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黒人リンチの歴史を闇に葬らないための活動団体Equal Justice InitiativeにGoogle.orgが賛助金を提供

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Google.orgからの資金にも助けられてEqual Justice Initiative〔仮訳: 公平な正義推進活動〕は、アメリカにおけるリンチの歴史を調べるプラットホームを立ち上げた。目標は、そのサイトLynching in Americaで人びとが、さまざまな資料/史料によって明らかになったアメリカのリンチの歴史を直視できるようになることだ。

“奴隷制が公式に廃止されたあと、リンチが人種差別の残忍な道具として登場し、白人至上主義を復興、黒人の人権を抑圧するようになった”、とサイトは書いている。

さらに続けて、1877年から1950年までに4000名以上の黒人が20の州でリンチされ、それは“公開で行われる人種差別テロとなり、黒人のコミュニティ全体に恐怖を浸透させようとした”、とある。

このWebサイトは6つの部分に分かれていて、最初の部分にはリンチの犠牲者の子孫から得た口承の歴史がある。そのほかの部分は、6分のドキュメンタリー、リンチのデータの視覚化、黒人たちの北部大移動(Great Migration)、教材として使える記事などだ。

Great Migrationのところでは、20世紀前半におけるリンチなどの人種差別暴力の結果として、600万人あまりの黒人が南部を去り、北部や西部の都市へ移ったことが分かる。たとえばカリフォルニア州オークランドでは、アフリカ系アメリカ人の人口が、1910年のわずか2%から、1970年には34.5%に達した。

2016年以降、Equal Justice Initiative(EJI)はGoogle.orgから総額200万ドルの寄付金を受領した。最初の100万ドルは2016年に、そして残る100万ドルはLynching in Americaへの賛助だ。この賛助金をEJIは、2018年にアラバマ州モンゴメリーにオープンする全米リンチ犠牲者追悼館の費用に充てる予定だ。

“リンチについて私たちが知ってることや、その遺族から聞いたこと、テロ行為の現場で見たものなどを、Googleは真剣に受け止め、その知識をより多くの人びとにとってアクセスできるようにしてくれた”、とEJIの創設者で理事長のBryan Stevensonが声明で述べている。“私たちや私たちの祖先が生きてきたこの世界を、聞き、理解し、そして見るために”。

〔訳注: リンチ(lynch)とは、公式の司法を経ていない私刑としての公開処刑(多くは絞首刑)のこと。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))