Web3.0はノイズを減らすもの - Twhirlじゃあだめなんだ
by Erick Schonfeld on 2008年4月18日

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完全に私の失敗だ。Mikeの言うことなど聞くべきではなかったのだ。今朝(米国時間4/17)私はTwhirlをインストールして、TwitterとFriendfeedとのそれなりの関係を続けていくことができなくなってしまった。この2つのサービスによってもたらされる終わりない情報フローをなんとかしようと思っていた。大事な情報だと認めてはいるものの、徐々に無視せざるを得なくなっていたからだ。しかし、今度はデスクトップが流れてくる情報に占拠され、止めることができなくなってしまった。

Twhirlは1つの問題を確かに解決した(TwitterとFriendfeedのウェブサイトに、アクセスし続けなくてはならないという問題は解決した)。しかし新たな問題が生じただけだった(膨大すぎる情報がデスクトップに散乱してしまった)。何かの設定をすればこんなにひどいことにはならないんだろう。しかしこの問題は、ウェブを取り巻く今日の問題点を浮き彫りにしてはいないだろうか。つまり注目せざるを得ない情報は多すぎる中、ノイズを減らすための方法は十分でない。21,000もの人をフォローして、1秒毎にtweetを受け取る、もっともはまっているTwitterユーザのひとりであるRobert Scobleだって、この問題に対処できなくなっている

問題はTwitterだけではない。Friendfeedなどのライフストリーム・アグリゲーターは、ウェブ上の知り合いの行動を、まとめて表示することで物事を単純化しようとしている。しかし毎日新たなライフストリーム・アグリゲーターが登場して、物事はますます馬鹿馬鹿しいものになってしまっている。TwhirlやAlerty Thingsは、これらのサービスをブラウザから解放して、常にデスクトップに表示されるようにした。

しかし電子メールやインスタントメッセージで流される情報についていけない人にとって、ウェブ(閲覧するウェブのほんの一部に対してでも)で流れる情報についていくのはもっと大変なことだ。Twhirlをデスクトップに設置すれば、新着メッセージの到来を告げる音が鳴り続けることになり、IMが一層うるさくなっただけだと感じるだろう(すぐに音を消してしまうに違いない)。

ウェブでのメッセージサービスを一カ所にまとめるだけでは問題は解決しないのだ。このことはThisNextのCEOであるGordon Gouldが今週初めに私に語ってくれたことを思い出させる。その内容とはWeb3.0はノイズの軽減をもたらすものになるだろうというものだ(Web3.0はセマンティック・ウェブだと言う人もいる。だけど両者が共存し得ないわけではない)。Gouldが正しければ良いと思う。私たちは今、本当に役に立つフィルタプログラムを必要としている。

こんなにたくさんの情報は必要じゃない。何が大事なのかを知りたいのだ。1000ものtweetやFriendFeedのメッセージにブログ記事、電子メールやIMなどから、本当に必要な5つのメッセージをより分ける時間はない。MikeやRobertのような人はなんとかやっていけるんだろう。でも彼らはかなり変わった人だし、もちろん彼らにだって限界がある。

素晴らしいフィルタプログラムを提供してくれるスタートアップはないものだろうか。いくつかの企業がこの分野でがんばっていることは知っている。しかし問題を見事に解決するものではないようだ。誰かやってくれる人は? 本当に助けを必要としてるんだ。私たちのみんながね。

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(翻訳:Maeda, H)

  • http://tscp.wordpress.com/2008/04/19/links-for-2008-04-19/ links for 2008-04-19 « tscpannex

    [...] TechCrunch Japanese アーカイブ » Web3.0はノイズを減らすもの - Twhirlじゃあだ… ようやく最近friendfeedというところ。ノイズを減らすというコンセプトは今後絶対必要だろうね。 (tags: Twhirl) [...]

  • maeda

    本家の記事にはたくさんコメントがついてますが、ちょっと見かけた「The noise in Web 2.0 is mainly a Tech Elite’s problem」(http://vanelsas.wordpress.com/2008/04/18/the-noise-in-web-20-is-mainly-a-tech-elites-problem/)ってのがちょっと面白かった。

    How many people do you know outside your tech community that want to have 25 desktop applications live, running Firefox alongside with 10 tabs open, twittering 100 times a day, reading and commenting articles on Friendfeed, writing a blog post about it, starting riots to get traffic going, AND still have a normal day job and a life after that?

    そうなんだよなあ。

  • http://exdesign.jp/wordpress/?p=124 EXDESIGN

    FriendFeedはGoogleに買収される?(中編)…

    前回はFriendFeedの根本的な部分が、Googleのミッションに包括されるものであるということに触れたが、今回はそんなFriendFeedで一体何ができるのかを今後の可能性も含めて見ていきたい。

    …..

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080610twhirl-supports-friendfeed-rooms-but-still-not-seesmic/ TechCrunch Japanese アーカイブ » TwhirlがFriendFeed Roomsをサポート。しかしSeesmicは・・・まだ

    [...] 今や私はErickの仲間だ。友だちが送ってくれたYouTubeのビデオがときどき受信トレイに届くのはうれしいけれど、Twitter やFriendFeedのようなパーソナルブロードキャストサービスはほとんど見ない。だって、単に騒音のもとだから(ビデオを取捨選択する時間もほとんどないし)。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080710a-filter-for-your-feeds-aiderss-turns-postrank-into-an-api-and-google-reader-extension/ TechCrunch Japanese アーカイブ » PostRankのランク付けAPIを一般デベロッパやGoogle Reader Extensionに提供

    [...] Webは今や、情報とコミュニケーションの洪水だから、みんなが溺れずに正しい方向へ泳げるためにはこんなツールがもっと普及すべきだ。たとえばGoogle Readerの外付けエクステンション〔拡張機能〕は、投稿やフィードを[すべて][良い][優秀][最良]の4ランクに分類できる。また分類の対象を、[すべてのフィード][特定のフォルダ][各種コレクション]の3段階のどれかにセッティングできる。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081109tag-the-world%e2%80%94one-tweet-yelp-and-flickr-at-a-time/ 世界にタグを付ける。Twitter、Yelp、Flickrでひとつずつ

    [...] 位置情報付きのコミュニケーションは、益々普及してきており、これは始まりにすぎない。私は、ライフストリーミングサービスがわれわれの生活のノイズを増やしていることに対して、苦言を呈している。この種のサービスが好きで使っている個々の人たちにとっては問題であり続けるだろうが(「バス停にいるって?そりゃよかった。どんどんつぶやきを送ってくればいいさ」)、これを集約したレベルでは、あの無用と思われたたわごとが、利用価値のあるメタデータに生まれ変わる可能性がある。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20091003its-time-to-hide-the-noise/ そろそろ「ノイズ」に、真剣に対処すべき時がやってきた

    [...] retweetされたこのスクリーンショットを見て、もうひとつ別のスクリーンショットを思い出した(下に掲載。クリックで拡大します)。以前TwhirlというTwitterクライアントの画面をキャプチャしたものだ。Seesmicは、現行版を開発する前に、このTwhirlを買収している。約1年半ほど前、Twhirlをインストールしてみると、ポップアップメッセージが大量に表示されてデスクトップが乗っ取られてしまった件を記事に書いた。その記事で次のように書いている。 しかしこの問題は、ウェブを取り巻く今日の問題点を浮き彫りにしてはいないだろうか。つまり注目せざるを得ない情報は多すぎる中、ノイズを減らすための方法は十分でない。 [...]