YCの2017年夏学期デモデー2日目全チーム紹介――TCのオススメ7社も

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Y Combinatorはスタートアップ・アクセラレーターのパイオニアであるだけでなく、最大の組織でもある。そこでここ数年、デモを1日で終わらせることは不可能になっていた。

そこでTechCrunchでは高速道路101号の混雑をものともせず、Y Combinatorデモデー2日目を取材するためマウンテンビューのコンピューター歴史博物館に向かった。なお2017年夏学期のクラスのデモの1日目についてはこちらの記事〔日本版ではTCがピックアップしたトップ7チームについて解説全文を訳出〕を参照のこと。


Standard Cognition – AIによる機械視覚利用した店舗支払システム

Standard CognitionはAIによる機械視覚を利用し、 店舗における未来的な支払システムを開発した。自動チェックアウトと呼ばれるこのシステムでは消費者は好みの商品を棚から取ってカートに入れ、そのまま店を出ることができる。いちいちレジで支払をする必要がない。Standard Cognitionではこのシステムは支払を効率化するだけでなく万引の被害の減少にも役立つと考えている。

Modern Fertility – 妊娠可能性を家庭でチェックするテクノロジー

Modern Fertilityは女性が家庭で妊娠可能性をテストできるテクノロジーだ。従来の専門クリニックでの検査にくらべてはるかにコストが低く、透明性も高い。ローンチしたのは1週間と少し前だが、Modern Fertilityはすでに7万人からの申し込みを受けている。申込者は毎年このテストを受けることとなる。現在同社は個人を対象としているが、企業との契約も考えているという。AngelList、Plaid、OpenDoorがすでに社員のためにこのテストを提供することを考慮している。

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Dharma Labs – ブロックチェーンを利用したp2pレンディング・サービス

Dharma Labsは資金貸付のために「始めてのプロックチェーン・プロトコルを開発」したとしている。同社は最近のICO〔暗号通貨のクラウドセール〕の成功を例に挙げ、「通常の株式同様に扱える暗号通貨資産に大きな需要があることは確実」としている。Dharmaではbitcoinテクノロジーを利用して少額資金の貸付を分散的に実行できるメカニズムを開発した。これにより「誰もが世界中の誰にでも資金を貸し付けることができるようになる」という。

Caelum Health – 「腹痛」などの軽い症状をAIで診断し処方箋薬より効果的な対策を提供する

Greo – 真剣なディスカッションを可能にするソーシャル・ビデオ・アプリ

WheelStreet – インド最大のオートバイ・レンタル・マーケットプレイス

Warren Payment – 支払などB2Bプロセスの自動化

OneLocal – 地域のスモールビジネスのためSalesforce的サービス

Flowspace – オンデマンドでスペースを貸し出す倉庫ビジネスのAWS

Goosebump – コンサート情報を教えてくれるメッセンジャー・チャットボット

Nimble – 学校向け入学希望者選別システム

Retool – 企業におけるプログラミングでコードの再利用を迅速、効果的に実行できるシステム

Dahmakan – 東南アジア市場におけるフル機能の食品配送サービス

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Covetly – 各種収集家のためのeBayアプリ

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Original Tech – 金融機関向け融資申し込み審査テクノロジー

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Vanido – AI利用の音楽教師がまず歌唱を指導

Entocycle – 昆虫を利用した家畜飼料用再生可能タンパク源

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Guilded – eSports〔現実の選手データに基づくスポーツゲーム〕のチーム管理ソフト

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Lambda School – Aプログラマー養成のオンライン・ブートキャンプ

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Plasticity – 自然言語処理用API

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Piggy – インドにおける退職資金投資プラットフォーム

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Fat Lama – p2pテクノロジーを利用した保険付きレンタルのマーケットプレイス

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Solve – 国際旅行者のための空港コンシェルジュ

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Sunfolding – 太陽光発電施設向け太陽追跡ハードウェア

Enzyme – FDAの諸規定に対するコンプライアンスを提供するSaaS

Surematics –工場、油井など大規模なビジネス資産向け保険額見積もりシステム

Templarbit – サイバー攻撃からアプリケーションを防衛するシステム

Just Appraised – t自治体向け資産償却見積もりシステム

Advano – 現在よりエネルギー密度の高いリチム・イオン電池の開発

AutoHub – 中古車事業者向け自動車マーケットプレイス

Quilt Data – 企業のデータ利用のDocker

最近多くの大企業が「データ志向」を口にするようになったが、実際にはそのデータは企業の広い範囲に散らばっており、利用は容易ではない。Quiltでは効率的にデータソースを統合し、社内の誰もが共通認識を得られるようすることを目指す。このシステムはすでに大手銀行で採用されている。Quiltでは企業のデータ利用におけるDockerのような存在を目指している。.

