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SoftBankのPepperロボットがあいさつや返事の言葉をWebアプリケーションから設定できるようになった

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これまで、SoftBankのロボットPepperは、コントロールするためにプログラミングの知識を必要としたため、大衆的な普及が困難だった(しかもアメリカでは小売チャネルが限られていた)。しかし今朝(米国時間5/1)同社が発表したPromoterというブラウザー上のツールを使えば、ロボットの動きを誰もがカスタマイズできる。残念ながら、まだごく一部の動きだけだけど。

WebアプリケーションPromoterについて同社は、今後続々と発表していくいろんなツールの最初のものだ、と言っている。Promoterを使ってユーザーは、いろんな返事の中からどれかを選んだり、あるいは応答の言葉を文章を書いて指定できる。また店頭で自分の前に人が立ったら注意を向けるとか、住所氏名などマーケティングに必要な情報を書いてもらうなどの、対話的アクションもできる。

同社によると、このアプリケーションを使うにはユーザーに、“Facebookを利用するときぐらいのスキルが要る”。デモを体験して、ぼくもそう思った。ユーザーにできることといえば、ロボットの返事や応答を指定するだけだから、それは、いろんな入力に対する応答/返事を選ぶ作業だ。でも、ロボットのシステムにユーザーの年齢層・性別・感情などを推察させて、それに合わせた返事をさせるなど、おもしろい仕掛けもいくつかある。

これを既成品のロボットに対するプログラミングと呼ぶなら、ちょっと簡単すぎるかもしれない。SoftBankは、今後もっといろんなツールを出していく、と約束しているが、この最初のソリューションを見たかぎりでは、同社がこのロボットに何を期待しているかが明らかだ。それは、物珍しさやおもしろさでお店などに来たお客を惹きつけ、彼らから今後のマーケティングに役立ちそうな情報を得ることだ。

でもPepperに込められているはずの高度な技術が、“店頭の呼び込み”にしか役に立っていないのは、少々残念だ。それに25000円というお値段では、相当大量に売れないと開発費を回収できないのではないだろうか。

Pepperの前のNaoは、高度な研究用ロボットとしてデモされた。さらに高度なRomeoも、そうだった。それから何年も経って発売されたPepperは、明らかに、大衆向けの用途をねらっていた。研究室やロボット同士の対戦ではなくて、この人型ロボットはショッピングモールや空港で人びとにあいさつすることが仕事だった。

同社は、今後のこのようなアプリケーションでPepperの使い勝手を拡大する、と約束している。SoftBankは、初期にはこのロボットのいろんな用途を宣伝していたが、でも今のところは、関節のある高度なモバイルのキオスク、的な用途に限定されている。7月にアメリカでローンチするまでには、もっといろんなものが見られると良いのだが。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))