Archive for 10月 2007
eXelate、遅延広告で$4M調達
by Roi Carthy on 2007年10月30日

exelate_logo.jpgインターネット広告のスタートアップへの出資熱が、まだ冷めるには程遠い証拠がまたひとつ、eXelateがCarmel Venturesから$4M(400万ドル)を調達したことを発表する。

eXelateはイスラエルの会社で、「eXelate Targeting eXchange」と呼ばれるマーケットプレイスを提供している。これは、同社が「遅延広告」と称しているものに特化した市場。

しくみはこうだ。eXelateの取引所に参加している広告ネットワークが、パブリッシャーから、分野ごとの興味(旅行、クルマなど)を持つユーザーに「遅延広告cookie」を置く権利を買う。そのユーザーが後日、この広告ネットワーク配下のパブリッシャーのサイトを訪れると、ユーザーが以前遅延広告cookieを受け取った関心のあるサイトに関係のあるターゲット広告が表示される。後で表示されるから「遅延広告」だ。

これは、行動によるターゲティングと再ターゲティングの変種だろうか。一般論としてはそのとおりだが、eXelateは、TACODAなどの従来の行動広告ネットワークがやっていたようなユーザープロフィールを作らないことにしている。また、このシステムを導入しているネットワーク内での再ターゲットもしていない。

eXelateに革命は起こせないかもしれないが、そうとも言い切れないものがある。なぜなら、オンラインマーケティング市場は巨大で、かつ多くのプレーヤーが参加しているため、画期的でないサービスでも権利は主張できるからだ。これは、米国のメジャーなプレーヤーが文化の違いで不利に立場にある海外市場では特に顕著だ。

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NewsweekがMySpace共同ファウンダーの年齢詐称を確認
by Michael Arrington on 2007年10月30日

Newsweekが、MySpace共同ファウンダーTom Andersonに関するわれわれの記事を確認した。これはMySpaceに新規登録した際、自動的に全ユーザーの最初の友人として登録されるAndersonが年齢を詐称していたというもの。Newsweekの確認の根拠は「プロフェッショナルライセンス情報、選挙人登録簿、公共料金、電話サービスの申請書」とのこと(われわれの記事は、MySpace幹部の発言に基づいたものだった)。

MySpaceが2003年に設立された時、Andersonは27歳と称していた。実際には32歳だった。現在Andersonは32歳だと言っているが、現実には来週11月8日に、37回目の誕生日を祝うことになる。WikipediaのAndersonの項目は更新され、この論争について書かれている。彼のMySpaceページは、今のところ引き続きフィクションを貫き通している。

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7. Show Me The Bunny: プレゼント、ポイント、バーチャル通貨
by Dave McClure on 2007年10月30日

「Facebook戦略をグラフにする7つのステップ」(全8回)

最終回 「7. Show Me The Bunny: プレゼント、ポイント、バーチャル通貨

(本章は、Charles River VenturesのSusan Wuが担当した)

少し前にわたしはTechCrunchのバーチャルグッズを紹介する記事に、これが次の有力なビジネスモデルになる可能性があるということを書いた。その後、Facebook上では、数え切れないほどのバーチャル通貨アプリが試されているが、未だにほとんどのアプリに大局観が感じられない。バーチャル通貨は、効果的に使えばユーザーの固定化に大いに役立つ。

堅牢なバーチャルエコノミーは、確固たるユーザーベースを如実に物語る。バーチャルグッズは、コンテキストなしにはまるで意味をなさない。ユーザーがサービスに魅力を感じる度合いと、バーチャルグッズの購買意欲の間には直接的相関がある。ユーザーが自分たちを単なる傍観者ではなく、「住民」だと感じられるようにしてあげられれば、バーチャルエコノミーに参加する意欲は増すはずだ。

そして、逆もまた真だ。しっかりと構築されたバーチャル通貨システムがあれば、ユーザーの固定化が進み、価値の高い社会交流が育まれる。「価値の高い」というのは、社会交流がネットワーク効果を促した結果、ユーザーベースの残存価値が生まれるという意味だ。バーチャル通貨は、単にゼロマージンのコストでユーザーからお金を引き出すための方法ではない。コミュニティーの核となる価値を人の目に曝し、アプリケーションの価値を高めるような行動パターンを推しすすめるための主要な手段だ。これはランキング表によって、ユーザーの目を特定の基準に向けさせることができるのと、よく似たやり方で(下図左のDiggは、実質的にランキングによって動いているコミュニティーと言ってよい)、バーチャル通貨はコミュニティーに共通する暗示的、明示的な価値観を知らしめる効果的な方法になり得る。そして、コミュニティーの交通巡査であるあなたが、「徐行」、「一方通行」「出口」などの標識を正しく設置すれば、コミュニティにとって最適な交通の流れを作ることができる。


7vgifts.jpg

バーチャルグッズは、装飾、機能、行動の3つのタイプに分けることができる、装飾系グッズは、主として自己表現に使われる。機能的グッズは、ユーザーエクスペリエンスを意味のある形で変えるもの。例えば、ゲームのWorld of Warcraftで特別有利になる甲冑などは、機能的バーチャルグッズといえるだろう。行動系バーチャルグッズは、何らかのソーシャルな交流のきっかけになる図形アイコンで、現在Facebookでいちばん流行っているのがこのタイプ。このカテゴリーのバーチャルグッズの中でも特によく知られているのがバーチャルギフトだ。

Facebookのトップ10アプリで、X MeとSuperPoke!の2つは、単に意図を伝えあうだけのツールといえる。上図右のX Meの画面イメージにある各アイコンは、ラブ、パンチ、キスなどどれも、ソーシャルな交流の何かをカプセル化したものだ。意図したかどうかはともかく、この手の気軽なアプリは、ユーザーがバーチャルグッズを使って交流するやり方を理解するのを助けている。こうしたアプリがやがてプラットホームとなって、もっと広く通用するバーチャル通貨システムとして巣立っていくことは容易に想像できる。例えば、このアプリを拡張して、ユーザーが自分だけのアクションに自分だけのグラフィックを付けられるようにすれば、新しくレアなタイプのバーチャルオブジェクトが出来あがるだろう。

去る10月7~9日、カリフォルニア州サンノゼにて、Dave McClure主催のFacebookをもっと詳しく知るためのGraphing Social Patternsカンファレンスが開催された。

