クラウドファンディングで注目集めた電動バイク「glafit」、調達額1.2億円を突破し1000台が完売

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ここ数年、新進気鋭のベンチャーが資金調達やファン獲得を目的にクラウドファンディングに挑戦する例が増えてきた。数千万円規模の金額を集めるケースも珍しくなくなってきているが、あるプロジェクトが1億2000万円を超える金額を調達し注目を集めている。

そのプロジェクトは5月30日からクラウドファンディングサイト「Makuake」で開始された、電動ハイブリッドバイク「glafitバイク」。7月20日に調達額が1億718万円を突破し、国内クラウドファンディングにおける最高記録を樹立したとされ話題になったが、本日7月27日時点では1億2100万円を超え、サポーターの数も974人に増加している。追加分も含めて用意された実機1000台がすでに完売している状態だ。

glafitバイクは自転車機能と電動バイク機能を合わせ持つハイブリッドバイク。「自転車モード」「電動バイクモード」「ハイブリッド走行モード」の3つの機能を備えており、ペダルを活用すれば用途に合わせたモードに切り替えられる点が特徴だ。

また指紋認証システムを採用していて鍵が不要な点など、最新のテクノロジーを取り入れていることもTechCrunchの読者にとっては興味深いのではないだろうか。

glafitバイクを開発するのは和歌山に拠点を置くFINE TRADING JAPAN。同社は15年以上自動車・バイク関連用品の製造に取り組んできたものづくり集団だ。「人々の移動をもっと便利で、快適で、楽しいものにする」というビジョンのもと、次世代型乗り物としてglafitバイクの開発に至った。

5月30日のプロジェクト開始から3日弱で当初用意されていた405台が完売。6月12日には追加で595台が追加されるもすでに完売している。

クラウドファンディングのデータベース「ランクラウド」を見ると、調達した金額はもちろん1人あたりの支援額の大きさにも目がいく。たとえば1億円を超える金額を集めた骨伝導イヤホン「EarsOpen(EO)」の場合は約7500人のサポーターが、9500万円近くを集めたワイヤレスイヤホン「Air」の場合も約5000人のサポーターが支援している。

一方glafitバイクの場合は974人で1.2億円と1人あたりの支援額が大きい。特に追加で販売された595台については1台あたり12万7500円と決して安いとはいえないものの、完売している点は興味深い。glafitのプロジェクト終了は8月31日で、残念ながら現状、「予約の追加などはない」(Makuake)という。ただこのプロジェクトが、今後のクラウドファンディングの活用に拍車をかけることは間違いない。