Amazon、ショッピングSNS、Sparkをリリース――フォーマットはInstagramストーリー的、当面米国のみ

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今日(米国時間7/18)、Amazonは購入できる商品写真を配信するAmazon Sparkをリリースした。これは通販における商品の発見を改善するサービスで、一見したところFacebookのInstagram Storiesに似ている。Storiesと同様、Amazon Sparkもレビュー、アイデイア、写真などユーザーからの投稿をベースにしたサービスだ。

ユーザーが自分のお気に入りの商品の写真を投稿すると他のユーザーがコメントや「いいね!」のような反応を返す。AmazonではFavoriteという独自の「いいね!」ボタンを用意している。

Amazonはこれまで数ヶ月、アメリカの一部ユーザーを対象にAmazon Sparkのベータ版をテストしていた。Sparkは他のソーシャル・メディアに流れていたプロダクトの購入をめぐるやり取りの一部をAmazon自身に取り戻そうとするのが狙いだ。Sparkであれば気に入ったプロダクトを見つけた場合、ユーザーは他のサイトに移ることなくその場で購入ができる。

つまりAmazon SparkはいくぶんかPinterestのライバルでもある。ただSparkのサービス・フォーマットはフィードの配信であり、その点ではInstagramに近い。

Amazon Sparkが使えるのはAmazonのモバイル・アプリ(当面iOS版)のみで、 デスクトップには対応していない。

Sparkに参加するにはハンバーガー・メニューのPrograms & Features〔プログラムと機能〕からサブメニューを開く。ユーザーは関心のあるカテゴリーを少なくとも5つ選ぶ必要がある。このデータをベースにAmazon Sparkはユーザー別のカスタム・フィードを作成し、関連あるプロダクト、画像、利用法のアイデアなどが配信される。

5つ以上のカテゴリーを選択することもできるが、最低5つ選択しないと先に進めない。

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このカテゴリーは多数あるが、基本的にはAmazonで人気ある商品の分類に対応している。たとえば「本」、「スタイル&ファッション」、「テクノロジー」、「インテリア」、「音楽」、「フィットネス」、「オモチャとゲーム」といった具合だ。しかし「ネコ」、「IoT」、「バーベキュー」といった範囲を狭めたカテゴリーもある。

最後にユーザー名や通知設定を入力すると商品画像を中心にしたニュースフィードの配信が始まる。一部の投稿は商品レビューに近く、使い勝手、機能、体験などを詳しく書いた記事だ。

またファッション・カテゴリーの場合、Instagramでよく見かける美しい画像で商品があまり目立たないもの配信されるようだ。

投稿された商品がAmazonで販売されている場合、ショッピングバッグのアイコンが記事の右下端に表示される。アイコンにはこの写真からジャンプしてAmazonでその商品が購入された回数が表示される。

たとえば帽子をかぶった女性がヨセミテで夕暮れのハーフドームを眺めている写真をクリックすると、女性がかぶっている帽子のページにジャンプして詳細を知ることができる。

こうしたライフスタイル的な画像以外にも商品そのものの写真、記事、リンク、アンケートなどが投稿できる。【略】

ある意味でAmazon Sparkはプロダクト・レビューに新しい領域を切り開くものかもしれない。Amazon本体では大量の商品レビューを投稿するユーザーが「トップ・レビュワー」として優遇されてきたが、Sparkはむしろあるプロダクトに熱中するユーザーがエンスージアストとして優遇されるサービスのようだ。

エンスージアストと認定されると投稿にバッジが表示されるようになる。

Spark投稿者は誰でもエンスージアストになれる―ただし投稿するためにはまずAmazon Primeのメンバーでなければならない。プライム会員でないユーザーはSparkのフィードを閲覧することはできるが、記事やコメントを投稿できない。【略】

近くAmazonはSparkのコンテンツをさらに強化する予定だ。たとえば7月30日以降、ユーザーはSparkのプロフィールに以前投稿したプロダクト・レビューを含めることができるようになる。

Amazon Sparkは今日からアメリカでスタートする(当面iPhoneアプリのみ)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+