2008年4月17日

AdRoll、ローンチ―ブログ広告ネットワークの生協モデルを目指す

Erick Schonfeld

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adroll-logo.pngブログ広告といえば、最大手のブログのためにはFederated Mediaがあるが、その他大勢のブログの場合、AdSense (と、その他の低額の広告ネットワーク)しかない。Jared Kopfは、その2つの中間にも選択肢が存在する余地があると考えた。彼のスタートアップ、AdRoll(われわれの以前の記事を参照)は、ニッチなテーマのブログ運営者が自発的に共同してグループを結成し、ブランド広告の出稿者を惹きつけるに十分なトラフィックを確保する仕組みを提供しようとういうもの。今日、AdRollはプライベートなベータテストを終了して一般公開された。Adrollは新しい経済的仕組みを参加ブロガーに紹介しようとしている。

AdRollに参加するブログは、広告料金について最低価格を設定することができる。いわばオークション・サイトeBayの最低落札額のようなものだ。広告主は、登録されているブログに入札し、AdRollの料金が、そのブログがAdSenseで獲得可能な料金を上回ると、AdRoll は、通常AdSense (でなければ、GlamやPubmatic、その他当該ブログが使用している広告ネットワーク)広告が掲載されている広告スペースの一つを入れ替える。しかしAdRollがブログに広告を配信するのは、そのブログがAdSenseから受け取る広告料を上回る(AdRollのコミッション30%を差し引いた後)場合だけである。また、ブログの登録終了期が近づけば、価格は安くなるので、明日の広告料の方が、翌月の広告料よりも安い。

adroll-community-pricing.pngしかし、AdRollの仕組みが興味深いのは、ブログが同じような傾向のブログ・グループ を結成する場合だ。そうしたブログ・グループには、たとえばサーフィンのブログ、車のブログ、スポーツのブログ、本のブログなどが考えられる。似たような購読者層を持つ6から12のブログが提携すれば、1ヶ月当たり50万から100万の同一テーマに関心のある読者を提供することができる。プライベート・ベータ期間中、約600のブログ発行者が140のグループを作った。ブログ・グループへの参加のモチベーションを高めるために、AdRollは、ブログ・グループからは20%しかコミッションを取らず、それだけブログの取り分が多くなっている。Kopfによれば、

より大きな広告収入を得られるようサイト同士を協力させるには、インセンティブをかきたてるような適切は収入配分の仕組みをデザインすることがカギだ。

これは、生協(Co-op)方式の経済学だ。小さなブログが一団となれば、単独での場合より高い広告料を稼げるというアイディアである。AdRollでブログが獲得する現行CPM(表示1000回当たり単価) はおよそ$1.50だ。(Federated Mediaに参加しているブログの$10プラスにははるかに及ばないが、AdSenseより良い)。

ブログ・グループは、だれでも作ることができる。ブログ・グループを作ったユーザーがそのグループのリーダーになり、グループの最低価格を設定することができる。リーダーはまた、自ら広告を持参してブロググループに参加するメンバーに対するコミッションの額を決定することもできる。こうすることで、ブロガー自身が自分たちのネットワークに掲載する広告を売ることができる。(Adrollの経済についてもっと詳しく知りたい場合はここを参照)。Kopf は、これらのインセンティブがブログ・グループのリーダーができるかぎり良質な購読者を集めるのに大いに役立つものと期待している。

これは典型的な「ロング・テール」方式のビジネスだ。ニッチなブログをひとまとめてして、それに適した広告を集めて売る。これを1万回繰り返せば大きなビジネスになるはず、というものだ。

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[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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