【編集部】本シリーズ(全8回)は今回で完了です。ご愛読ありがとうございました。

第1回 「Facebook戦略をグラフにする7つのステップ」
第2回 「1. ソーシャルグラフを作る: プロフィールとプライバシー」
第3回 「2. コネクションを作る: ネットワーク、グループ、イベント」

第4回 「3. フィードの必要性: ソーシャルな活動のストリーム」

第5回 「4. コンテンツの共有: 共有と人 – ストーリーやメデイアのタグ付け」

第6回 「5. アプリ・トゥー・ザ・フューチャー: プラットホーム、API、アプリケーション」

第7回 「6. お金を払って参加する: 広告ネットワーク、スポンサー付記事、有料配信」

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EveryScape、街頭ビューに屋内ビューを加える
by Nick Gonzalez on 2007年10月30日

everyscape_logo.JPG地理情報ウェブが今、徐々に伸びてきている。EveryScapeは、われわれが6月に紹介したが、このたびBoston、New York、Miami、Aspenの4ヵ所でスタートする。このサービス、表面上はGoogle Streetviewと全く変わらない。EveryScapeが各都市を走り回って360度のフルパノラマを作ったということ。ところが、ひとつ重要な工夫がこらされている。誰でも参加できるのだ。ユーザーが協力することによって、他社のサービスの先を行って、室内のシーンも取り込むことができる。

Earthmineも同じようなことを狙っているが、まだローンチしていない。

EveryScapeでは写真提供者の他に、同社の地図上のコンテンツの提供とふるいわけをする“scapeアーティスト”を募集中だ。プロの写真提供者が撮影したパノラマ写真は「scape」と呼ばれ、ユーザーから寄せられる情報を埋め込むためのキャンバスになる。提供者には、最新情報を埋め込む「graffitiアーティスト」もいれば、パノラマ写真を撮るプロの写真家もいるる。他に、報酬を受けたアマチュア向けの中間的役割が用意されていて、簡単なデジカメとIPIXカメラキットを使って誰でも写真を撮れば、EveryScapeが3Dのパノラマに変換してくれる。

完成した「scape」は、このホテルのサンプルのような感じになる。ページには、部屋ごとのバーチャルツアーの中なフロア見取図と3Dパノラマがある。他のユーザーはこの「scape」を体験して、さらにビデオや文字情報をウェブ上で追加することができる。


everyscape_screen.JPG

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グーグルの対Facebook作戦「Maka-Maka」とは?
by Erick Schonfeld on 2007年10月30日

googleogo.gif対Facebook投資で苦杯を舐めたグーグルが、ソーシャルネットワーキングの戦場で大襲撃に向け自力で準備を進めている。グーグルプレックス内部で出回っている作戦コードネームは「Maka-Maka」(Makamaka?)。

Maka-Maka(マカマカ)は、自社アプリ全てにソーシャルなレイヤーを構築するグーグルのグランドプランを包括する。その詳細は既に一部リークしている。特にGoogle Readerのフィードエンジン(社内では Reactorと呼ぶ)を使って他アプリ用に「アクティビティ・ストリーム」を作る計画などはこちらの耳にも入っている。これはFacebookのニュースおよびミニフィードと同類だが、Maka-Maka(マカマカ)はそのずっと上をゆくものを作っているようだ。

Maka-Maka(マカマカ)は段階別に公開に踏み切る。所見は11月初頭。前ここで報じたように新APIを公開し、Facebookを“内側からひっくり返す”。このAPIのセットを使ってディベロッパーはグーグルのソーシャルネットワークOrkut、iGoogleなどにアプリを構築できるほか、最終的には他のアプリも作れるようになる。前記事をち復習してみよう。:

グーグルは来る11月5日新API一式を発表する。これでディベロッパーはGoogleのソーシャルグラフのデータをレバレッジすることが可能となる。とりあえず第1弾はOrkutとiGoogle(グーグルのトップページのパーソナライズ版)。そこからGmail、 Google Talkなど徐々に他のグーグルのサービスにまで拡大していく。

これまでに分かった情報では、グーグルが当初目指した11月5日の予定日には若干の遅れが生じる可能性も出てきた。「もっと時間が必要でしょう」と本プロジェクト担当の外部ディべロッパーが言っている。「厳しいでしょう」と別のソースも同意見だが、目下の予想では11月5日の週(たぶん8日か9日)に何か発表があり、一番可能性が高いのはグーグルの既存ソーシャルネットワークOrkut関連の内容に限定されるのではないか、という話になっている。また、このAPI発表と併せて、API上にアプリを製作するパートナーが50社ぐらい発表になるようだ。(Facebook用アプリを開発しているディベロッパーのトップ企業-RockYou、Slide、iLike、SocialMediaなど-はほとんどここに入っている。新顔も数社)

全視線がグーグルに集中しているわけだが、何か地を揺るがすようなものがゲートから飛び出してくることは期待しない方がいい。これらのアプリの多くは、Facebookで既に出回っているもののコピーキャットだ。(それはちょうどFacebook初期のアプリも他所のウェブからポートしてきたものだったのと同じ) この第1ラウンドではグーグルも、Facebookが積んだ掛け金に追いつく以上のことはしない。忘れてならないことだが、あのFacebookだって初日から最高のアプリが生まれたわけではないのだ。とりあえずFacebookは現状6か月分リードしている。

米国内におけるグーグル最大の問題はOrkut本体である。comScoreの統計によると、Orkutは世界全体では月間ビジター数2460万人だが、米国内は同50万人止まり。せっかくのクールなアプリも友だちが誰も使っていなかったら良くない。

そこでMaka-Makaでは、もっと大きなプランも隠し持っている。Maka-Makaはグーグルにとっても極めて重要な戦略的事業だ。その総責任者は上も上、グーグル全アプリの総括責任を務めるJeff Huber(エンジニア部門VP)だ。氏がオンレコで語ったところによると、グーグルは自社プラットフォームに開発者を封じ込めるのでなく、ウェブをプラットフォームとして活用する方向で競争プランを進めているという。実現のとっかかりとして最初からAPIは両側通行で導入するようだ。つまりどういうことかと言うと、グーグル用に製作したアプリは他のサイトに持ち出して使えるようになる、ということだ。(これがOrkut内部や他のグーグル内部のユーザープロフィール情報にまで範囲を拡大するかどうかは、プライバシー問題との兼ね合いもあり未知数だが、アプリそのものは外部に持ち出し可能となる)。さらに他ソーシャルサイトからのデータもグーグルのソーシャルアプリにインポート可能となる。

