「Lycos Cinema」はHuluよりソーシャル―惜しいことにコンテンツに乏しい
Mark Hendrickson
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Lycos は印象としてはYouTubeやHuluなどのビデオサイトの仲間に入りそうなブランドとはおよそ思えない。Lycosというのは検索エンジンとしてスタートした後、90年代末に、インターネットのポータルとして国際的な大手に成長したが、ドットコム・バブルの破裂で手痛い目にあった老舗だ。 TechCrunchがスタートしてからの3年で2、3回しか取り上げるチャンスがなかった。
しかし韓国系のこの会社は既存のLycos Cinemaに多数の新機能を追加することによって、思いがけずオンラインでのテレビ番組と映画の視聴のソーシャル化の分野に参入してきた。
Lycos Cinema自体は約1年前にローンチしているが、同時ストリーミング・テクノロジーによって、訪問者は古いコンテンツを友達といっしょに見ることができる。テレビや映画の楽しみの大きな部分は友達や家族とわいわい言いながら見るところにある。そういった他者との親密な視聴体験の共有をオンラインでも再現しようというアイディアだ。
新しいバージョンのLycos Cinemaはこのソーシャルな共時的視聴体験をより深めようという狙いだ。 LycosはXMPPチャット・クライアントを開発、ユーザーはオンラインでビデオを見ながらそれについて語りあうことができる。またユーザー・インタフェースもリニューアルされた。メンバー・プロフィール 個人別のカレンダー、番組視聴リスト、最近購入した映画のリストなどの情報が表示され、友達のメディア利用の好みがよくわかるようになった。このサイトでは、いっしょに映画を見たい友達をRSVP〔出欠の返事〕つきメッセージを送って上映に招待することができるあたり、多少Eviteを思わせるところがある。 現在視聴中の映画や番組についてもURLを送るだけで随時招待することができる。
Lycos Cinemaのコンテンツの大部分は広告ベースが入っており無料で視聴できる。同時に大部分は(iTunesやAmazon Unbox方式で)レンタルもできる。価格体系はおおむね平均的で、新作は$4だ。レンタル期間は視聴開始後24時間、ただしレンタル開始後30日以内に視聴を開始すること。ソーシャル・サービスらしく、ユーザーは友達、あるいは広く他のユーザーを「招待」していっしょに見ることができる。招待は5人まで$6、10人まで$8。
Lycosのソーシャル化に向けての努力は立派なものだが、ひとつ大きな問題がある。ハリウッドの大手スタジオのどこともまだ契約できていないのだ。Huluやその提携サイトですでに提供されているような新作はどれひとつとしてLycosでは見ることができない。Lycosでは近く新しいバージョンで新作を提供できるよう大手スタジオと話し合っている最中だとしているが、それが実現するまでこのサイトの訪問者はユーモアビデオのNationalLampoonやその他マイナーなインディーのコンテンツで我慢するしかない。
もちろんこのビデオサイトには、大規模なLycos傘下のネットワークの一員であるというメリットはある。たとえばLycos CinemaのコンテンツはLycos検索エンジンで検索された場合にトップに表示されるなどだ。その他アメリカだけでユニーク訪問者が2千万といわれるLycosのユーザーベースに対してさまざまな方法でプロモート可能なのは間違いない。
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(翻訳:Namekawa, U)
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