雑然としているとみるか、ぴかぴか光っているとみるか、一ヶ月間楽しみに待っていたFlashベースのウェブ/ウィジェット制作ツールであるWixの評価は2通りあるかもしれない。機能は盛りだくさんで、デザインもしっかりしてる。ただ、残念なことにまだプライベートベータの段階。
WixはWeebly、Synthasite、およびGoogle Pagesなど、数多くのブラウザ上ので動作するウェブサイト制作ツールに仲間入りした。ただWixはSproutを思わせる。Sproutはウィジェット作成ツールだがウェブサイトを制作することもでき、Wix、Sproutともにデザイン心をくすぐるFlashインタフェースが盛りだくさんだ。
この両者は、特定のウェブサイトとして独立したコンテンツと、ブログ、ソーシャル・ネットワークその他の中で配信されるコンテンツの2つの区別をあいまいなものにしている。両者ともに、どちらのコンテンツ制作にも利用できるものとして位置づけているからで、制作物をそれぞれ「sprout」や「wix」と呼んでいる。
Sproutは主にメディアコンテンツ頒布のためのツールと位置づけられており、Wixはオンラインでの自己表現を行いたいと考えている若い世代(MySpacerと呼んでも良いかもしれない)に訴求するものとなっている。Wixのテンプレートにはなかなか良いビジネステーマも用意されているが、ほとんどは趣味のためのもので「ストリートアート」、「エモ(emotional)」、「プレイグラウンド」、および「セクシー」などのカテゴリに分類されている。
ウェブサイト(あるいは、必要に応じてウィジェット)のテーマを選択すると、制作に利用する半端じゃない量のツールを搭載するWix Editorがポップアップする。ここでシェイプ、クリップアート、写真、ビデオ、音楽やアニメーションなどを加えていくことができる。また、ユーザ・アクションに呼応する色の調整や視覚効果の設定も行うことができる。文書やタイトルの設定もここで行う。写真については自分でアップロードすることもできるし、Flickrなどロイヤリティー・フリーのサイトから引っ張ってくることもできる。ビデオはYouTubeのものを組み込むことができる。また、いろいろなスキンが用意された音楽プレイヤーで利用するための、無料音楽クリップ集もある。
Wixの制作物(wix)は、相互にリンクして複数ページとして利用することもできる。ページ上に配置したオブジェクトをクリックすると、回転、リサイズ、位置のオプションが表示されて編集できるようになっている。Mac OSのようにスクリーン下部に表示されるドックにも効果、ビヘイビア、アニメーション等々の設定をするアイコンが置かれている。使えば使うほどWixの機能の多さとカスタマイズオプションの膨大さを認識することになる。
wix制作中には、プレビューボタンでプレビューを表示させることができる。仕上がりに満足すれば、wix.comドメインにホスティングされるウェブサイトで公開することもできるし、ウィジェットとして組み込んだり、友達にメールで送ることもできる。
多くの人がFlashに抱いている不満に、検索エンジンによるインデックス化が行われないというものがある。Wixはこの問題に対応するため、エディタは完全にFlashでできているにも関わらず、HTMLとFlashのハイブリッドのコンテンツを生成するようになっている。これはウィジェット制作者には関係しない話だろうが、ビジネスサイトなどを作る人にとっては大きなメリットになる。
更新:Wixはリーダーに対するプライベートベータ招待を数百人分発行してくれた。info@wix.comにリクエストを送ってみると良い。
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(翻訳:Maeda, H)