さらに大きなビジョンもある。グーグルの全アプリと全サービスをMaka-Makaでひとつにすることだ。グーグルのアプリを何個使っているかにもよるが、グーグルは既にわれわれの情報をかなり握っている。必要なのは、ただそれを一つにすること。連絡先はGmailにあるし、フィードはGoogle Reader、IMの友だちリストはGtalk、今後の日程はGoogle Calendar、ウィジェットはiGoogleにある。そして忘れちゃならないのが検索履歴…。 いずれグーグルは様々な方法でこれを全て一つにしていく。 また、ウェブのあちこちのソーシャルサービスに散らばっているこちらの個人情報も回収し、開発者にソーシャルレイヤーへのアクセスを与え、水面下でアプリを全部ひとつに繋げさせるだろう。

グーグルにとって本当のキラーアプリは何か? それはOrkutをFacebookのクローンに養成することではなく、全てのGoogleアプリをソーシャルアプリに変えることなのだ。そしてこちらが全く気づかないうちに「また1個別のソーシャルネットワークに入っていました」という状況をつくることである。

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サルでもビデオ広告が出せるAdap.tv登場
by Roi Carthy on 2007年10月30日

adaptvlogomini.png2007年はビデオ広告が大きく飛躍した記念碑的1年になりそうだ。ありとあらゆる企業がありとあらゆる方法でチャンスを模索する中、コンテキチュアルな動画広告分野に進出間もないAdap.tvが本日(米国時間10/29)、一気に先頭に躍り出しそうな新イニシアティブを発表する。動画広告が未経験の広告主でも努力ゼロ、製作費ゼロで動画広告が始められる画期的サービスだ。

概してビデオ内広告を出すとなると広告主には問題山積だ。:プレロールやポストロールは通常CPM当たり10-30ドルの範囲で出稿料がかかるし、広告の自社製作費も馬鹿にならない。しかも伝達できるメッセージはたった1つだけ。さらに問題大ありのコンテンツに広告が出ても自らを守る術がない。この安全ガードがないのがネックで出稿を躊躇う広告主は多い。

adap.tvの新サービスではこうした問題のほとんどに対処している。分けても興味深いのはキーワードサポートと製品データフィードだ。これは普段から使うとSEM(検索エンジンマーケティング)の活動にストラクチャーを構築することができる、というもの。なんでこれが需要かというと、つまり広告主は既存のデータフィードを再利用して、データフィードをadap.tvに直接インポートすると、もうそれだけでインスタントを絞り込んだ動画広告キャンペーンができちゃうのだ。だから例えばアドワーズやOvertureを使っている広告主はどうするかと言うと、キャンペーンのストラクチャーをCSVフォーマットに簡単にエキスポートして、あとはadap.tvにアップロードすればそれでいい。「インスタント動画広告」の一丁上がり! というわけ。

データフィード以外にもadap.tvでは以下の各機能を提供している。:

  • コンテンツレーティング: 広告主は暴力性・性的・違法コンテンツという3つの面からコンテンツのレーティングのレベル(G、PG、PG-13、NC-17)を指定できる。レーティングはadap.tvのコンテンツ分析技術を通すと動画1点ごとに自動的に決まる。
  • 広告テンプレート: ブランド主導のルック&フィールを最大限に。広告テンプレートはフラットな動画からアニメーション、インタラクティブ動画まで各種揃っている。(以下の動画を参照)

CEOのAmir Ashkenaziはパブリッシャーと視聴者の数が毎月倍々ゲームで成長する中、adap.tvでは広告を提供し、パブリッシャーには配信してくれた動画ビューはほぼ1件残さずカウントして報酬を支払うと言う。現在広告主にはAmazon、Kayak、EVOgear、Let’sTalkなども加わった。

ユーザー生成型コンテンツ(UGC)の動画から利益を生むビジネス総レースは、いよいよ全速力となった。現段階で集団をリードする企業はまだ1社に特定しにくいが、adap.tvが注目企業であることは間違いない。VideoEggその他の企業も強豪として控えているし、YouTubeは800ポンドのゴリラだ。

Get the Flash Player to see this player.

Crunchbase:VideoEggAdap.TV

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Huluの動画はエンベッドもできる
by Michael Arrington on 2007年10月30日

Huluからまだ招待待ちの人で、AOLに出ているhulu動画は画質がイマイチ、という方は上の埋め込み動画でどうぞ。Silicon Alley Insiderが気づいたんだが動画はこうして埋め込むと、他の人も同じ動画や関連コンテンツを視て、エンベッドできるようだ。米国外の読者の方で見れなかった方はご連絡ください。

Update: OK。コメントで分かったことだけど、エンベッドした動画は米国外からもブロックされて視聴できないみたいだね。あ~あ。同じ動画はYouTubeにもあるよ。

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Alibaba、史上2番目の大型IPO最終打ち上げ体制へ
by Erick Schonfeld on 2007年10月30日

alibaba-logo.png中国の絶好調なネット株に今度はB2Bマーケットプレース経営のAlibabaが11月6日(米国時間)加わる。

Bloombergの予想によると、この中国系ネット企業はIPO新規公開で$1.5B(15億ドル)集める見込み。これは2004年のグーグルの$1.9B(19億ドル)に次ぐ史上第2位の大型ネットIPOとなる。

Alibabaは中国の著名企業家Jack Maが創業した。2007年上半期収益は61%増えて$128M(1億2800万ドル/RMBでは$957M=9億5700万ドル)、利益は382%増えて$39M(3900万ドル/RMBでは$292M=2億9200万ドル)となった。決算報告の内訳はこちら。 Alibabaの主業務は中国製造関連はじめ各企業の企業案内窓口として、世界中でサプライヤを探している企業と企業を繋ぐことだ。TaoboaというeBay風のマーケットプレースも運営しているが、ここはどちらかというとコンシューマー向けで今年上半期には総額$2B(20億ドル)相当の物品がサイトで売り買いされた。 これ以外にはAlipay(中国版PayPal)、Yahoo China(ヤフー本社はAlibabaの40%を所有している)、Alisoft(ウェブベースの中小企業用会計管理ソフト)を抱える。

