Apple、オープンなインターネットを支持する意見書をFCCに提出

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秋のiPhoneイベントの日程が決まった直後、Appleはネット中立化のために一肌脱ごうとしている。FCC宛ての書簡の中で、Appleの公共政策担当副社長、Cynthia Hoganはオープンなインターネットを擁護し、通信プロバイダーが一部のトラフィックを優先し、他社のスピードを絞るような行動を可能にする法制に警告を発した。

「ブロードバンド提供業者は、合法的なウェブサイトやサービスに対して、ブロック、バンド幅制限、そのほかの差別的行為をすべきではない。わかりきったことだが、これはFCCがこの10年以上続けているネット中立化アプローチの基本理念だ。オンライン製品やサービスの提供者は、使用するブロードバンド提供者から妨害されることなく、安全確実に自社の顧客とつながる保証が必要だ」とレターには書かれている。

Appleが反対表明しているのは、インターネットの高速レーン、別名「有償優先化」。ブロードバンド会社がコンテンツ提供者に対して高速アクセスを販売することを許すしくみだ。

「有料高速レーンは、コンテンツに中立なインターネット通信を、コンテンツ業者の支払い能力や支払いの意志に応じて扱いを変えるしくみに変えようとしている。そうなればインターネットの競争は歪んだものになり、コンテンツ提供者は、通信業者と協定を結ぶか、さもなくば低速レーンに甘んじてサービスの質の低下によって顧客を失うかの選択を迫られる」。

Appleが恐れているのは、ブロードバンド業者か「勝者と敗者」を作ることであり、これは大企業は支払いが可能だが、新興企業は不利をこうむるシナリオだという。

「Appleは、新たな法的規制を受け入れる意向をもっているが、それはその規制が、強力かつ施行可能で法的に維持可能な保護政策を伴う場合に限られる。要するにインターネットは、消費者にとって非常に重要であるとともに、イノベーションにも不可欠であり、保護されず不確かな状態にしておくことは許されない」。

ストリーミング・エンターテイメントの主要プラットフォームの1つであるAppleにとって、ネット中立性を勝ち取ることによって明確な利益を享受する ―― そしてその利益は、同社がオリジナルコンテンツの開発に積極的な投資をすることによってのみ成長が見込める。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook