着るだけモーショントラッキング、東大発の「e-skin」がKickstarterキャンペーンを開始

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VRゲームというと手に持っているコントローラーでユーザーの動きを把握するイメージがあるが、Xenomaが開発するのはユーザーが着用して動きを取り込むスマートアパレル「e-skin」だ。本日Xenomaはe-skinを個人開発者向けにも提供するため、Kickstarterでのキャンペーンを開始した。

e-skinは「e-skin Shirt」を羽織って、胸の部分にコントローラーとなる「e-skin Hub」を取り付けて使う。e-skin Shirtsは14個の伸縮センサーを搭載していて、e-skin Hubには加速度計、ジャイロセンサー、6軸のモーションセンサーが備わっている。e-skinはBluetooth経由でスマホやPCとの接続が可能だ。

e-skinをVRゲームのコントローラーとして使用することで、例えば、パンチの動きをするとVRゲーム内のキャラクターも同じようにパンチをするといったことが可能になる。

また、e-skinは屋外を移動しながらでも動きをトラックできるのも特徴だ。Xenomaではe-skinを使ったアプリとして、ゴルフ上を回っているときでも、ゴルフのスイングを計測し、正しいウイングができているか確認できる「SWING」アプリを開発している。

これまでe-skinは研究者や法人にのみ提供していたが、今回XenomaはKickstarterを通じ、個人開発者にもe-skinを提供したい考えだ。Kickstarterでは5万ドル集めることを目標としていて、支援者には479ドルからe-skinを提供する。出荷は今年の12月頃を予定しているという。

今回Kickstarterで提供しているのは、上半身をトラックできるシャツタイプのe-skinのみだが、現在下半身の動きもトラックできる製品も開発していると広報担当者は説明する。上半身の方が下半身より動きの自由度が高く、より多くのセンサーを使うため、難しい方を先に開発したのだと言う。

Kickstarterのキャンペーンを通じ、色んな人にe-skinを使用してもらい、同社でも想定していなかった新しいe-skinの使い道が広がることに期待しているとXenomaは話している。

Xenomaは東京大学染谷研究室/JST ERATO染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクトからのスピンオフベンチャーで、2015年11月に設立。2016年4月にはBeyond Next Ventures(リード)に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から合計1億8500万円を調達している。