Alibabaブームの反対側にいる人たちは同社をどう見てるのだろう? アトランタの製造業界マーケットプレースMFG.comのCEO、Mitch FreeにAlibabaのビジネス展望について尋ねてみた。(MFG.comについては以前こちらこちらに書いている)。氏はこう語っている。:

彼らがビジネスでやっていることは、それほど深みがないんです。彼らは基本的にディレクトリ(企業案内)ですからサプライヤー探し以上の部分になると、提供できるバリューは限られている。産業コマースと知的所有権の保護まで含めたサービスを展開するには、やはりシステムを構築するか買収しなくてはならないでしょう。 製品市場化までの真の橋渡しを行うには、サプライヤー探しだけでは済みません。製品市場化の橋渡しと部品外注には多くの連携とロジック、リビジョン管理、交渉、デュー・デリジェンス、工程・ワークフロー統合化が欠かせないのです。

Alibabaは中国国内サプライヤー向けにリスティング(企業紹介の掲載枠)を販売する事業では目覚しい成果を挙げました。が、北米・ヨーロッパの産業コミュニティではAlibabaは文字通り無名の存在です。自社モデルが内破しないよう、Alibabaは中国国内のサプライヤー顧客にバリューあるサービスを提供していかなくてはならないでしょう。彼ら顧客にとってAlibabaにかけた経費の価値は、Alibabaに掲載となったことで勝ち得た新たな顧客関係で判断されるのです。 また、Alibabaは北米・ヨーロッパの産業バイヤーのコミュニティの間でもブランドを構築し、価値ある提案を行っていく必要がありますね。こうしたバイヤーは今、企業案内ディレクトリを利用するという過去を脱却し、もっと処理業務の深みとプロセス統合化を備えた手法を模索しています。その辺をどうするかがAlibabaの今後の課題となるでしょう。

と聞けば察しがつくようにMFG.comはまさにそうしたサービスを提供している。MFG.comはアマゾン創業者ジェフ・ベゾスが援助している会社だ。これから中国に大々的に進出を控えているので、将来Alibabaのライバルになることが有望視される。ただ、ボロクソにけなしているかに聞こえるFreeの言葉の中にも、いくつか優れた分析はある。氏は製造市場のことは熟知しており、中国は現代最大の成長エリアだ。(Jack Ma氏やAlibabaの方で反論したい方は是非メールください。アドレスはEerick at techcrunch)

AlibabaのIPOについての過去記事はここ、今年7月の記事はここにある。

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Skypeケータイ、11月海外リリース決定!
by Erick Schonfeld on 2007年10月30日

skypephonelogo.pngSkypeケータイのニュース正式になった。 イギリスの携帯通信会社「3」(社名)と共同で11月2日英国内でリリースとなる。また、年内にはオーストラリア、オーストリア、デンマーク、香港、イタリア、マカオ、スウェーデンで発売の見込み。

skypephone.pngスカイプ内蔵のケータイとしては、これが第1号となる。スカイプのメンバーにかけるのは通話料タダ。フォン発売価格は100ドル。スカイプ以外の一般通話には使用時間に応じて払う従量課金制プランと、月極め契約で使い放題のプランがある。

3(社名です)にとっては先見の明のある動き。みんなが無料ネット通話を使って携帯電話キャリアの中抜きを始めるなら、そのトレンドに先回りをかけ自分自身の肉を食べる通話キャリアが現れてもおかしくない。3(社名です)はスカイプ以外の通話を拾うことでスカイプを使う携帯加入者の間にもローヤルティの点数稼ぎができる、というわけだ。通話キャリアの目から見たら顧客の奪い合いが減ることなら何でも試す価値はあるだろう。

[本記事の詳細はTechCrunch UK(英語)でどうぞ]

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Googleが攻撃する時 -EnjoyPerth.net物語-
by Duncan Riley on 2007年10月30日

enjoyperth.jpgGoogleは今月、これまでに例を見ないような激変ぶりを見せた。われわれがすでに10月24日(米国時間)にお伝えしたように、幅広い分野に渡るブログのページランクを格下げしている。

ちょっとこわいようにも思うのは、Googleが、今月に入って3回めのページランクのアップデートをまた行ったことだ。ページランクのアップデートは通常3ヶ月に一度、時々はそれさえも行われないこともある。一ヶ月の間に3回のアップデートというのは前代未聞だ。この件について初めてとりあげた時にはリンクファームのせいではないかとレポートしたが、最近の変更をみるとどうも有料リンクのせいではないかと思われる。しかし、Googleは適切に対応しようと3度めの試みを行っているということだ。

EnjoyPerth.net」は、オーストラリア西部の中心都市パースで開催されるイベントを伝えるかなり無難な内容のブログだ。サイトスタート以来数年、驚く程の(トラフィック)数ではないかもしれないが、かなり上手くターゲットを絞り込んだニッチ層を対象としている。EnjoyPerthサイトのトラフィックの70%はGoogleでパース内のイベントを検索した結果。国ごとにより、Googleが検索市場の60-90%を占める時代であることを差し引いてもなかなかの数だ。

2週間前、EnjoyPerthはGoogleのインデックスから外されてしまった。ここで私が「外されてしまった」というのはGoogleから完全にEnjoyPerthが消えてしまったという意味だ。サイト検索からは完全に抹消されている。(同サイトに)リンクしている各サイトは検索に引っかかるがEnjoyPerthサイト自体はヒットしないのだ。

EnjoyPerthの落ち度とは何か? 私は第一線で活躍しているSEOエキスパートに尋ねてみた。「名前を出さないようにして欲しい」という条件で彼は以下のように話してくれた。

私の経験から言えば、「リンクを販売している」という理由で、あるサイトをアルゴリズムから完全に閉め出すということは通常ない。だれかがそのようなサイトをレポートするか、あるいはエンジニアがサイトを発見するかのいずれかだ。リンクの一部が旅行/パース関連のものだという一方で、ゲームやデート関連のリンクも旅行/パース関連のものだとは言いがたい。これは、Googleが採用している二重構造の正当性として典型的な例だ。San Jose Mercury Newsは、より多数のリンクをより高値で販売できるが、Googleは同サイトをインデックスから外せない。もしそんなことをすれば、愚かしく見えるだろうからだ。しかし、それほど名の知られていないウェブパブリシャーなら(インデックスから)外すことだってできる。

