Googleがローカルニュース記事を作成するソフトウェア開発に資金を提供した

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GoogleのDigital News Initiativeが、英国に拠点を置くニュース通信社The Press Associationによる、自動ニュース作成プロジェクトのために、62万2000ポンド(80万5000ドル)の資金を提供した。この資金は、月に3万件以上のローカルニュースを生成するようにデザインされるソフトウェア、Rader(Reporters and Data and Robots)の開発を補助するものだ。

The Press Association報道関係者は、ニュースデータを読めるコンテンツへと変換するというソフトウェアの作成を行なうために、英国に本拠を置くニューススタートアップであるUrbs Mediaに依頼を行った。一度運用が開始されれば、世界中のニュース編集局でよく観察される、財政的困難によるサービス不足というギャップを、ソフトウェアが埋めてくれることが期待されている。

これは、The Associated Pressが米国内で、主に金融ならびにニッチスポーツ中心に取り組んできたモデルに似通ったものだ。Google Newsで“This story was generated by Automated Insights”(この記事はAutomated Insightsによって自動生成された)という注釈の入ったニュースを検索してみれば米国内のニュースが現れる。

The Press Associationの主幹編集者であるPeter Cliftonは、財務状況を告げるニュースリリースで、この提携は、現在のメディアの大量死滅状況の中で、ローカル紙がなくなり、結果的に書かれることのなくなるような記事たちに焦点を当てるものだ、ということを強調しつつ、今回の動きを「本物のゲームチェンジャー」と呼んでいる。もちろん、彼はまた、この動きが人間の関与を完全になくすことはないと付け加えた。

「熟練した人間のジャーナリストは、まだこのプロセスに不可欠です」と彼は説明した。「しかしRadarで人工知能を利用することにより、これまで手作業で提供することが不可能だった地元のニュースを、カバーすることができるようになるのです」。人間は記事のキュレーションと編集に関わり、うまくいけば、「フェイクニュース」が政治的局面のあらゆる側面に対して害をなすこの時代に、間違って不正確な情報を報じてしまう可能性を減らすことができるだろう。

ロボットライターは、人間の仕事を置き換えるのだろうか、あるいは単にサポートするだけなのだろうか?おそらくそれぞれを少しずつということになるだろう。人間のニュースライターたちが、繰り返し指摘するのは、AIが作り出す物語の言葉には、ニュアンスと熱量が欠けているというものだ。それはおそらく正当な批判だが、ロボットニュースの登場を、直接的な原因ではないにせよ、この業界における更なる雇用喪失を正当化するものとして理解することはたやすい。いずれにせよ人間のライターたちが解雇されていくならば、こうしたソフトウェアを導入することで、ニュースの喪失という打撃は和らげられることだろう。

この記事はAIによって生成されたものではない、なお公平を期すならば、私はまだコーヒーを飲んでいない。

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(翻訳:Sako)

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