2008年4月8日

ベストセラー「ブログスフィア」の著者、なぜか炎上を招く

Michael Arrington

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ブログ界のちょっとしたやりとりが深刻ないざこざに発展するというのはよくある話だ。珍しいことではない。しかし今回の事件で驚いたのは、ブログに関するベストセラーの著者で、コンサルタントとしてまさにこういう事態を避けるよう人に助言して生計を立てているはずの有名人―Shel Israelが一方の当事者だったことだ。結局、この騒ぎでIsraelは自分の評判にかなりの傷をつけてしまった。

IsraelはPR戦略に関するベテランのコンサルタントでベストセラーになった「ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガー」 (原題:Naked Conversations)を Robert Scobleと共著で書いている。これは企業に、ブログという新しいメディアを使って現在と将来の顧客にどのようにアプローチしたらよいかをアドバイスした本だ。

Israelは最近、Scobleと組んで新しいプロジェクトを始めた。FastCompanyTVでのビデオインタビューだ。3月19日に Israelは20回のシリーズのうちの 最初の4回のインタビューをアップロードした。

率直に言ってこのインタビューのできは非常に悪かった。その中でも特に Forresterの上級アナリスト、Jeremiah Owyangのインタビューが最悪だった。Owyangが延々と独り舞台でしゃべり続け、興味を失ったIsraelはコーヒーを飲み、何度もOwyangの顔が隠れるような位置にマイクを持っていった。

とはいえ、ここまでなら別にどうということはなかった。Israelはビデオ・インタビューというのは初めての経験で、勉強して改善に務めたいと認めている。このビデオを見ていた人間はほんのわずかだろうし、その中から批判的コメント―非常に批判的なコメントやフィードバックが出たとしても、Israelは「建設的意見」として受け入れて、先へ進むべきだったろう。自分のクライアントに対してならIsraelは間違いなくそう助言したはずだ。

ところが彼は自分の助言に従わず、そこからトラブルが始まる。

ここにビデオ・ブロガーで騒動屋のLoren Feldmanが登場する。Feldmanは面の皮が厚くない人々をかぎ分ける嗅覚が発達していて、そういう相手をつかまえては1938Mediaという彼のビデオ・ブログでサカナにするのが得意だ。FeldmanがIsraelの番組の初回を見ていて、さっそく攻撃を始めた。指で操るパペットを使ってIsraelのインタビューぶりをおちょくるパロディービデオのシリーズを制作してしつこく流し始めたのだ。Feldmanは今までに10回以上もこのパペットを使ったパロディーを作っている。

Israelはこのパペット・ビデオに激怒して反撃を始める。Feldmanを人種差別主義のポルノ屋だと罵る人身攻撃的記事を何度もアップする。「弁護士私立探偵を雇って Feldmanを調べさせる」などとも書いた。直接的ではないが、なにやら脅迫的とも取れる言い回しさえしている。

ブログ界騒ぎになったが、当然ながら全体的にFeldmanの味方だった。

Israelはここに至ってやっと対処し始めたが、時すでに遅し。彼の評判は大きく傷ついてしまった。

私は今日電話でIsraelと話したが、彼は自分にブログに書いてあるとおりの気持ちでいるようだった。ビデオインタビューは将来はもっと改善したいといい、Feldmanについて軽率なことを書いたことについては後悔していた。

Israelはどうすればよかったのか? 最良の対応は一切無視することだった。あるいは、Feldmanの反応を、多少子供じみているがそれなりに面白いものとして受け入れておけばよかったのだ。これは私の経験から言っていることで、こうするのがFeldman対策としてベストなのだ。1年くらい前になるがFeldmanは私を狙って攻撃をかけてきたことがあった。私が無視していると彼は別の標的を探しに行ってしまった。

実はFeldmanもIsraelも現在、私の友人だ。2006年に私はScobleとIsraelの「ブログスフィア」の出版を祝うパーティーを自宅で開いたし、Feldmanは今週家に泊まっている。(そもそも、そういうわけでFeldmanからこの話を聞かされた)。残念ながらこの2人が友好関係になるのは難しいようだが、Israelがこの経験から何か学んでくれたらよいと願っている。彼はまず自分の本をもう一度読んで勉強するとよいようだ。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)



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