ここ数年、小規模なブログオーナーの多くにとってテキストリンク広告は不可欠な財源だった。Text-Link-Ads.com(TechCrunchスポンサーのうちの一つ)以前にも、Weblogs Incネットワークはテキスト広告を直接販売していた。今回のケースでは、EnjoyPerthはリンクを販売しているがためにGoogleのインデックスから外されたのかもしれないのだ。

EnjoyPerthのオーナーと話した際に「テキストリンクの販売をあきらめて、Googleに改めてサイト登録するつもりだ」と彼女は話してくれた。同サイトをディレクトリに再度掲載するような慈悲をGoogleが持っていてくれるのを祈るのみだ。全体的にみて、EnjoyPerthにとってだけでなく、われわれ全員にとって興味深い問題だと言えるだろう。われわれがこれほどGoogleに依存しているのは健全なことだろうか。Googleが圧倒的な優越性を持つほうがよいのだろうか?それとも、より一層の競争が存在したほうがよいだろうか?私は、少なくともEnjoyPerthのケースでは、Googleが圧倒的な強さを持たなかったほうがよかっただろうと思っている。

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Imeem、EMIと契約合意へ
by Erick Schonfeld on 2007年10月30日

imeem-logo.png広告収入による音楽サービスが(主要音楽レーベル業界から)また新たな参加者を勝ち取った。音楽共有によるソーシャル・ネットワーク「imeem」はEMI Musicと契約することで合意、これでimeemメンバーは合法的に楽曲をストリームできるようになる。アーティストを一例までにあげておこう。Radiohead、Coldplay、The Rolling Stones、The Beatles、Interpol、Daft Punk、the Beastie Boys、その他EMI所属アーティストなど。EMIはWarner Music、Sony-BMGに続きimeemと契約を交わす主要レーベルとして3社めとなる。これで、契約にサインしていない残る大手レーベルはUniversal Music Groupのみとなった。

これまで多数の課題に直面したが、imeemはどうやら本調子になりそうだ。Comscoreによると、同サイトはソーシャルサイトとしては最速の成長を遂げているサイトの一つで、9月のU.S.ユニークビジター数は3.2M(320万)。もっとも、今年はじめのピーク時から見るとダウンしている(同社は国際的にみるとユニークビジター数は18M、1800万としている)。

Imeemは、ユーザーが楽曲を聞くたびに、広告収入を音楽レーベル企業と共有するというやり方で、音楽レーベル企業各社と契約合意にこぎ着けたきわめて珍しいウェブ音楽共有サイトだ。現在、imeemではディスプレイ広告のみを提供しているが、今後間もなくストリーム中の音声広告それに動画オーバーレイ広告も提供予定。メンバーは自身のMP3をimeemにアップロードでき、他の誰でもストリームできるプレイリストも作成可能だ。同社はこれらの過程を進める上で、Snocapの音声デジタル指紋認識技術を採用している。

ここでの課題はSnocap(NapsterのSean Fanningによって設立された)が最近になってスタッフを削減、閉鎖するかもしれないことだ。imeemにとってのベストのケースというのはSnocapがサービスを継続し、契約を履行するような買い手を見つけることだ(この点については私の言葉を信じてもらいたい。Snocapは買い手を模索中なのだ)。そうでなければ、Caldwellは(憂鬱な)ブルースを歌うはめになるだろう。

CrunchBase:Imeem

CrunchBase:Snocap

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OnTargetjobs、JobLoft.comを買収
by Duncan Riley on 2007年10月30日

jobloft.jpgオンラインジョブサイトHcareersの親会社OnTargetjobsは、カナダ、トロント拠点のサービス業とリテール業関連の求人サイトJobLoft.comを買収した。今回の買収に伴い「サービス産業のオンラインによる求人ソリューションとして圧倒的な強さを持つナンバー1の地位を占める」としている。

ユーザーはJobLoft.com利用により地元コミュニティでの求人情報を知ることができ、これらの情報はGoogle Mapsでも見られるようになっている。同サイトはサービス業関連の求職者に対して各自のニーズと経験レベルに沿った地元コミュニティにおける求人情報の提供に重点を置いている。

Hcareersはサービス業、飲食業に注目し産業ごとにオンラインによるリクルートソリューションを国際的に提供している。拠点はテキサス州Fort Worth。

今回の買収について財務的な詳細は明らかにされていない。

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Skinkers、シリーズBにて$16M調達
by Duncan Riley on 2007年10月30日

マイクロソフトとP2PライブTVプラットフォームを構築しているUK拠点のSkinkersはシリーズBラウンドで$16M(1600万ドル)を調達。リード投資家はAcacia Capital Partners、前ラウンドに参加したSpark Ventures、それにSkinkers重役も併せて今回の投資ラウンドに加わっている。

Skinkersでは、調達した資金を「Live Notification Platform」テクノロジー改善と同社P2Pテレビプラットフォーム「LiveStation」の市場向け公開にむけて利用する予定。

Skinners LiveStationサービスはMicrosoftのSilverlightプラットフォームを利用して構築されており、既存テレビチャンネルを無料、有料の両方で提供する複数チャンネルのライブTVプラットフォーム。ケーブルTVのようだがそれをコンピュータ上で、といったところだろうか。ライバルにはヨーロッパ内で制限付きのアクセスを提供している既存P2Pライブプラットフォームをすでに提供しているZattooなど。Zattooについての過去エントリは ここ

P2Pライブテレビ市場はJoostなどのオンデマンドプロバイダーと直接競合することになる。Live P2P TV企業についてのレビューはここ

CrunchBase:Joost

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もう待つ必要なし:Hulu動画がAOLサイトで見られるように
by Mark Hendrickson on 2007年10月30日

アップデート:Hulu動画がMSNでも見られるようになった

最近プライベートベータ公開を始めたHulu.comからの招待状を受け取っていない多数の人たちは、おそらくだれも招待状をすぐに受け取ることはないだろう。というのも、ユーザーは友だちに招待状を送信できないようになっているからだ。だが、もうこれ以上Hulu利用を待つ必要はない。Huluで見られる「Heroes」や「The Office」を含む18番組をAOLがすでに公開している。さらなる番組追加も期待できそうだ。Huluではより多数の番組をパートナーサイト向けに配信することを予定している。

