Windows 10新機能「Sets」発表。作業に使う複数アプリを1ウィンドウに束ね、タブ切り替えに

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eng-logo-2015マイクロソフトが、Windows 10の新機能「Sets」を発表しました。Setsは、複数のアプリを単一ウィンドウ上で開き、ブラウザーで複数ページを開いたときのようにタブ切り替え式に扱える機能です。

Setsを利用するのに手順を意識する必要はありません。たとえばレポート作成をしたい場合は、最初に(Wordなど)文書編集アプリを立ち上げ作業を開始すれば、あとは必要に応じてウィンドウ最上段から新規タブを追加するだけ。新規タブにはまずショートカットとして直近の作業ファイルやほかのアプリが表示されクリックすれば起動できます。もし必要な資料が見つからなければ、ウェブブラウザーのように関連情報をウェブとローカル両方から検索できます。

Office 365の共通アカウントやOneDriveを利用しているなら、Sets機能を利用して保存したウィンドウを別のPCから開き直すこともできます。マイクロソフトは、複数のPCがある自宅で、先程まで使っていたPCが家族に取られてしまった場合でも、もう一方のPCで同じファイルを開き直すだけで作業を継続できると、例をあげて説明しています。

別のPCで作業を継続するときは、ファイルを開き直したときに表示される「前回のタブを復元」オプションをクリックすれば、以前と同じ作業セットの状態にできます。

Sets機能は今後Windows 10に搭載されるTimeline機能とも密接に連携するため、過去のある時点に戻って作業をやり直すことも容易です。

Windows 95以降ずっと受け継がれてきたタスクバーでは、起動アプリが表示されることで相互の切り替えを簡単に行うことができる機能でした。しかし、人間が作業することを考えた場合、アプリ単位での作業切り替えよりも、人が実際に行う作業全体でひとまとめに考えるほうが理にかなっているといえます。

その点、Sets機能は作業のために使う複数アプリや情報を1つのウィンドウ内に収め、タブ切り替えすることでより作業に集中できる機能になるかもしれません。

ただ、Sets機能は従来のタスクバーの役割を大幅に変えてしまうことにもなりえます。したがって現在のところマイクロソフトはSetsを実験的機能として扱っており、まずはWindows Insider ProgramのFast Ringと呼ばれる早期テスト用グループでのフィードバックを確認しながら、正式採用するべく作業していくとのことです。

Engadget 日本版からの転載。