Headstart – AIを利用した履歴書スクリーニング・システム

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BillionToOne – 安全かつ確実な胎児の遺伝子診断

Bxblue – ブラジルにおける個人ローンのマーケットプレイス

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Gameday – 誰でも簡単にプレイできるファンタジー・スポーツ・アプリ

Draft KingsやFanDuelのような本格的eスポーツ〔現実の選手のデータを用いるオンライン・スポーツ・ゲーム〕 はカジュアル・ユーザーを無視しており、プレイが難しすぎるとGamedayでは考えている。このギャップを埋めるためにFacebook Messengerを利用したシンプルなファンタジー・スポーツ・ゲームが開発された。Gamedayの週間アクティブ・ユーザー5万人のうち70%はファンタジー・ゲームを始めてプレイしたという。また60%はGamedayを20週以上にわたって連続して利用している。Gamedayではファンタジー・スポーツ市場で世界的な存在となるためできるだけ多数の言語をサポートする努力を行っている。

Read our previous coverage of Gameday here.

VIDA & Co. – アーティストがオンデマンドでアパレルのデザインを行うマーケットプレイス

LotusPay – インドにおける定期支払のサービス

Contract Simply – 銀行向けの大型建築プロジェクトにおける支払い業務効率化サービス

PreDxion Bio – 緊急救命室における重症患者を救う迅速な血液テスト

CarDash – 自動車修理のマーケットプレイス

Read our previous coverage of CarDash here.

HotelFlex – ホテルにおける深夜、早朝のチェックイン、チェックアウト支払いサービス

Read our previous coverage of HotelFlex here.

Muzmatch – 独身のムスリム向け結婚援助アプリ

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Leon & George – 家庭、企業向け屋内植物の販売サービス

Value Voting – Tアメリカ政治の二極化を防ぐために政治グループがデータを共有、利用できるプラットフォーム

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AssemblyAI – 目的に応じてき簡単にカスタマイズできる音声認識書き取りソフトのAPI

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Loop Support – カスタマーサポートのSaaS

FriendSpot – 次世代グループチャット

Disclosures.io – 雨漏り、下水管破損など物件の問題情報を適切に開示する不動産業者向けのソフトウェア

Helix Nanotechnologies –最新のAIを利用したDNA修復によるガンなどの疾病の遺伝子治療

CureSkin – インドにおけるAI利用の皮膚科の診断と治療プラットフォーム

Py – 新しいプログラミング技術を教えるモバイル・アプリ

PyはPythonからiOSまで各種のプログラミングを教えるモバイル・アプリだ。ソフトウェア・エンジニアは新しい開発技能をマスターできるだけでなく、そうした技能を必要とする職を探す役にもたつ。データ・サイエンスやアプリケーション開発などのカテゴリーごとに習熟の度合いを示すランキング・システムを採用している。これにより求職者は自分の能力を効果的に示すことができるとPyでは考えている。月間アクティブ・ユーザーはすでに10万人となっており、30億ドルといわれるプログラミング教育市場において意味あるシェアを獲得するのがPyの目標だという。

TechchCrunch記事

HealthWiz – 社員の医療コストと減らすための企業向けSaaSプラットフォーム

CocuSocial – クッキングスクールなど近隣活動のためのマーケットプレイス

TechchCrunch記事

Rev Genomics – 遺伝子操作によるマリファナ収穫の増大

Tpaga – ラテンアメリカにおけるモバイル支払システム

NextDrop – インド都市部における飲料水のマーケットプレイス

Mystery Science – VRを利用して専門家が小学校の科学の授業を支援

小学校におけるSTEM〔科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学〕教育の重要性が叫ばれて久しいがMystery Scienceは教師に対してVRシステムを通じて科学の専門家による援助を提供する。教師はこの専門家の協力を得て効果的に科学を教えること可能になる。実はアメリカの小学校の94%には資格をもった科学の教員がいない。Mystery Scienceはこの問題を解決を目指している。科学専門家は毎日インターネットを通じて授業に協力する。

TechchCrunch記事

〔日本版〕TechCrunchが選ぶYCデモデー2日目のトップ7チームで選択されたスタートアップの紹介を訳出。ただしマリファナ増産を目指すRev Genomicsの記事は上記Mystery Scienceの記事に変更。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+