WeWork、Alexa for Businessのスタートに向けてビッグプランを準備中

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Amazonは間もなくAlexa for Businessを発表する。コワーキングスペースの有力スタートアップ、WeWorkはAlexa for Businessプラットフォームの最初のパートナーの一つとなる。

WeWorkのビジョンは、新しいテクノロジーを最大限に活用して物理的な空間を共有して仕事をするコワーキングの生産性を全体として高めながら、利用者個々のニーズにも応えて容易に環境をカスタマイズできるようしていくというものだ。

コワーキングの巨人は1月ほど前からAlexa for Businessのベータ版をテストしてきた。チェルシーの会議スペースにはEchoが導入され、Alexa for Businessの各種のユースケースについてテストが行われている(現在このテストはWeWork自身の社員に限定されており、登録メンバーは利用できない)。

WeWorkのユーザーは‘ask WeWork’という新たなスキルが利用できる。これには会議スペースの予約、空室状況の確認、あるいは次の会議がいつから始まるか尋ねる、等の機能が含まれる。またスライドやビデオを投影するために照明をオン・オフしたりすることもAlexaに頼めるという。

WeWorkはまたAlexa for Businessをカスタマー・サポート・サービスのZendeskと統合している。ユーザーは会議室から音声で各種の問題をZendeskに報告することができる。

WeWorkのR&Dの責任者、Josh Emigによれば、「いちばん難しかったのはネットワーキングの処理や建物への物理的なインテグレーションよりも発言者が誰なのか特定することだったという。「今のところ、Alexaはここの部屋に関連づけられており、個人ではない。しかしAlexaが確実に個人を識別できるようになったら便利だろう。これを実現するためにわれわれは従来とは異なるアプローチを考えている」とEmigは述べている。

Alexa for BusinessとWeWorkの相性は非常に良さそうだ。WeWorkお本質は人々と物理的な場所の関係を調整しするために適切なインターフェイスを提供することだ。Alexaは現在そのインターフェイスとして最適なツールだろう。しかしもっと重要な点は、WeWorkはコワーキングスペースをメンバーにとって自宅のように親しみやすい場所にしたいと考えているところにある。

このビジョンでは、ロンドンであれロサンゼルスであれ、ユーザーがWeWorkのデスクの前に座ったときに、スマートフォンを軽くスワイプするだけで、自分の好みにカスタマイズした環境をすべて再現できるようにすることだ。これにはたとえばデスクや椅子の高さ、室温、照明といった物理的要素も含まれる。AlexaのiPhoneアプリを使えば、WeWorkはAlexa for Businessのインフラをスマートフォンから利用できる。つまりユーザーはデスクの上にEchoがなくてもスマートフォンからAlexaへの各種のリクエストができるようになるはずだ。【略】

現在Alexa for businessはChelsea HQのWeWork社員のみが利用できるが、間もなく各地域の本部ビルにも拡張される。その後、WeWorkのメンバー向けサービスがスタートする。

〔日本版〕WeWorkの日本進出についてのTechCrunch Japan記事。WeWorkがソフトバンクと合弁会社を設立、東京初のコワーキングスペースは2018年初めに開設予定

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+