Tencentは今年の初めにSpotify買収の交渉を行っていた

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Spotifyは長い間米国内での公開を考えてきた。来年にはIPOを行わない上場の準備をしていると囁かれている。しかし同社が今年の初めにある主要テクノロジー企業に売却する機会を拒絶していたことが判明した:その相手とはTencent(騰訊)である。評価額3800億ドルに達する中国の巨大インターネット企業だ。

Tencentは中国とアジアの外で急成長している同社の音楽ビジネスを拡大するためにSpotifyにアプローチしたのだと言われている。これはその協議について知る情報源から、TechCrunchが得た情報だ。

SpotifyならびにTencentは、私たちの問い合わせに対してコメントを拒否した。

両者の間で価格に関する議論にまで進んだのかどうかははっきりしない。Spofityの公開の意思は明確なので、そのステージまでは進んでいないものと思われる。

Spotifyは世界的なトップ音楽ストリーミングサービスとして浮上してきた。アクティブな利用者数は1億4000万人で、そのうち有料カスタマーは6000万人だ。この創業11年の会社の評価額は130億ドルと言われていて、その主要なライバルはAppleである。Appleは同様のサービスを数年後に立ち上げてキャッチアップを続けている。Apple Musicの有料ユーザーは、この6月に2700万人に達した

このSpotifyが、音楽ビジネスを発展させるために時間を費やしてきたTencentの眼に、どのようにアピールしたかは想像に難くない。Tencentの主力事業であるTencent Musicは、昨年行われたTencentのQQ Music事業とChina Music Corpの合併により開始された。

QQ Music、Kugou、Kuwoの3つの主要なサービスで6億人のユーザーを抱えており、既にそれ自体が紛れもない獣だ。Tencent Musicは、計画されているPOに先立ち、100億ドルの評価額で、戦略的投資家たちから資本を調達しようとしていると伝えられている

しかし、利益出ている中国国内のビジネスを越えて、Tencentは世界のマーケットやセグメントへの拡大を狙っている。同社は、東南アジアでSpotifyなどと競合する、勢いのあるFreemium音楽サービスJooxを運営し、今年の初めにはカラオケアプリメーカーのSmuleにも多大な投資を行った

60ヵ国以上に存在するSpotifyは、その国際的な取り組みを大いに盛り上げることも可能だ。しかし、そうはしていない。

これまでSpotifyに求婚をした大物の中にはGoogleや、あのMySpaceなどが含まれていた。Spotify自身はSoundcloudの買収を何度か試みているSpotifyが行った10件以上の買収は、そのほとんどが、サービスや技術を向上させるための小規模で人材を取り込む取引だった。

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(翻訳:Sako)