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GoogleのTransfer Applianceはフェデックス経由で大量データをGoogle Cloudへ移管するサービス

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本日(米国時間7月18日)Googleは、企業のデータセンターからフェデックス経由で大量のデータをクラウドに移行するための、新しいハードウェアアプライアンスとサービスであるTransfer Applianceのローンチを発表した。Googleは既に、ストレージアレイ、ハードディスク、磁気テープ、USBフラッシュドライブなどの物理メディアを、サードパーティのパートナーを通じてGoogleのデータセンターに持ち込むサービスをユーザーに提供しているが、Transfer Applianceはそれに比べてもかなり洗練されたものだ。同社はまた、このサービスのために、100TBまたは480TBの(もしデータが簡単に圧縮できるならそれ以上の容量も可能)あらゆるデータをクラウドに発送するために使用できる、独自のハードウェア機器も開発した。

もしこのサービスに聞き覚えがあると思ったとしたら、おそらくAmazonが提供する類似の機能、AWS Snowballのについて聞いたことがあるからだろう。Snowballには50TBと80TBのバージョンがある。もしそれ以上(100PBまで)の容量が必要な場合には、Amazonは顧客のデーターセンターへトラックで受け取りに出向くサービスも提供している。AWS Snowmobileサービスだ。

ここでのコンセプトは極めて素直なものだ。まずGoogleがアプライアンス(機器)を顧客のデータセンターに送る。顧客はそれをラックの1つに設置してローカルネットワークに接続する。その後Googleのツールを用いてアプライアンスをデータで満たしてGoogleに送り返す。

Googleのクラウドストレージプロダクトの、グループプロダクトマネージャであるDave Nettletonによれば、顧客の物理的メディアを受け取ってデータをクラウドに移行するGoogleの既存のサービスは、一部の顧客には役立っているものの、多くの企業はペタバイト単位のデータを移行するための容易な手段を探している。また、本日の発表は、Google Cloudのデータ移行ポートフォリオを拡大して、既存の企業にアピールするための広範な動きの一環であるとも指摘した。しかし、もっと重要なのは、今回のサービスによって、Googleの戦略はどのような顧客(および潜在的な顧客)のニーズにも対応可能になったということだ。

「GCP(Google Cloud Platform)は、クラウドネイティブ企業とは大変うまくやってきています」と、Nettletonは私に、Snapをその例として挙げながら説明した。「これに対して、従来から存在する企業たちにとっては、今回のサービスは、私たちが提供を始めることを期待していた機能なのです」。

1PBのデータ転送時間。

1PBのデータ転送時間

100TBモデルを使用するための基本コストは300ドルで、それに配送料を加えたものになる。Googleによれば合計で500ドルほどになるという。480TBユニットの場合、基本コストは1800ドルで、配送料として約900ドルが必要になる。ユーザーは、追加費用を支払うことなく、小さな方(100TB)アプライアンス機器をデータセンター内に10日間設置することができる。大きな方(480TB)は、25日間は延滞料なしでデータセンターに設置することができる。

以前Microsoftで、AzureとSQL Serverの仕事をしていたNettletonは、Google Applianceトラックサービスをすぐに立ち上げる予定もあるのか​​どうかについては触れなかったが、多くの既存企業がクラウドへ移行しようとしていることは、すべてのパプリッククラウドが理解していると述べた。その過程で、多くの企業が膨大なデータを、オンプレミスデータセンターからクラウドへ移管しようとしている。よってそうしたGoogle Cloudトラックの情報に関して目を離さないことをお勧めする。なぜなら一部の企業にとっては、それがデータをクラウドに移管する唯一の経済的な方法かもしれないからだ。

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(翻訳:Sako)