Google、携帯周波数オークションの戦略を明かす
by Erick Schonfeld on 2008年4月4日

spectrum.jpg最近の携帯用周波数帯オークションではFCC(アメリカ連邦通信委員会)に$19.6(196億ドル)のライセンス収入がもたらされたが、このオークションの期間中、参加企業がそれぞれどういう戦略によって動いているのか、さまざまな推測が飛び交っていた。オークションの期間中、参加者は戦略について公にすることを禁じられていたが、Verizonが最高額の入札者となってオークションが終了した今は、参加者は自由に戦略について語ることができる。Googleはある意味でいちばん「興ざめ」な参加者だったかもしれない。しかしGoogleから明かされた戦略によると、Googleがオークションに参加した最大の動機は、同社が先頭に立ってロビー運動を行って付加させた周波数使用のオープン化に関するルールが―誰が勝者になろうと―実施されることを確保するためだったということだ。

Google Public Policy Blogから。

Googleがオークションに加わわった際の最優先事項は、いわゆる「Cブロック」の入札額について、この周波数帯を利用する電話機端末とアプリケーションに関してきわめて重要な意味をもつオープン化のルールが適用される最低額である$4.6B(46億ドル)に間違いなく達するようにすることにあった。われわれは最低額よりやや高い額で入札し、この額で全国のCブロック周波数を手に入れる用意があった。事実、最初の何日かはGoogleが最高額の入札者だった。しかしVerizonWirelessに、最終的にはより高い価格で応札する強い動機があることは当時も今も、明らかだった。(つまりVerizonのほうがGoogleよりこのライセンスを得ることによる経営的重要性がはるかに高かった)。

事実、当初はGoogleに対抗する入札者が現れず、Googleは10回にわたって自分自身の入札額を更新している。これはVerizonがオープン・デバイスとオープン・アプリケーションに関するルール適用されないよう、必死で努力したことを物語る。しかし結局この作戦はGoogleの真っ向からの応戦に遭って失敗、結局オープンルールに従わざるを得ない結果となった。ただしVerizonがオープンルールの精神を骨抜きにして、字句だけを遵守するふりをするようなことをしないかどうか、依然注目だ。

(写真:Steve Jurvetson

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080505jammed-shut-google-is-worried-what-verizon-might-have-for-future-customers-behind-door-no-2/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Googleの心配するVerizonによるネットワーク締め出し戦略

    [...] 最近行われたFCCによる700MHz携帯周波数帯のオークションで、誰が勝とうともこれまで運動してきたオープン化に関するルールの確保されるようにするためだけに、Googleは政府に$4.6B(46億ドル)を少々超える額を支払うリスクを負った。オークションにはVerizonが勝ったが、ではこの周波数帯で構築される将来のワイアレスブロードバンドネットワークでは、あらゆる機器およびあらゆるアプリケーションが使えるようにしなくてはならないのだろうか? [...]