2008年5月5日

ヤフーのファウンダー、Jerry Yang、「コップに水がまだ半分入っている」と主張

Michael Arrington

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日曜日に起きた、というより正確に言えば、起きなかった、最大のニュースは、YahooとGoogleの検索に関する提携が発表されなかったことだ。つまりYahooには明日の朝から始まるマーケットによるYahooバッシングを防ぐ材料が何もないということになる。

今日(米国時間5/4)、YahooのファウンダーでCEOのJerry Yangは「Yodel Anecdotal」に昨日のMicrosoftの買収提案取り下げに対する短い回答を補足するブログ記事を発表している。その記事では元気よく明るい調子で、最近Yahooが行った多数のの新サービスの発表(Buzz、OneSearch 2.0、音声入力による携帯からの検索、Flickrのビデオ・サポート、Shineなど)や、近くリリースされるサービスのプレビュー(AMP!、 SearchMonkey)、それにMaven Networksの買収などが列挙されている。

Jerry YangはまたMicrosoft側の主張する交渉の時系列の説明は「ナンセンスで誤解を招くもの」であり、Yahooの役員会は 「任務をこの上な真剣に遂行している」と主張している。この点に関しては、株主訴訟の嵐が起きてから、弁護士たちが詳しく調べることになるなるだろう。

Yangは「Yahooは〔この件は過去のこととして〕前進し、業界のリーダーシップを獲得してYahooの株主価値を高めることにすべてのエネルギーをそそぐ」とも言っている。どうやらYahooの「Yahoo Open Strategy」が事態を救うと期待しているようだ。もちろんその可能性はある。しかし市場では多くの関係者が「PanamaがYahooを劇的に変えてGoogleと効果的に競争できるようにする」という約束を覚えている―けっきょくそういうことは何ひとつ起きなかった

株主価値をもっとも高めるチャンスは2月の時点でMicrosoftの買収提案を受けいることだったはず、というのが大方の(そして私自身の)意見だ。つまり金のかかる従業員離職対策やレイオフの実施の前、幹部社員の逃亡が起きる前に、ということだ。

Yangの記事で間違いなく事実なのはここしばらくわれわれには注目が集まるだろうという点だ。これは実際そうなるだろう。すべての目がYahooに注がれている。Yahooが独立を保ちつづけるには、私はそうなってほしいと願うものだが、Microsoftの申し出を拒絶したことがユーザーと株主の利益にとって正しい決断だったことを実証するような業務運営をしていくことが必要になる。

明日の朝、市場が開いたとき、株主がYahooはMicrosoftの試練の後「より強力な、より焦点が絞られた、目的意識のより明確な企業として生まれ変わった」というYangの意見に賛成するのか、それとも、後に残ったのはショックを受けて右往左往する従業員の群れを抱えた以前のYahooの残骸だと見るか、われわれは注目していきたい。

Yahooのコップにはなるほど「水が半分入っている」かもしれない。しかし市場は明日の朝にはYahooのコップがMicrosoftのキャッシュで溢れかえっていることを期待していたのだ。「水が半分」のコップでは「株価も半分」ということになっても不思議はない。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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