MITの研究者が消化管を監視する消化型センサーを開発

次の記事

電源Wi-Fi完備、30分50円から利用可能 ―― 会議室シェアの「スペイシー」が席単位のスペースシェアを開始

MITの研究者らは長年消化型技術を研究してきた。ここ数年で様々な服用可能デバイスが開発され、その中にはブタの組織からなるバッテリー不要のロボットもある。特に同大学のKoch Instituteはこの分野に焦点を当てており、薬物摂取等を監視する消化可能センサーの利用を研究している。

研究チームが開発した新しいタイプのセンサーは丸めてカプセルに入れ飲み込むことができる。カプセルが溶けるとセンサーは胃の内壁に吸着して、消化器疾患の診断や食物摂取の追跡に使用できる。

装置が展開されたときの大きさは2 x 2.5 cmで、消化管と一緒に動く人間の皮膚に似た柔軟なポリマーで作られている。センサーは圧電性のため操作を受けると電圧を発生する。将来はこの性質を別のセンサーの電力源に利用し、内蔵バッテリー不要のシステムを作ってリスクを軽減できる可能性がある。

ブタを使って試験の結果、このセンサーは消化管の過酷な環境下で最長2日間問題なく動作した。

「著しい生理学的反応を起こすことなく消化管の中に留まれる素材は数多い」と研究員のGiovanni TraversoがTechCrunchのインタビューに答えて言った。「装置を埋め込むと著しい炎症反応を起こす。本研究で使用した電子回路は柔軟で、胃の中で広がって内壁に付着する」

将来のバージョンでは、医師が疾患の検出や患者の食物摂取の監視に使うことが期待されている。本研究はボストンのBrigham and Women’s Hospitalと共同で実施された。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook