ペイドクリック試算に基づくcomScoreのGoogle収益予想が外れたのはなぜ?
Erick Schonfeld
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先週行われたGoogleの収益報告後、Googleの株価は跳ね上がり、comScoreは一時的に打撃を受けている。多くのアナリストや評論家は、comScoreによる、ペイドクリック型広告の伸び悩みによりGoogleの全体的な収益の伸びも鈍化するとの評価を信頼していた。しかしGoogleは対前年比42%、前期比でも7%の収益増を報告した。comScoreは、当該時期の米国内におけるペイドクリックの伸びは1.8%としていた。
Googleは収益の多くを検索広告から得ており、ペイドクリックの伸び悩みが、全体の収益低下に繋がると考えるのは当然のことだ。但し、我々が2月に触れたように、これまでもComScoreの米国におけるペイドクリックの評価と、Googleの実際の四半期実績には開きがあることもあった。今回も同じことだ。収益報告の中で、CFOのGeorge Reyesはペイドクリックについては直接言及して次のように語った:
総体としてのペイドクリックの成長を見てみよう。総体というのは、Googleの資産に関する広告クリックと、パートナーサイトの広告に対するクリックを併せたものだ。総ペイドクリック数は2007年の第1四半期で約20%、第4四半期では約4%成長している。
どこでこんな差が出てしまったのだろうか? comScore自らが指摘するように、多くのアナリストがcomScoreのデータを使った分析を行ったが、その方法が正しくなかったということだ。上の表に示しているように、comScoreは米国における検索広告のペイドクリックについて評価したのみで、Googleの全体的クリック数の15から30%の集計を超えるものではない。comScoreの評価は全体的なペイドクリックを評価するものではないのだ(少なくとも今のところは)。Googleの前四半期における総収益の51%が国際マーケットから来ていることもあり、米国内だけを調査しても話半分ということになるわけだ。また、comScoreの集計には、他のサイトに表示されるAdSenseのクリック数や、AOLやAsk(双方ともにpowered by Googleサイトだ)での検索広告すら含まれていない。また、Googleの他事業であるYouTubeやGmailでの広告クリックも集計していないのだ。
つまりcomScoreの集計は、Google検索単体での広告状況がどうなっているかを示すもので、それ以上のことを引き出してはならないものだったのだ。comScoreは自社の行った評価と、Googleが報告した数字とを比較するより良い計算式がないかを確認しているところだ。comScoreの集計に、AOLとAskのものを加えればペイドクリックの成長率は1.8%から5.4%になる。そしてクリックあたりにかかる費用が18%増加したという計算を排除すればGoogleの今期米国での実質クリック成長率は10%程度になるのではないかとcomScoreは推論している。この計算で差は大きく縮まるが、しかしまだ完璧ではない。
ここで得た教訓は、ひとつの観点からするデータに基づいて、Googleの収益を予測することはできないということだ。
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(翻訳:Maeda, H)
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