各動画がAOL独自のプレイヤーで表示されるようになってるのは残念だ。というのもフルスクリーン表示モード、埋込み、共有などの主要機能を欠いているからだ。(対象的にHulu.comのプレイヤーはこれらの機能はもちろん、それ以上の機能を備えた仕上りだ)。また動画中のスポットを見つけられないようになっている。私が見た範囲では動画再生にあたり表示される広告(コンテンツ再生前、再生中に表示される広告共)かなり短く、気にならない。解像度は合格点の範囲だがすばらしいとは言えない。

アメリカ国外の居住者たちは、結局のところもうしばらく待たなければならないかもしれない。同僚のDuncanはオーストラリア在住だが、AOLでHulu動画を見ようとした際に、このエラーメッセージを見るはめになった。このことからHuluが地理的範囲によって配信を制限していることが見てとれる。プロキシサーバに詳しいひとなら、この制限をくぐり抜けることができるかもしれない。もし、成功した人がいたらぜひコメントをお願いしたい。

Huluレビューはこちらをどうぞ。

CrunchBase:Hulu

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Hulu、プライベート・ベータ開始―第一印象は良好
by Mark Hendrickson on 2007年10月30日

去る3月、NBC UniversalとNews Corporationがジョイントベンチャーを発表した際に、われわれはYouTubeのライバルを作るつもりなのかと思った。しかし詳しい情報が出てくると、YouTubeのようなウェブ上のユーザー生成ビデオ共有サイトを作る意図はなく、2つの巨大メディア・コングロマリットの目的ははテレビ番組、映画、その他プレミアム・コンテンツをオンラインで配信するチャンネルづくりだと判明した。

最初のプレスリリースから数ヶ月、われわれはプロジェクトが名無しのままでいることについてだいぶ文句を言った。最後に名前がHuluに落ち着いたが、これはスワヒリ語で「差し止める」という意味だったり、会社の目的をGoogleからコピーしたり、NBC Universalのデジタル担当役員からかんばしくない評価が出たりと散々だった。

こういう批判が出た背景には、そもそも NBCとNews Corp.が諸般の情勢からみて手遅れにならないうちにHuluを船出させることができるのかどうかについての強い疑いがあった。9月になると、NBCはビデオダウンロード・サービスの開始を発表、News Corp.とのジョイントベンチャーと共食いになるのではと疑わせた。しかし先週、自分で決めた10月という締め切りを守って、プライベート・ベータ版を10月29日月曜日にスタートさせることを確認された。そしてこの金曜、CEOのJason Kilar他、Huluチームが新サービスをわれわれにデモした。

残念ながらまだわれわれ自身で直接ベータ版を試してはいないが、プレビューを見た限りでは、私はHuluのインタフェースとさまざまな機能に強い印象を受けた。しかし、私の感想を述べる前に、当初の発表から何ヶ月もたっていることでもあり、まずHuluについて詳細をおさらいしておこう。

Huluは依然としてNBC UniversalとNews Corporation2社のみによる事業である。サービスの本体はウェブサイトだ。ユーザーはテレビ番組、映画、ビデオクリップをオンデマンドでストリーム視聴することができる。サービスは無料で、視聴回数にも一切制限はない。Huluはこのほかに、AOL、MSN、MySpace、Comcast、Yahooという大手ネットワークと提携してプレミアム・コンテンツを配信するサービスも提供する。これも無料で視聴できるが、それぞれの提携先ブランドのプレイヤー内で再生される。この提携に加えて、Huluのビデオはどんなウェブサイトにもエンベッドできるし、リンクをメールで送ることもできるので、ユーザーのクチコミによるバイラルなプロモーションが期待できる。Huluのビジネスモデルは全面的に広告に頼っており、ビデオ中、あるいはその周りに広告が表示される。エンベッドと広告についてはさらに詳しく後述。

ここでHuluに「ない」ものをリストしておこう。HuluはYouTubeのようなユーザー生成ビデオの保管庫ではない。またiTunesストアのようにダウンロード販売も行なわない。Huluはプレミアム・コンテンツのみ扱う。ユーザーがビデオをアップロードする機能はない。テレビ番組や映画はHuluないし提携先のFlashプレイヤーでストリーム配信される。デスクトップやポータブル機器などにダウンロードすることはできない。NBCとNewsCorp.がプレミアム・コンテンツのみに集中しようとするのは理解できるが、(広告入りにせよ、有料にせよ)ビデオを(まだ)ダウンロードできないのは残念だ。この点については将来に期待できるかもしれない。もっともHuluチームはそういう計画についてはいっさい口をつぐんでいたが。

Huluのコンテンツだが、TV番組はFoxとNBCに加えて、Bravo、E!、FX、SciFi、Sundanceなど15以上のケーブル局から提供される。米国の映画についてはFox、Universalに加えて、金曜日に契約が調印されたSonyとMGMが近く加わる。Huluでは、独立のコンテンツ制作者から多数の短いビデオ・クリップの提供を受けていくとしている。またスミソニアン協会やプロレスのWWEなどとも提携している。全体としてHuluのコンテンツのラインナップは強力であり、ここ数ヶ月でさらに拡大が見込まれる。Huluチームは「視聴者の声を参考にどんな番組や映画を追加していくかを考えたい」としている。現在Huluで提供されている全コンテンツのリストはここをクリック

サービスの提供スケジュールについては、Huluウェブサイトが一般公開されるのは数ヶ月先になるようだ。ただし、コンテンツ自体は今週から提携サイトで公開が始るので、近々、コレクションの全部とはいかなくてもかなりの部分をAOL、MSN、MySpace、Comcast、Yahooで見ることができると期待できる。特定のビデオがいつHuluで公開されるか―またビデオの公開期間がどの程度になるか―それぞれのビデオによってまちまちとなる。ただし、一般的なルールとしてテレビ番組の場合は、通常のテレビ放映後、ハワイ時間の午前零時をもってHuluで公開される。あと一つの一般的なルールは、Huluはテレビ番組を5週間分放映するまで配信を続ける。その後は一番古い回から順次削除されることになるようだ。

