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LINEがスマートスピーカー「WAVE」をお披露目、今夏には1万円で先行版を販売

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LINEとトヨタがコネクテッドカーでタッグを組んだ——クラウドAI基盤「Clova」を採用へ

WAVEを持つLINE取締役CSMOの舛田淳氏

3月にスペイン・バルセロナで開催されたイベント「Mobile World Congress 2017(MWC)」。その基調講演で発表されたLINEのクラウドAIプラットフォーム「Clova」と、スマートスピーカーの「WAVE」。そのWAVEの詳細が、6月15日開催のプライベートカンファレンス「LINE CONFERENCE 2017」にて明らかにされた。

ClovaはLINEと韓国NAVERが開発するクラウドAIプラットフォーム。音声認識や画像認識など、人間の五感にあたる機能の「Clova Interface」と、自然言語理解や言語翻訳処理など、人間の頭脳にあたる機能の「Clova Brain」で構成される。

LINE取締役CSMOの舛田淳氏は、LINEがPCからスマートフォンというプラットフォームの変化の過程で生まれてきたと振り返る。そしてこの先5年、10年後にやってくる“ポストスマートフォン”の時代において、AIこそがインパクトを与えていくと改めて語った。そんな流れがあるからこそ、LINEもこれまでのスマートフォンにフォーカスした体制を変えていくという。PCやスマートフォンを含めた全てのデバイスをターゲットに、その共通基盤となるAIプラットフォーム(Clova)を作ることに注力するという。

「Clova」のイメージ図

初のClova搭載デバイスとなるWAVEは、家庭内での仕様を想定したスマートスピーカーだ。Wi-FiおよびBluetoothに対応。メインとなる機能は「MUSIC」、つまり音楽の再生機能だ。WAVEは音楽配信サービス「LINE MUSIC」で提供する約4000万曲の楽曲を聴くことができる。音声操作でアーティスト、楽曲名を指定したり、ユーザーの好みを学習して、雰囲気や気分に合わせた楽曲をレコメンドする機能もある。

そのほか、カジュアルな会話を楽しんだり、ニュースや天気などの情報を聞いたり、赤外線コントローラー対応の家電機器のON/OFF操作(国内主要家電メーカーを中心に2000メーカーに対応予定)をしたり、コミュニケーションアプリ「LINE」と連携して、メッセージの読み上げをはじめとした操作も可能だという。今後の機能拡大も予定する。

サイズは86.25mm×139.84mm×201.05mm、重さは998g。2.5インチ20Wのウーファー、1インチ5Wのツイーター2基を搭載。プロセッサはQualcomm APQ8009 Quadcore 1.3GHz、音声認識用にConexantのマイク4基がセットされており、最大で約5m先からの会話が可能だという。

スマートスピーカー「WAVE」

日本での販売開始は今秋で、販売価格は1万5000円(税別)を予定する。ただしMUSICに機能を限定した先行版を今夏販売する予定だ。価格は1万円(税別)。先行版は、正式版の販売時に機能をアップデートし、同等の機能が得られる予定だ。

ディスプレイ搭載の「FACE」

WAVE(とディスプレイ付きのコンセプトモデル「FACE」)はMWCで概要が発表されていたが、これに加えて、新たにキャラクターをモチーフにしたスマートスピーカー「CHAMP」も今冬をめどに提供することが明らかになった。

そのほか、ソニーモバイルコミュニケージョンズのコンセプトモデルである「Xperia Ear Open-style」、ヤマハの歌声合成技術「VOCALOID(ボーカロイド)」とClovaの連携も進めるとしている。

カジュアルなスマートスピーカー「CHAMP」