リテール
コミュニティ体験
リージェント・ストリート
旗艦店

Microsoftがリージェント・ストリートのAppleストアの側に、旗艦店をオープンする計画を発表

次の記事

チャットやメッセージングを営業とマーケティングのツールにしたいHubSpotがチャットボット制作のMotion AIを買収

オンラインショッピングやアプリを通じて買い物をする人たちが増えていく中で、ショッピングはますます仮想体験になりつつある。しかし物理的な店舗体験の力を否定するものはいない。それがMicrosoftが心に刻んだレッスンだ。本日(米国時間9月21日)Microsoftは、新しい旗艦店をロンドンのオックスフォード・サーカスにほど近いリージェント・ストリートにオープンすることを発表した。これは1年前に大規模な改装を行ったAppleの旗艦店に、石(あるいはiPhoneを)を投げれば届く距離の場所だ。

オックスフォード・ストリートとリージェント・ストリートが交差する、オックスフォード・サーカス周辺の地域は、世界で最も注目されるショッピングエリアの1つだ。なので、そこにプレゼンスを持つことは、小売に注力するMicrosoftの戦略を強調する。

「世界で最も象徴的なショッピングストリートの2つが出会う、ロンドン中心部のオックスフォード・サーカスに、旗艦店を開店できることは、これ以上ない喜びです」と、英国Microsoftの責任者Cindy Roseは語る。「私たちは、ロンドンまたは英国内からいらっしゃるお客さまたちからも、あるいは、たまたま通りかかった方々からも、皆私たちの店舗の大胆なプランを気に入って貰えると思っています。ここは、Microsoftの製品を使ってできることの全てを体験できる、素晴らしい場所というだけではありません。人びとがその創造性を、野心的なワークショップやトレーニングプログラムを通して探究することを、私たちがお手伝いすることのできる、コミュニティのためのハブでもあるのです。それぞれのプログラムではコミュニティの結束を高める素晴らしい瞬間が共有されることでしょう」。

この発表は、新しい店舗についての噂が流れた翌日に行われたものだ。しかしそれはまた、Microsoft自身とそのロンドンにおける小売プランの、何年にも渡る迷走を経て行われたものでもある。

2012年には、Microsoftが英国に、小売ビジネスを扱う独立した会社を設立したことが明らかになり、同社がその小売店をロンドンに、2013年3月にオープンする計画だというレポートが流された。しかし、2013年3月のオープンは行われなかった。

その後、2015年にはさらにレポートが発表された。このときは2012年に設立された組織の解体を受けて、Microsoftは小売店舗の計画を結局あきらめたのだろうという論調だった。

しかし、この話はそこでは終わらなかった。2015年後半には、ロンドンにおけるMicrosoftの小売計画のさらなる噂が出てきた。しかし結局は、また何も実現されることはなかった。

ある意味、この迷走はそれほど意外なものではなかった。消費者ビジネスの主要な部分と見なされていた同社のモバイルへ取り組みは、問題を抱えていた。Appleが小売を何年もうまくやっていた一方で、その成功を真似しようとした他社の試みはことごとく失敗していた。目立つ例としては、Samsungのロンドンからの物理店舗撤退が挙げられる。この店舗はリージェント・ストリート地区ではなく、ショッピングモールの中に置かれていたものだ。

今回XboxとWindowsのメーカーにとっては3度目の正直かもしれない。今日の発表のように、同社が正式に計画を直接認めたのは初めてのことだ。

Microsoftの発表にタイムスケールは記載されていない。明らかなことは、これはMaicrosoft製品を買うことができる場所を作るというだけではなく、このAppleストアの目の前の象徴的な場所に、Microsoft製品のショーケースを設置することが目的であるということだ。

「英国は私たちの最も熱心なファンたちが住む場所の1つです」と、Microsoft Storesの責任者David Porterは、ニュースを告げるブログポストの中で書いている。「私たちはすでにデジタルストアではパートナーの皆さまとつながることができています、そしてこの地区に物理店舗をオープンすることで、Microsoftの最高のテクノロジーをお客さまに体験していただける機会を増やせることを楽しみにしています」。

現在世界には75の Microsoftストアがある。そのうちの2つは旗艦店で1つはニューヨーク(上の写真。これもAppleの「キューブ」ストアのすぐそばである)、もう1つはシドニーにある。

現在Microsoftがその小売店舗からどれ位の収益を得ているのかは明らかではないが、それは儲かるビジネスであるということは立派なお手本が示している:CoStarの調査によれば、現在のAppleは世界で最も儲かっている小売業者だ。報告によればこのMacとiPhoneの会社は昨年1平方フィートあたり5546ドル(1平方メートルあたり5万9697ドル)の売上を達成した。比較対象としてあげるが、平均値は1平方フィート当たりわずか325ドル(1平方メートルあたり3498ドル)なのである。

[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)