Sansanが42億円を資金調達か、日経新聞が報じる

次の記事

ロボット掃除機「ルンバ」に5万円台からの新モデル――Wi-Fi対応、AIスピーカーとの連携も

日経新聞がSansanの第三者割当増資による42億円の大型資金調達について報じている。出資したとされるのは未来創生ファンド、既存VCのDCMベンチャーズ、米セールスフォース。この件に関してTechCrunch JapanではSansanの広報部に問い合わせているが、記事執筆時点で公式回答や発表はない。

【追記:8月5日10時24分】日経新聞の報道について、Sansan広報担当者から「本記事内容に関しては、当社で発表したものではございません」とだけ回答があった。

Sansanはクラウドでの名刺管理を法人、個人向けに提供している。法人向けサービス「Sansan」は6000社のユーザーを抱えている。個人向けサービス「Eight」は登録数こそ「100万人が使う」とSansanがうたうほど伸びているものの、マネタイズはこれから。両者は今のところ連動していないが、数が取りやすい企業内個人ユーザーを法人需要と結びつけることができれば、「日本市場のLinkedIn」とも言えるビジネスSNSのデファクトのポジションも獲れる可能性がありそうだ。

これまでSansanは、2014年5月には総額14.6億円の資金調達をしており、米国をはじめグローバル市場への展開も加速するとしていた。日経新聞が報じたところによれば、英語版を開発して9月にはインドやシンガポールなどアジアへ進出する、という。Crunchbaseによれば、2016年1月にもシリーズCで1690万ドル(約18.6億円)を調達していて、累計調達額は3700万ドル(約40.7億円)程度とみられる。

Sansanの2016年3月の9期目の売上は、すでに約31.5億円。一方、純損失約13.7億円と赤字でもあり、資本金、資本準備金あわせて13.5億円の減資している。YouTubeやテレビでCMをご覧になった読者も多いと思うが、まだまだ販管費やマーケティング費用を抑えて利益を優先するよりも、スタートアップらしい投資フェーズにあると言えそうだ。今回、追加調達によって大きく踏み込んだ形。国内でみれば、Sansanと同じく名刺管理サービスを提供していてビジネスSNSの位置に近いウォンテッドリーとの競争も激しくなりそうだ。