脱クラウドして自前のインターネット・インフラストラクチャを構築する企業を助けるInflect…難しい買い物の最適解を提供

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AWSのような快適安全なパブリッククラウドから、自前のインフラに移ることになると、面倒なことがたくさんある。たとえばデータセンターやネットワークやエクスチェンジ・プロバイダーを選ばなければならない。でも、これらのインフラストラクチャサービスを迅速に買い整える能力の持ち主が、チームにいないことのほうが、むしろふつうだろう。

今日プレビューでローンチしたInflectは、その全過程を容易にしてくれる。サンフランシスコの同社が顧客としてねらうのは、パブリッククラウドで大きくなり、そして今やそのサービスの一部を、プライベートクラウドへ移す必要が生じた企業だ。移行の理由は、経費節減や特別のニーズなど、さまざまだ。COOのCharles Stewartはこう語る: “そんな幸運な少数者は、なにもかも一つのクラウドに放り込んでおける状態ではなくなってる。成長の過程でそんな曲がり角(inflect)に来ると、そんな厳しい驚きに見舞われるのだ”。

これまでは、データセンターや通信企業を買うことは手作業だった。たくさんの情報を調べ、それらを検証して、それから数社の営業に会う。でも企業のインフラストラクチャチームにとっては、これが彼らの足を重く引っ張る。

Inflectは、そんな企業に一つの中立的なツールを与え、それを使って正しいソリューションを見つけてもらう。そして、正しいインフラストラクチャプロバイダーを紹介する。

Stewartが強調するのは、Inflectが中立を志向することだ。データをさまざまなソースから集め、ユーザーが情報に基づく決定をできるように導くが、決めるのはあくまでもユーザーだ。それどころか、同社のサービスは今のところ無料だが、今後はユーザーが行う買い物(例: データセンター)を同社のプラットホーム上からできるようにして、それを収益源にしたい、と考えている。

以上はきわめて単純明快なサービスに思えるから、これまでそんなサービスがなかったことが不思議だ。同社が言うその理由とは、多くのサービスプロバイダーからデータを集めることが、たいへんな作業だからだ。簡単容易にデータにアクセスできないところも、ざらにある。外部に対してデータを出し渋るサービスプロバイダーもあるし、自分のサービスが必要としないかぎりはAPIすら作らないところもある。この公開APIをめぐる状況は、ぜひ変わってほしいとInflectは望んでいる。同社は通信企業とはすでに親密な仲を築いており、データも他社に比べれば得やすくなっている。また、PeeringDBからのデータも使っている。

目下Inflectは、AmazonのAWSプラットホームから自己サーバーへ移行しようとする企業を顧客としてねらっている(戻りたければAWSに素早く戻れるように、というニーズもある)。将来的には、ほかのプラットホームのユーザーもサポートしていきたい。ユーザーが自社の既存のインフラストラクチャに関する情報をタグを付けてInflectにアップロードすると、それを基に最適解を選び出す。

Inflectはこれまで、200万ドルのシード資金を調達している。その資金で同社は、今年の第三四半期の終わりごろまでにサービスを一般公開へ持って行きたい、と考えている。そしてその次は、サービスを拡張するための新たな資金調達を目指す。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))