デジタル製造プラットフォーム運営のカブクが13億円超で双葉電子工業に買収

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3Dプリントプロダクトマーケットプレイス「Rinkak」などを運営するカブクは本日、双葉電子工業の連結子会社となることを発表した。8月25日に、双葉電子工業がカブクの発行済株式を取得する株式譲渡契約を締結し、9月上旬を目処に連結子会社となる予定だ。双葉電子工業が株式の90%を所得する。取得価額は13億5500万円だ。

2013年1月に創業したカブクはRinkakの他、産業用3Dプリンティングから切削、板金などにも対応可能なオンデマンド製造サービス「Kabuku Connect」、工場向け受発注管理システム「Kabuku MMS」などを提供している。

カブクは2013年6月に最初の資金調達を行った(金額は非公開)。同年、TechCrunch Tokyo 2013スタートアップバトルのファイナリストに選出。2014年6月、サイバーエージェント・ベンチャーズ、ニッセイキャピタル、フジ・スタートアップ・ベンチャーズから2億円を調達した。2015年11月にはシリーズAとしてグローバル・ブレイン、電通デジタル・ホールディングス、三井住友海上キャピタルらから7.5億円を調達している。累計の調達額は9.5億円以上となる。

カブクを買収する双葉電子工業は1948年設立。電⼦部品や電⼦機器、生産器材の設計から製造、販売を行なっている東証一部上場企業だ。双葉電子工業は長年モノづくりの合理化を推進してきたが、2017年5月に中期経営計画で、今後はハードのみならず、「ハードにソフト要素を付加した新たな価値の創出を図っていく」と発表した。今回のカブクの買収は、その実現のためにIoT、AI などのソフトウェアの開発力を獲得することを意図しているという。

カブクは今回の子会社化について下記のようにプレスリリースに記している。

両社は、双葉電子工業がこれまで培った生産技術力や製造業ビジネス基盤とカブクのデジタル製造プラットフォーム、高度なソフトウェア開発力と企画力の連携により、国内だけでなくグローバルにも通じるデジタル製造プラットフォームの構築を強力に推進してまいります。また、これまで培った製造業領域における知見や顧客基盤を活用し、新たなデジタル製造ビジネスを創出してまいります。

2017年3月期のカブクの売上高は1億800万円、経常損失は3億5900万円となっている。