Mollomは新しいブログ用スパム防止ツールだ。現在この分野のリーダーはAutomatticの「Akismet」だが、Mollomuはひょっとすると短期間で強力なライバルになるかもしれない。
ベルギーに本拠を置くMollomは、今年に入ってDrupalプロジェクトのファウンダー兼リーダーのDries Buytaertと Ghent大学のポストドク研究生でマシン・ラーニングの専門家Benjamin Schrauwenの2人によって創立された。Mollomは自動的にコメント・スパムをブロックする。コンテンツ分析とCAPTCHAによる認証用質問を組み合わせたフィルタで本物の人間とスパムやロボットが作った不正なユーザー・アカウントを判別し、自動的にコメント・スパムをブロックする。
新しい投稿をMollomの高度なテキスト分析フィルターで解析しても、それが本物の人間かスパムかがはっきりしなかったときはCAPTCHA質問・回答システムの出番となる。「質問-回答」方式のプロセスは人間を過ってブロックすることはない。それでも望ましくないメッセージがウェブサイトに入り込んでくる場合、ユーザーはそれをMollomに通報しておけばよい。Mollomuは自分の誤りから学んで次第に精度を高めていく。
Mollomが発表した統計(ここに非常に詳しい数値が公表されている)によると、このサービスは99.94%の精度、すなわち1万件のコメントについてについてわずか6件の誤りしか犯さないという。しかしこのシステムの特長の一つは実際に運用しながら、経験から学んでいく能力だ。開発チームはこの数字を将来さらに向上させようと狙っている。
ビジネスモデルはおおむねAkismetと同様だ(ただしMollomはベータテスト中)。Mollomのベーシック・サービスは無料だが、商業サイト、多量のトラフィックのあるサイト向けに高機能で信頼性、パフォーマンスとも優れた有料版が用意されている。またMollomではハイエンド・ユーザーのためには専用サーバーを提供するオプションも考えている。現在MollomのユーザーにはSony BMG、Adobe、FastCompanyなどの企業がいる。
Buytaertは私にMollomはAkismetのような既存のライバルと同様の機能を提供しているものの、最終的な目標は単なるスパム防止フィルター以上のものであると語った。
われわれの目標はサイトの内容の質を高める手助けをすることだ。たとえば、MollomのCAPTCHA サービスは現在でもすでに〔ロボットを使って〕不正に取得されたユーザー・アカウントを発見するのに役立っている。現在われわれは猥褻、暴力的、あるいは下品・不快な内容を自動的に発見するなど、コンテンツに関するさまざまなフィルタ・アプリケーションをテストしている。
このサービスはすでにDrupalコミュニティーで評判になり、好意的な評価を得ている。統計数字はたいしたものだ。現在はWordPress版はサポートされていないが、Mollomの開発チームは「われわれがWordPress版を書いてくれる開発者を探していることを記事の中で書いてほしい」と頼んできた。読者で興味がある向きはこちらに連絡されたい。
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(翻訳:Namekawa, U)




