間を特典として与える。さらにプラグインも無償で提供される。またXeroの場合には30日の試用、Xeroのアドバイザーによる1時間のコンサルテーション、ユーザーのアカウントに対する100ドル分のクレジットの付与などが含まれる。

もしこれらが、極めて標準的な新規顧客獲得プロモーションのように聞こえても、間違ってはいない。Business in a Boxとは、実際には自社ビジネスの構築というよりも、PayPalとの統合という意味合いが強い。すべてのパートナーソリューションは、顧客のPayPal Businessアカウントと統合されて、すべてが連動するようになる。オンラインビジネスへの新規参入者たちにとっては、これらがPayPalによってサポートされ、推奨されているソリューションだということで安心感もある。

ビジネス顧客は自分の使いたいソリューションを選択することもできるが、推奨されたパートナーからのものを使う利点は、全ての売上、費用、請求をリアルタイムを追跡して財務状況を見ることができるようになるという点だ。

より広い意味では、この新しいサービスは、ビジネスオーナーたちがPayPalを、単なる決済手段提供会社以上のものとして見るようにする手助けをするだろう。すなわち、顧客を獲得し、そのキャッシュフローを管理し、ビジネスを成長させる手伝いをしてくれる会社としてみなす方向だ。

この動きは、PayPalの堅調だった第1四半期の後にやってきた。この四半期の終了時点では2億300万人のアクティブカスタマーを抱え、1600万のビジネスと提携している。

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(翻訳:Sako)