Deliciousは落ち込んではいない、が別の問題が浮上してきた
Erick Schonfeld
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今日(米国時間4/10)Union Venturesのベンチャーキャピタリスト、Fred Wilsonが書いた記事で、ウェブのスタートアップは大企業に買われたあと元気がなくなる傾向にあることを懸念していた。補促すると、WilsonはcomScoreの上のグラフを引用して、ブックマークサービスのdel.icio.us(Yahooが買収した)を訪問する人の数が、最近9か月で急激に落ち込んでいることを示している。Wilsonはdel.icio.usの出資者であり、同社が2005年12月、Yahooに買われたことによって利益を得ている。それでも彼は、この会社がYahoo配下でもがき苦しむさまを嘆いているのだ。
しかし、del.icio.usがじっさいどれほど苦戦しているというのだろう。Yahoo幹部はいつも自社の成功談として持ち出している。del.icio.usのファウンダーで、今もYahoo従業員としてサービスを運用しているJoshua Schachterに尋ねてみた。元の出資者が言いふらしている数字とは裏腹に、Shachterからの返信メールはこうだ。
今も順調に伸びています。
ただし、われわれの成長を見るのにユニークユーザー数はいいモノサシではありません。
ユーザーのほとんどが、Firefoxなどのブラウザーの拡張機能を経由しているので、ふつうのシステムでは測ることができません。
また、数か月前に検索インデックスを切り捨てたので、それもUU(ユニークユーザー)数に影響しています。
われわれのゴールはトラフィックを増やすことではなく、みんなが情報を保存する手段を提供することなので、心配はしていません。
たしかにもっともな話だ。私がdel.icio.usを使うときも、ブラウザーのプラグインを使ってウェブページを保存するだけで、実際にサイトに行くことはめったにない。ページを保存する回数とサイトに行く回数の割合を推測するに、10対1かもしかしたら20対1かもしれない。みんながdel.icio.usに保存してさえくれている限り、トラフィックがどうであれ、検索結果がよくなることだけをとってもYahooにとっては恩恵がある。
しかしdel.icio.usはもっと大きな問題を抱えている。もう何年もほとんど変わっていないうえ、どうもバージョン2.0を出せる気配がない。Schachterの技術チームが昨年9月以来、改善に頑張っているにもかかわらず、だ。新バージョンは1月には準備万端整っているようだったのだが、謎のごとく公開が中止されてしまった。スケーラビリティー問題のせいでプロジェクトが滞ったという噂もある。それにしてもDelicious 2.0がまたニュースになるまでにずいぶん長くかかったもんだ。(あ、そうだ、ピリオドもなくなっている)
今でも私にとってdel.icio.usは便利なサービスだが、以前ほどには使っていない。ウェブは進化したのに、del.cio.usは、理由はなんにせよ、止まったままだ。ここはなんとかYahooが買収される前にDelicious 2.0を出してくれることを願うばかりだ。WilsonがYahooのために涙を流すことはないだろうが、買収されて息苦しくなるのは小さな会社だけではないのだから。
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(翻訳:Nob Takahashi)
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