マイクロソフトが3月四半期決算を発表した。予想どおり、CFO Chris LiddellはYahoo買収提案金額引上げについての同社のスタンスを変えなかった。LiddellはYahooの買収提案について電話会見で以下のように語った(興味ある部分は私が太字にした)。会見の模様はここで聞くことができる(協力:EarningsCast)。
Yahooと組むかどうかとは別に、Miscrosoftはオンライン広告市場にフォーカスしています。この市場は2010年には$80B(800億ドル)へと倍増すると予想しています。Yahooによって私たちの取り組みが加速されるのはたしかですが、当社には以前から次の3つの柱からなる戦略がありました。検索分野の革新を促進すること、広告主とパブリッシャーの価値を高めること、そしてMSNとWindows Liveにさらに多くのユーザーを集めることです。
私たちには、非常に優れた技術チームと、広告主とパブリッシャーのための多岐にわたるツールが揃っており、情報コンテンツやコミュニケーション、ソーシャルネットワーキングにも重要な資産があります。そして私たちは、有機的な投資や提携そしてaQuantiveやRaptなどの買収を通じて、オンライン広告の分野での戦いに全力を投じています。
Yahooに関して私たちは、提案した金額でもわかるとおり、契約を意味あるものにするためにはスピードが最重要であることを明確に打ち出しています。残念なことに今の交渉はスピードとはかけ離れたもので、そのことは非現実的とも思える価値への期待に表われています。私たちの最初の提案はきわめて惜しみのないもので、Yahooの中核ビジネスに対して100%以上のプレミアムをつけています。価値に対する私たちの見方は、長期的価値に基づくもので、今後も秩序あるアプローチを続けるつもりです。
Microsoftには払える財力があるから価格を上げるべきだという主張を私は好みません。私たちの提案がYahooの価値を明らかに下回っているという具体的な証拠を未だ見たことがありません。むしろその逆はあります。Yahooの検索におけるシェアは減少を続けていて、収益の対前年比も下降を続けています。Yahooが4/22に発表した業績は、前回1/29に行われた収支会見で出されていた予測どおりでしたが、あの予測の後Yahooの株価は$19.05で引け、企業価値は著しく下落したというのがウォールストリートのアナリストたちの共通見解でした。
最近Yahoo役員会に宛てた書簡に趣旨を示したとおり、今週中にYahoo側に合意に向けての動きがない場合は、選択肢を再考することになります。来週必要に応じて最新の状況をお知らせするつもりです。選択肢の中には、Yahoo株主のみなさんに提案を持っていくことや、提案を取り下げて、別の可能性に注力することも含まれます。有機的なものもそうでないものも。質疑応答でも今申しあげたこと以上はお話できません。
Microsoftの四半期はといえば、売上は$14.5B(145億ドル)で横ばい、営業利益が33%減の$4.4B(44億ドル)だった。営業利益の減少は主として、昨年同時期に認識したWindows Vistaリリース関連の$1.7B(17億ドル)の繰延収益による。1株当たりの利益は$0.47で2セントほど予想平均を上回ったが、前年の$0.51は下回っている。
事業部門ごとの注目点をいくつか挙げておく。
— クライアント売上(Windows)は24%減の$4B(40億ドル)だったが、営業利益$3B(30億ドル)をもたらした。
— サーバー売上は16%増の$3.3B(33億ドル)で営業利益は$1B(10億ドル)
— Microsoft Businessの売上は$4.7B(47億ドル)で安定し、営業利益は僅かに減少して$3.1B(31億ドル)。
— エンターテイメント&デバイス(Xbox、Zune等)は68%増で$1.6B(16億ドル)を売上げ、かろうじて$89M(8900万ドル)の営業利益をあげた。
— オンラインサービス売上は40%増の$843M(8億4300万ドル)だったが、大きく$228M(2億2800万ドル)の営業損失を出した。
以下が発表のスライド。
【日本語版編集部より】収支報告のスライドショーは本家TechCrunchサイトにてご覧ください。
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(翻訳:Nob Takahashi)

