Xobni、マイクロソフトの買収交渉を打ち切る
by Erick Schonfeld on 2008年5月1日

xobni_logo.png過去数週間にわたってMicrosoftと買収交渉を重ね、同意書にも署名していたEメールスタートアップのXobniが、契約交渉を打ち切ったことを、本件に近い筋が伝えた。この買収はMicrosoftにとっては自然なもので、設立後2年のこのスタートアップに対して$20M(2000万ドル)程度の額を提示していた(同社はこれまでにKhosla Ventures、Atomico、First Round Capital、Ron Conway、Y Combinatorらのベンチャーキャピタルから$5M(500万ドル)に足りない額を調達している)。

しかし、交渉が核心に近づくにつれ、XobniはMicrosoftというマシンの中に入ってからの運命が、心地よいものではないと感じるようになった。彼らが恐れたのは、XobniがOutlookの単なる一機能にされてしまうことだった。Microsoftはチーム全員をRedmondに移す意向だったが、チームや製品の今後については答えをはぐらかしていた。結局のところ、肌が合わなかったということだろう。

Xobniが提供するOutlook用のプラグインは、サイドバーに便利な統計情報を表示したり、連絡先同志の繋がりがわかるようにして、Outlookを便利で使いやすくするものだ。この会社が、Oultookの一機能になるよりもっと大きな願望を持っていることは、Yahoo Mailとの内部統合からも伺える。このサービスは現在プライベートベータ中で、登録ユーザーは5万人に達しようとしている。

Xobniが交渉を打ち切ったのは正気の沙汰ではないのか、それとも長期的にみて賢い行動なのか、みんなの意見は?

Xobniは$20M(2000万ドル)でMicrosoftに身売りすべきだったか
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(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080507xobni-acquires-ip-from-failed-web-10-startup-firedrop/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Xobniが倒産したWeb 1.0企業「FireDrop」の知的所有権を買収

    [...] 昨日倒産したスタートアップの知的所有権(IP)の運命について書いたところ面白い話を耳にした。最近マイクロソフトからの$20M(2000万ドル)の買収提案を蹴ったメール関連のスタートアップ「Xobni」では、Zapletsという2000年に立ち上がった昔の製品の主要関連特許を買収したようなのだ。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090105xobni-closes-7-million-b-round-led-by-cisco/ 企業向けメールサービスのXobni、Cisco等から$7Mを調達

    [...] 高機能メールサービスのスタートアップ、Xobniは、Cisco Systemsがリードし、既存の投資家、Khosla Ventures、First Round Capital、Baseline Ventures、Atomicoが参加したラウンドBで$7M(700万ドル)の資金を調達した。既存投資家4社のうち、3社は今回の投資に伴って株式の持ち分を増やした。しかし、Ciscoがこのラウンドをリードしたことは、エンタープライズ向けメールサービスがXobniにとって最も重要である(収益化の可能性がそこにある)ことを意味する。Xobniは今回のラウンドの前に$4M(400万ドル)強を調達している。前回のラウンドは2007年3月だった。同社のメール・プラグインは150万回以上ダウンロードされている。Microsoftは昨年、Xobniと買収のための交渉を行ったが、実際には何も起らなかった。Ciscoのエンタープライズ向けメールサービスへの関心は昨年8月に$215M(2億1500万ドル)でPostPathを買収するなど大きく高まっている。 その後、PostPathはWebEx事業に統合された。そこで、XobniにもCiscoのサービスへの何らかの統合の可能性があるかもしれない。(われわれの前回のXobniに関する記事参照)。 [...]