この点がHuluの最大の弱点だ。努力はしているのだろうが、いまだに「テレビ放送」の精神から抜け出せていない。Huluはウェブのユーザーにいまだに「放送スケジュール」を押し付けようとしている。たしかに5週間という柔軟性は与えられているものの、Webの常識からすると、5週間は十分な期間とはいえない。放送時間というコンセプトそのものが存在せず、利用可能なビデオの数が百万単位となっているウェブというメディアの世界では時間に縛られたテレビというのはまったくのナンセンスだ。Huluはビデオの公開期間を制限することでみすみす魅力を減らしている。(あるビデオクリップがいつなんどきバイラルな大ヒットになるか誰にも予想はつかないのだ)。またこのためエンベッドされたテレビ番組は、ある期間がたつと機能しなくなってしまう。同様に映画や短いビデオクリップも一定期間(そのスケジュールは予測できない)のみ公開されることになるようだ。Huluチームは要望の多い映画を随時追加していくよう試みるとしている。Huluでは新作だけなく旧作も公開するが、スタート当初提供されるのは10本のみ。

さて、次にいよいよ、Hulu.com自身のデザインと機能を説明しよう。第一に、機能の提供は完全にブラウザ・ベースだ。つまりFlashプレイヤー(これは多くのユーザーがすでにインストールずみだろう)以外、一切追加ソフトウェアのインストールは必要ない。Huluは実際のコンテンツに注意が集中できるシンプルな優れたユーザー・インタフェース・デザインの開発に成功している。トップページには力を入れている番組の特集、人気番組、人気クリップ、最近追加されたビデオなどが掲載される。ユーザーはトップページからHuluの全コンテンツを検索できる。サイトの別のページでは、公開されている番組のリストが提供され、番組シリーズ、局、映画会社、アルファベット順、人気順などさまざまな切り口でビデオを一覧できる。登録ユーザーは自分のプロフィール・ページにビデオのプレイリストを作ることができ、視聴履歴をチェックすることもできる。プレイリストと視聴履歴はRSSを通じて公開、配信することも可能。これに加えて、 Hulu.comとしては目一杯のソーシャル機能ということなるが、ユーザーレビューをビデオページの下部に投稿することもできる。

ビデオはユーザーの接続環境によって480kbpsか700kbpsで配信される。Huluは年末にリリースされるAdobeのFlash Player9.2に対応した、より高画質な配信を行なう準備を進めている。Huluのビデオプレイヤーは最近エンベッド可能なプレイヤーの基本的な機能を一通り備えている。メールによる共有、エンベッド用HTMLコード、ビデオの詳細情報、フルスクリーン・モード、シークバー、音声ボリュームなどだ。さらに、Huluに直接フィードバックを送信できるボタン、ビデオを独自のウィンドウに入れるボタン、再生しているビデオ以外の画面を暗くして見やすくするボタンなどが装備されている。しかしこのプレイヤーでいちばん便利な機能は、ユーザーがビデオの好きな部分を選択して友達と共有したり自分のサイトにエンベッドできたりする点だろう。エンベッドされたビデオはオリジナルに比べて多少機能は制限されているが、そいれでもユーザーはエンベッドされたビデオからさらにエンベッドを繰り返すことができる。これはクチコミによるバイラルな拡散にきわめて効果的だ。(ついでに低画質のYouTubeでの共有、視聴を防止する意味もある)。しかしエンベッドされたビデオが削除されたり、勝手に他の内容に置き換えられたりした場合、抗議がHuluに舞い戻ってくることになるにちがいない。

最後に、Huluの広告計画についていくつか重要な情報がある。われわれ自身で試していないので、広告がどの程度うるさいものになるか直接証言はできないのだが、Hulu側では今のテレビCMよりずっと控えめなものになるとしている。広告の表示方法は、ビデオの周囲に表示されるバナー広告、ビデオ画面の下部にスーパーされるテキスト広告、ビデオの冒頭、再生中、最後に挿入されるビデオ広告などいくつか用意されている。短いビデオの場合オーバーレイとバナーが主力となり、長い本編作品などの場合はビデオ中のCMが主力となるようだ。Huluによると長い作品の場合、ビデオ表示時間はテレビ放送の場合に比べて大幅に減る、おそらく25%程度の時間になるとしている。つまり30分についてCMの放映時間は、テレビの場合8分なのが、わずか2分ということになる。これが事実ならHuluは視聴者にとってTVよりずっと快適になる。とはいえ、従来Webでビデオを見慣れていたユーザーにとってはこれでもCMが多すぎると感じられるかもしれない。どの程度わずらわしく感じられるか、われわが番組や映画を再生して直接体験してみないと判断はできない。広告はビデオがHulu.co内か否かを問わず、どこで視聴しても表示される。広告はHuluから提供され、提携サイトは収入の分配を受ける。

下にさらにいくつかHuluのスクリーンショットを掲載した。Webexでのキャプチャーなので画質はあまり良くない。

アップデート:Huluのビデオは少なくとも一つの提携先、AOLですでに提供されているここをチェック。ただしアメリカ以外の地域の居住者は視聴できないらしい。われわれのライター、Duncan Rileyはオーストラリアに住んでいるが、AOLでHuluビデオを見ようとしたらこのエラーメッセージが出た。〔訳注:日本でも同様のエラー・メッセージが出て視聴できない。〕

Crunchbase hulu

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Zazzle、Foxの元幹部をスカウトして経営陣を強化
by Michael Arrington on 2007年10月29日

例のヘッジファンドからの$30M(3千万ドル)の資金調達の噂(行なわれたことは間違いない)について依然として公式発表はないが、 Kleiner Perkinsが支援するZazzle は、経営幹部を補強中だ。明日(米国時間10/29)、Jim Heckmanが最高戦略役員( Chief Strategy Officer)に就任したことが発表される予定。

Heckmanの最近の会社はFox Interactive Mediaだ。彼は自身の会社Scout.comが2005年に$60M(6千万ドル)でFoxに買収された際にFoxに加わった。HeckmanはまたFox がGoogleと$1B(10億ドル)の検索契約を結んだときのFox側の主席交渉担当者だった。

つまりZazzleは大物を経営陣に加えることに成功したわけだ。おそらくKleiner PerkinsのJohn Doerrが個人的にスカウトしてきたのだと思う。

Heckman以外にもFox Interactiveを去った幹部は多い。企業戦略開発担当上級副社長だったHeather Hardeは現在われわれのCEOだし、Fox Interactiveの社長、Ross Levinsohnは企業買収ファンドのVelocity Investment Groupを元America OnlineのCEO、Jonathan Millerと共同で率いている。

ZazzleのライバルはPonokoCafepressGoodstormなど。

Crunchbase Zazzle

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Crunchbase Cafepress

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「EasySponsorship」―DIYで寄付を募るサービス
by Duncan Riley on 2007年10月29日

easysponsor.jpgEasySponsorshipは無料のオンライン・アプリケーションで、ユーザーは世界中どこからでも、どんな目的のためにでも、寄付を募るウェブ・ページを作成することができる。

