Google-Salesforce提携の詳報― 「敵の敵は友」で対Microsoft同盟成立
Erick Schonfeld
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月曜日にGoogleとSalesforceは、Google Apps(Docs、Calendar、Gmail、およびGtalk)とSalesforceのオンライン・エンタープライズ・アプリケーションの完全な統合を正式に発表する。TechCrunchは先週このニュースをスクープしたが、その後詳しい情報を得た。Google Appsは、Salesforceの有料契約企業ユーザー100万社から直接利用可能となり、逆にSalesforceのサービスも数千万のGoogle Appsユーザーにとってより親しみやすいものとなる。
この提携でGoogleのオンラインアプリは実質的にSalesforceユーザーの標準生産性ツールとなった。Googleのドキュメント、表計算、プレゼンテーションは、SalesforceのCRM〔顧客管理〕アプリケーション内から利用することができるようになる。GTalkはSalesforceアプリケーションのデファクト標準のIMとして機能する。Gmailを使うセールスマンは、Salesforceの既存および見込み顧客に、クリック一つでメールを送ることができ、それはセールス過程の一部としてCRMに記録される。セールスイベントやマーケティング・キャンペーンはGoogle Calendar上に表示することができ(スクリーンンショット参照)、同僚のスケジュールを重ねて、会議に都合のよい時間を見つけることもできる。
Googleのオンライン生産性アプリケーションは通常無料だが、プレミア版(セキュリティーと管理機能が向上している)にアップグレードすると、1ユーザーあたり月5ドルの料金がかかる。Salesforceは夏までに自身でプレミア版の再販を始める計画だ。価格は2倍―1人1月10ドル―だが、電話サポートが提供され、他のSalesforceの料金とまとめて1口で請求される。
SalesforceのファウンダーでCEOのMarc Benioffは筆者に対し、Googleとの提携はマイクロソフトを切り崩す手段の一つだと語った。
当社のやってきたことを見てお分かりの通り、私たちは徐々に自社のサービスをすべて彼らのサービスと統合してきた。間違いなく「敵の敵は友」で、Googleはわれわれの最良の友だ。われわれの顧客の多くもなんとかしてMicrosoft Wordをやめたいと言っている。
もちろん、マイクロソフトのデスクトップ・オフィス製品は長期的にGoogle Appsの脅威を受けているし、中小企業向けのCRMソフトウェアはSalesforceの脅威を受けている。しかしSalesforceはなぜ多くのライバルのように自社独自のウェブ・ベースの生産性ツールを開発しなかったのか? Benioffはこう語る。
私はGoogleがコア・ビジネスと考えている領域でGoogleと競争するようなことはしたくない。
それよりむしろ共同でマイクロソフトに対抗するほうが得策というわけだ。今回Salesforceはウェブベースの生産性ツールのリーダーを自社サービスに取り入れることに成功した。しかしそこで次なる疑問が浮かぶ。GoogleとSalesforceが互いにかくも似合いの相手だというのなら、いっそGoogleはSalesforceをそっくり買ってしまえばよかったのでは? それによってGoogleの企業向けビジネスの成長が加速されるだけでなく、広告収入への依存も多少は減らすことができるはず。(Salesforceは月間利用料で稼いでいるのだから)。この考えをBenioffにぶつけたら、彼は即座に質問をGoogleに振った。
その点は彼らに電話して聞いてみるべきだろう。
どちらからも正直な答は得られそうもないとは思うが、エンタープライズ向けクラウド・コンピューティングに関してはGoogle自身、おおよそそういった線で考えていることは間違いない。先週、GoogleはSalesforceのAppExchangeと似たエンタープライズ向けアプリケーションのマーケットをローンチしている。最終的に生き残るウェブ・プラットフォームの数は多くないはずだ。GoogleとSalesforceが組めばエンタープライズ分野を制覇することが可能かもしれない。
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(翻訳:Namekawa, U)
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2008年 4月 24日 at 6:52 pm