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Microsoftがクラウド情報管理会社のイスラエル企業Cloudynを買収、買収額は5000万ドルから7000万ドル

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Microsoftが、イスラエルのクラウドスタートアップ企業であるCloudyn社を買収しようとしているという話を耳にし始めたのは、この4月のことだった 。条件の交渉に時間はかかったが、本日(米国時間6月29日)ついに、Microsoftはそれを公式発表した

複数の情報ソースがTechCrunchに語ったところによれば、買収価格は5000万から7000万ドルの間だという。

本日(米国時間6月29日)付けの同社のブロク投稿で、MicrosoftのJeremy Winterは「企業とマネージドサービスプロバイダたちが、クラウドサービスへの投資を最適化することを助ける革新的企業のCloudynの買収に関し、Microsoftが最終合意に達することができたことを嬉しく思います」と書いている。

世の企業は引き続きマルチクラウド戦略を推進しているので、この買収はMicrosoftに対して、特にAWSやGoogle Cloud Platformといった競合相手たちに勝る、クラウド課金と管理ソリューションをもたらすことになる。

TechCrunchのIngrid Lundenが4月に書いたように、Microsoftはマルチプラットフォームサービスアプローチを推進しているので、これはその全体的な戦略に合致したものだ。さらに彼らに対して、他のクラウドプラットフォームを横断する利用データを提供してくれるというボーナスもある:

CloudynはMicrosoftのポートフォリオにとって、より有用なものとなり得る:Microsoftの顧客たちのサービスがどのようにクラウドの中で使われているかのモニタをすることを助ける一方、その過程でおそらくMicrosoft自身のサービスの効果的な組み合わせ方についての提案もすることができるだろう。

もちろんCloudyn自身が大規模なクライアントリストを蓄積してきたことも大いに役立つ。同社は、「すべての主要業界におけるFortune 500リーダー企業たち」を含む数千の企業と協力していると述べている。

また注目したいのは、Cloudynは既にMicrosoftのパートナーでもあるということだ。今年3月には、同社はMicrosoft Cloud Solution Providersへのサポートをアナウンスしている。すなわちAzure(もしくは他のクラウドプロバイダー)と企業の間に入るインテグレータたちやミドルサービスプロバイダーたちに対して、インテグレータによって実装された特定のプロダクトに依存したプラットフォームの利用状況を、彼らに代わって管理しモニターするというサービスを提供するのだ。Infosys(こちらもCloudynに投資している)、Westcon-Comstor、Insightはすでに顧客となっている。

Lundenが指摘していたように、これは投資家にとって確かな利益をもたらす筈だ。

Crunchbaseによれば、2011年に設立されたCloudynは、Carmel Ventures、Infosys、ロシアのTitaniumを含む投資家から、これまでに2050万ドルを調達している(なおCalcalistによればより高い2250万ドルの調達額が挙げられている)。これは、5000万ドルから7000万ドルという値札が、少なくとも調達資金の2倍以上、あるいは4倍近くになり、年間収益(Calcalistのレポートによれば年間に500万から700万ドル)の10倍に匹敵するということを意味している。

Microsoftはその他にも、AoratoAdallom、そしてSecure Islandsなどのイスラエル企業を買収し、そして今月の初めにはまた別のセキュリティ企業Hexaditeを1億ドルで買収している

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(翻訳:Sako)