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Facebookが「スヌーズ」ボタンを提供。ユーザー/ページ/グループを30日間ミュート可能に

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今日(米国時間12/17)Facebookは、ニュースフィードに表示されるコンテンツを制御するための新機能を提供開始した。それは「スヌーズ」ボタン。このオプションは、記事の右上にあるドロップダウンメニューから選ぶことが可能で、個人、facebookページ、またはグループからのコンテンツを30日間表示されないようにするものだ。

この新機能は、フォローをやめたり友達を解除したりすることなく、見たくないコンテンツの出現頻度を調整する手段を提供する。

たとえば、誰かの政治的不平や赤ん坊の写真に飽き飽きしたとき、一時的にニュースフィードで見る機会を減らすことができる。あるいは、近況アップデートの連続でフィードを散らかす特におしゃべりなFacebook友達を見えなくなることもできる。

このオプションは、別れた相手とのつきあいにも有効かもしれない。社会的には繋がりが続いているが、元彼/女の近況を定期的に聞かされたくないというようなケースだ。これは過去にもFacebookが探求した領域で、2015年には昔のパートナーからの通知を減らすツールを提供した。しかし、ほとんどの人がこの機能の存在に気づかなかった。それと比べてスヌーズはずっと目立っている。

Facebookページやグループからみると、スヌーズボタンは比較的アクティブではないユーザーを維持しやすくなる効果が見込まれる。そうでなければ、コンテンツを見ないで済むように「いいね!」を取り消したりグループを退会していたかもしれないからだ。

TechCrunchが最初にスヌーズを見つけたのは9月のことで、当時は様々な長さの停止時間が提供されていた。今日の発表では、ミュート期間は1カ月が適当だということで落ち着いたようだ。

スヌーズは、フォローをやめる非表示にする報告するトップに表示などのニュースフィードのコンテンツを制御する機能の一環として、それぞれの体験をカスタマイズする新たな方法として提供されるとFacebookは言っている。

この一見些細にみえるアップデートは、多くの人々 —— たとえばFacebook初期の幹部 —— が、ソーシャルメディアは人々や社会全体に悪影響を与えているのではないか、という疑問を呈している時期に公開された。人が見たいと思うものに〈過度に〉最適化された内容をアルゴリズムを使って提供するネットワークは、中毒症状をまねき、異なる人や意見と接する能力を奪うのではないかという懸念だ。

今回のスヌーズをはじめとする高度なパーソナル化を可能にするツール群は、Facebookのネットワークが人々にとって心地よすぎる場になる恐れがある、という負の面をもっている。そこでは、誰もが自分のことを好きで、同じことを喜び、似たようなニュースや話題を投稿する世界に自分を安置することができる。しかしこれは、人々の意見が大きく異なる現実の世界とは〈違う〉。こうした引きこもり状態は、新しいアイデアと接する機会を減らし、利益を共有しない人々に対する耐性を弱める。

その意味でスヌーズは、ユーザーに力を与えるツールではなく、政治、宗教、文化などに関して異なる視点をもつ友達との距離を、ただ見たくないという理由だけで遠ざけさせてしまう結果につながりかねない。

それでもスヌーズの強制冷却期間は少なくとも、そんな視点の異なる人たちを友達解除するのを思い止まらせる効果はあるだろう。

Facebookは、スヌーズ期間が終了間近になるとそのことを通知すると言っている。再度スヌーズする必要を考慮しているとおもわれる。またスヌーズはいつでも解除できることも同社は明記している。

スヌーズボタンはFacebook全体で今日から提供開始される。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook