Googleが巨大データベース「BigTable」をウェブサービスとして公開か?
Mark Hendrickson
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グーグルがAmazon SimpleDBに対抗すべく社内データベース・システム「BigTable」をウェブサービスとして公開するかもしれない。ローンチに詳しい筋から入った情報だ。このサービスについて、グーグルがマスコミに事前説明会を行っているという噂も流れてきている。こちらには何の連絡もないが。
BigTableは高度にスケーラブルなデータベースシステムで、グーグル社内ではこれを使って60件を上回る自社製品とプロジェクトをサポートしている。ある情報提供者によると、グーグルは来週にも社外開発者にBigTableをサービス公開する件について発表を行う予定だという。アマゾンもこれと似たサービスを、12月に発表になったSimpleDBというクラウド・データベース・ソリューションで提供している。
グーグルがBigTableの開発に着手したのは2004年初頭で、活発に採用を始めたのは2005年2月から。この非リレーショナルなプロプライエタリのシステムは、膨大なデータ量に超高速でアクセスしなくてはならないグーグルならではの特殊ニーズを満たすよう社内でデザインされた(グーグルでは毎秒数百万件もの読み取り・書き込みを処理している)。BigTableはGoogle File System (GFS)がベース。数千とあるコモディティ専用サーバー全体に情報を分散させるデザインになっていて、サーバーのデータ保存容量は全部合わせて数PB(ペタバイト)にも及ぶ。これでGoogle Search、Google Earth&Maps、 Google Finance、Google Print、Orkut、YouTube、Bloggerなんかのサービスを支えている。
BigTableをオープンにする決定は、グーグルのAmazon Web Services (AWS)スイートに挑戦する転機になるかもしれない。AWSにはクラウドコンピューティングの処理パワー「Elastic Compute Cloud (EC2)」、クラウドストレージ「Simple Storage Service (S3)」も揃っており、SimpleDB、S3、EC2の三つ巴でウェブ開発者のスケーラビリティの問題が解消できるよう考えられている。ユーティリティー(水道・ガス・電気など公共料金)風のモデルで、顧客は必要な分だけストレージ、コンピューター処理、帯域幅に料金を払い、必要じゃない分は払わなくていい。グーグルはBigTableの料金についてまだ発表していないが、われわれの予想ではAWSと同じモデルを採用するのではないかと。
グーグルが本当に来週BigTableサービス公開を発表するとすれば、その次はきっとクラウドストーレジとプロセシング・ソリューションが来るだろう。この3つの間には非常に大きなシナジーがあるからだ。
BigTableの詳細はこちら(PDF)に2006年作成の解説がある。ワシントン大学で2005年10月に行われたBigTableに関する講演はこちら。
[原文へ]
(翻訳:satomi)
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