それぞれのユーザーには独自のウェブ・アドレスが与えられ、寄付を募る努力の一環として、このアドレスを友達その他の相手に送ることができる。取り扱われる通貨は英国ポンド、米ドル、ユーロの3種類だ。このサービスは完全に無料で、寄付は全額がユーザーの元に送られる。サイトの運営は広告掲載によって行われる予定。

これは全体としてDIYタイプの寄付ないし資金調達サービスといってよいだろう。ライバルとしてはJustGiving.comや、われわれが 6月に紹介した FacebookアプリケーションのChipInなどがある。
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え、iPhoneの値段はカナダではずっと高くなる?
by Duncan Riley on 2007年10月29日

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長らく待たされていたiPhoneだが、間もなくカナダでも手に入るようになる。確認はされていないが、上に引用した広告によると発売日は12月7日という。ところが価格が499カナダ・ドルで、これは520USドルになる。アメリカ国内価格より121USドルも高い。さらに悪いニュースは、Rogers
Wirelessと3年間の契約を結ばねばならないことだ。アメリカのユーザーがAT&Tに2年間縛られるのに比べて、拘束期間が1年も長い。


(via Boy Genius


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OS X Leopardでカスタム・ウィジェットを作ろう
by Duncan Riley on 2007年10月29日

osx.jpgAppleのMacの最新のOS、「Leopard」は金曜日に発売が開始された。ブルースクリーンでクラッシュしたというレポートがいくらかあるものの、全体としては好評のようだ。

デスクトップ・ウィジェットというのはユーザーの好みが、好き、嫌いにはっきり別れる傾向がある。それでもこれは競争の激しいマーケットで、YahooとGoogleはクロスプラットームのデスクトップ・ウィジェットを提供し、OSXとVistaのネーティブ・ウィジェットと鎬を削っている。最近のOS Xのリリースで、ウィジェットのファンにさらに役立つ機能が提供されることになった。ウェブ・ウィジェットだ。

ウェブ・ウィジェットはMacのSafariブラウザで閲覧できるウェブ・ページ中のアイテムならどんなものでも利用できる。作成手順はウエブ・ウィジェット・ボタンを押すだけでよい。そこで表示されたボックスを好みの領域に移動させ、大きさを調整して「add」ボタンをクリックすると、たちどころにそれがデスクトップ・ウィジェットになる。

このウィジェットを利用するには適切なコンテンツを探してくる必要があるが、その設定は難しくない。私はTechmemeの新しいアイテム・ファインダーをウェブ・ウィジェット設定用にまっさきに利用した。使い方は上に述べたとおりでやさしい。ウェブ・ウィジェット設定用のボックスを望みのアイテム・ファインダー・ボックスの上に重ねて「add」ボタンをクリックするだけだ。

唯一の難点は、ウィジェットのコンテンツをアップデート/更新する方法がよく分からないこと。「i」というインフォメーション・ボタンをクリック、続いて「done」をクリックすると、ともかく私が試した範囲では、強制的にアップデートをかけることができた。所定の時間間隔で、あるいはその他の条件で自動的にアップデートをかける方法をご存知の読者はコメント欄でお知らせいただきたい。

Leopardのウェブ・ウィジェットはNetvibesやiGoogleのようなブラウザのスタートページをカスタマイズするブラウザ・ウィジェットをインポートすることもできる。われわれが8月に紹介した「Amnesty Hypercube」も似たようなサービスを提供している。
widget.jpg

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IMThereが、MadeItに続いてイベントを楽しくするサービスに挑戦
by Michael Arrington on 2007年10月29日

イベントをベースにしたサイトでありさえすればソーシャルネットワークだと言える。どれもが、友人と交流してバーチャルやリアルの活動を調整するために作られている。「Evite」はスパム攻撃を受けながらも、オンラインイベント調整サービスの王者だ。最近のスタートアップ(enkoosocializ、それにデッドプール入りしたSkobee)で、まともに戦えたところはない。そして、upcomingzventseventfulをはじめとするイベント集約/検索エンジンにも、その分野をを支配できたところはない。

つまり、キラーイベントサイトを作る余地はまだ残されている、ということでスタートアップたちは挑戦を続けている。何週間か前に、MadeItのことを書いた。この新しいサービスでは、ユーザーがイベントを作れるほか、 イベント前後のコンテンツを加えることができる。ただし、他のサービスと同じく、イベントへの招待と、参加するかどうかが中心だ。

シカゴ拠点のIMThereは、私がTechnicallySpeakingで見つけたサービスで、他とはちょっと違っていてMadeItに続いて、イベントを楽しくしよういう最新スタートアップだ。IMThereは、イベントの招待状を友人に送ったり、参加を呼びかけたりすることにはあまり力を入れていない。かわりに、ユーザーはイベントをアップロードすることができて、個人的な招待(パーティー、ディナーなど)には重点を置いていない。サイトのコンテンツはコンサートやビデオゲームの発表、TVの新番組、映画の公開など、公開イベントがほとんどだ。

他のユーザーは、自分のコンテンツを追加することもできて、イベントについてのコメントやイベント中の携帯写真のアップロードなどができる。

こうして出来あがったコンテンツは、プライベートなディナーパーティーのものよりも、みんなにとっとずっと面白い。それに、トップレベルでのナビゲーションでは、人物、会場、アーティスト別に見ていくことができるので、友人が参加したイベントを全部見るとか、地元で行われたり、今後開かれるコンサートのことを全部知りたいとか、このアーティストの過去や未来のアルバムやコンサートを全部見る、といったことが可能だ。他に、人気や地域別にイベントを検索することもできる。

こうした結果は、感動的なユーザーエクスペリエンスとなって、そこからリアルな地域コミニュティーが生まれ、そこで起きていることを中心にして交流がはじまるかもしれない。モバイルのインターフェースは非常によくできているので、ヘビーユーザーもいつでも携帯デバイスからアクセスできる。

デモと概要のビデオはここで見られる。IMThereが半年後にデッドプールに入っていないという保証はないが、熱烈なファンによるコアが早くできれば、貴重な財産を手に入れることができるだろう。IMThereは、親会社のRamped Mediaにとって、初めてのプロジェクトだ。

madeit

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